第2話 グランダール50 ⑤
☆
浅草流剣術。
初代・浅草総司朗が生み出したそれは、世界初の魔法と剣術を組み合わせた戦闘方式だ。浅草総司朗は、魔力の伝達をスムーズにするMCに武器の性能を持たせることで、武器一体型のMCを考案した人物でもある。
浅草流剣術は、基本五大属性である『火』『風』『雷』『土』『水』と、特殊二大属性である『光』『闇』の計7つ全てに奥義を持ち、それを使いこなせて初めて免許皆伝を得られるという無茶振りもいいトコの流派だ。普通なら、全ての属性を発現できた上で、更に各属性を流派の奥義が発現できるまで極められる人物なんているわけがない。特に特殊二大属性なんて、努力すればどうにかなる属性ではないからだ。
だからこそ、二代目からは既に浅草とは血の繋がりの無い、まったく別の人物が継いだという。
そして。
俺は浅草唯と名乗る女剣士から放たれた浅草流奥義のひとつ、『風車』を“不可視の装甲”で弾き返しながら、思う。
浅草の次期後継者は、蔵屋敷先輩だと聞いている。
つまり。
「……硬いですね。ならば」
この女剣士は、正当な血筋の後継者でありながら、その席に着けなかったということ。
「浅草流・風の型二式」
やや大袈裟な動作で。
刀を自らの身体の後ろで構えた女剣士に、違和感。
……二式?
「『風車斬斬』」
「お?」
凄まじい衝撃が、俺の“不可視の装甲”へと殺到した。一発ではない。風の斬撃が幾度も俺を斬らんとばかりに押し寄せてくる。
「これは凄いな」
選抜試験で片桐が見せてきた奥義の上には、こんなものがあったのか。
だから二式か。素直に感心した。浅草流の奥義は、あの程度のものではなかったらしい。
だが。
「届かねーな。まだ」
両手を広げて告げてやる。
片桐が使っていた『風車』が連射可能だったことには驚いたが、それだけだ。俺の“不可視の装甲”を破るところまでは至らない。
「……なるほど。攻撃を拡散させたところで脅威にはなりませんか。確かに、あの大人数を相手にその不可思議な魔法は貴方を護り切ったわけですから、試すまでもなかったのかもしれませんね」
女剣士に焦りの色は無い。まだ手はあるってことか。
そこまで考えた時だった。
俺のこめかみ付近に、銃口。
「悪いが介入するぞ。学生」
「お好きに。そもそも順番待ちのような制度もありませんしね」
2人のやりとりが終わった瞬間に、銃声が鳴り響いた。
★
『来たー!! 二丁拳銃の使い手!! ベルリアン・クローズ!! メイカー選手の不意を突いた超至近距離からの一撃だああああぁぁぁぁ……あ?』
マリオの力強い実況が、徐々に弱々しくなっていく。
最終的に語尾が上がり、疑問形のような形となってしまった理由とは。
☆
「なにっ!?」
突如襲ってきた一撃は、俺の“不可視の装甲”によって霧散した。
「その程度の貫通力で、俺をどうにかできるとでも思ったか?」
二丁の魔法銃を持つ男へと人差し指を向けながら問う。
そして。
「“不可視の光線”」
「『烈波水衝』!!」
俺の人差し指へと収束されて解放された魔力は、女剣士の介入によって軌道を変えた。具体的にどのような攻撃かは認識できていなかったはずだが、そこは俺の手首を狙うことでうまく対応したようだ。“不可視の装甲”のおかげで俺自身にダメージは無い。ただ、衝撃によって人差し指の向いた位置がズレる。
結果として。
男の肩を掠めるはずだった光線は、その的を大きく外し斜め上空へと射出され、観客席を護る障壁に突き刺さった。
『なっ!? なんだ急に障壁が爆発したぞーっ!?』
『貫通は……、してないみたいだね~』
『あ、みなさん!! 落ち着いて落ち着いて!! 何度も言いますが、この障壁は魔法世界に満ちている高濃度の魔力を吸い上げて展開されてますから!! 壊れませんから!!』
『まったくヒヤヒヤさせられるねぇ。魔法発現のプロセスが読み取れないせいで、メイカー選手の放つ魔法はいつも不意打ちで結果が出る』
外野が騒ぎ出したが無視。
二丁拳銃の男が距離を取ったのを確認してから、女剣士へと視線を向ける。
「なぜ守った」
「そんなつもりはありませんでした。私はただ、標的である貴方を狙っただけです」
「そうかい」
優しいねぇ。
「なら、お前から潰すとしよう」
女剣士へと手をかかげる。
師匠が使っていたこれは、言うなれば低火力の“不可視の弾丸”を拡散させたもの。
青藍の選抜試験にて、片桐は知覚できない“不可視の弾丸”を、浅草流・火の型『陽炎』を用いて防いでいた。浅草流に通ずるこの女剣士なら、恐らく扱えるだろう。
ただし、今回は一発じゃない。相手の魔力に反応して自動で迎撃するようプログラミングされている『陽炎』は、複数の攻撃に対して弱いはずだ。
「“弾丸の雨”」
瞬時に生成・圧縮・放出までがこなされた俺の魔力が、女剣士の周囲へと散らばる。俺との距離を詰めようとしていた女剣士の動きが鈍った。魔法は知覚できずとも、違和感を感じ取ったか。
だが、ただ違和感を感じ取っただけでは防げないぞ。
「浅草流・火の型二式」
む。
「『結結陽炎』!!」
それは、流れるような所作で。
炎揺らめくその刀は、目にも留まらぬ速度で。
必要最低限の動きで以って、俺の“弾丸の雨”、その全てを叩き落とした。
「やるな!!」
想像以上――――だっ!?
女剣士の技量を称賛していたところで、自らの身体が横っ飛びに吹っ飛ぶ。
衝撃は受けたもののダメージは無い。先ほど女剣士が放ってきた『烈波水衝』を食らった時と同じく、“不可視の装甲”は貫通されなかったが、その威力までは殺し切れなかったということだろう。
ただ、攻撃されるまでまったく気付かなかった。女剣士の攻撃ではない。女剣士は浅草の奥義を“弾丸の雨”の迎撃に回しているタイミングだ。
空中で勢いを殺してから着地する。
攻撃してきた奴は別にいた。
『さあさあさあ!! ここでどんどん強敵が動き出すぞ!! 2人組のパーティその名も「風神雷神」!! その2人がまさか同じ予選グループに入ろうとは!! まず先手を取ったのは“雷神”メロス・ヒサミだーっ!!』
雷属性の物質強化が掛かった槍を持つ、同じく雷属性の身体強化魔法を腕と脚に纏った男。かなり脚力を上げてきてるな。
「――フェルリーラ・フューズ・ファングルム」
げ。
雷属性で身を固める男の後ろ。そこで詠唱をしている男が目に入った。
まずいっ!! あの呪文詠唱はっ!?
「『疾風の槍』!!」
回避できたのは奇跡に近かった。
俺の目と鼻の先を、貫通性能が付与された風属性RankAに位置する『疾風の槍』が奔り抜けていく。遥か後方の観客席を護る障壁が、またもや悲鳴を上げていた。
くそ。
あんな威力の魔法球で貫かれたら、“不可視の装甲”でも防ぎきれないぞ。
『か、回避っ!? 間一髪か!? “風神”キュロット・ヒサミの強烈な一撃を!! メイカー選手が回避したぞーっ!?』
『流石に貫通性能が付加されたRankAの魔法は防ぎきれないということなのかな?』
実況解説のコメントに観客席が色めき立つ。それを思考の外で聞き流しながら、俺は内心で舌打ちした。
この“不可視の装甲”には欠点がある。
それは、この技法はあくまで“不可視の弾丸”を応用して自らの身体に障壁を展開しているだけであり、決して身体が強化されているわけではない、という点だ。
素早く移動できるわけでもなければ、増した力で敵を迎撃できるわけでもない。
障壁を剥がされれば、ただの生身なのだ。つまり、“不可視の装甲”を突破された時点でチェックメイトということになる。
そして、身体能力を向上させる能力を持つ身体強化魔法や全身強化魔法は、“不可視の装甲”との併用に適さない。厳密に言えば併用はできるが、してしまうと“不可視の装甲”の正体がバレてしまう恐れがある。
この“不可視の装甲”は、自らの身体から数センチほど離れた箇所に、“不可視の弾丸”を応用した技法で薄い膜を張る。対して身体強化魔法は、自らの身体そのものから魔力を発することになる。
すると、どういうことになるか。
たとえば、火属性の身体強化魔法を発現したとする。そうすると、身体からは火が揺らめくことになるのだが、その火が“不可視の装甲”の膜の中に閉じ込められるという現象が起こるわけだ。
せっかく正体不明の魔法ということで活躍している“不可視の装甲”の正体が、これで発覚するのは避けたい。
『さあ!! ついに防御へと回らざるを得なくなったメイカー選手に、他の選手が追い打ちを掛けるかー!?』
決戦フィールドに残るは、俺を除き7人。
“浅草流”女剣士。
“二丁拳銃”ベルリアン。
おそらく前衛型、雷属性の身体強化と物質強化魔法を操る“雷神”。
おそらく後衛型、風属性の魔法を操る“風神”。
そして、未だ介入してこない3人。
防御一辺倒に回るのはよろしくない。
流れを断ち切る必要がある。
「覚悟っ!!」
現時点で、俺自身の身体に強化魔法は発現されていない。移動能力はあくまで並み。それ故に、瞬く間に距離を詰めていた女剣士が、俺の背後で刀を振り被る。
「ご安心を!! 峰打ちです!!」
「人の心配より自分の心配をしろ!!」
楽な戦闘パターンはここで終わりだ。“不可視の装甲”を切る。
「――“解放”」
俺の周囲で展開されていた“不可視の装甲”に割かれていた魔力。それを周囲へと一気に爆散させた。
「っ!? 『大地』!!」
その反応速度は、手放しで称賛せざるを得ない。
即座に異変に気付いていた女剣士は、俺の身体から魔力が解放されるよりも早く後退し、浅草流・土の型『大地』を発現させた。自らの身体を硬質化させた女剣士は、後方へと吹き飛ばされながらもうまく衝撃を受け流せたようだ。
俺を中心として、半径10mほどのクレーターが出来上がる。
巻き込めれば儲けものと考えていたが、俺の隙を突こうとしていた1人がうまく喰らってくれたようだ。
『い、いきなりメイカー選手を中心として爆発した!? いや、何も見えなかったわけですが!! あーっと!! エルトクリア魔法学習院から参戦した学生は無事!! しかし1人、見えない爆発に巻き込まれた選手がいるようだー!?』
脱落した1人を除き、各々後退して俺から距離をとっている。この隙を逃すわけにはいかない。
『むっ!? メイカー選手が魔法を発現したね。あれは全身強化魔法、それも攻撃特化の火属性だ』
『本当です!! あれは間違いなく「業火の型」ですね!! 攻撃特化の火属性!! だからこそ、自らの身体に纏うのは基本五大属性中もっとも難しいと言われていますが!!』
『それにしても、今、無詠唱だった気が……。聞こえなかっただけかな』
直後に立ち昇る炎を見て、実況解説が騒いでいる。
しかし、決戦フィールド上では、その間にも状況は進行していた。
傍観していた残り2人のうちの片方が、俺の“解放”から逃れるために後退した“二丁拳銃”ベルリアンを背後から襲ったのだ。しかし、それに気付いたベルリアンが後ろ手に魔法銃を撃ち、確実に迎撃を成功させる。
「やるな」
気配だけで位置を感じ取り、命中させたか。ベルリアンへと奇襲を仕掛けた輩は、逆に不意を突かれたらしく一発でノックアウトさせられていた。その後方では、先ほど俺へRankA『疾風の槍』を放ってきた“風神”が、風魔法の連射で傍観していた最後の1人を屠っている。
これで残りは5人。
「『雷神槍』ォォォォ!!」
豪快に技名(ただ雷属性の物質強化を槍に発現しているだけであり、そんな格好良い名前を持った魔法ではない)を叫びながら突き出される槍を躱す。
「ふはははははっ!! 余所見をしている暇があるのかT・メイカー!! お前の周りは敵だらけだぞ!!」
「そうか。忠告ありがとよ!!」
俺の回し蹴りは、“雷神”の肘によって防がれた。火属性の全身強化魔法を発現しているものの、向こうも雷属性の身体強化魔法を発現している。若干のダメージは与えられただろうが、致命傷には成り得ないか。
「この程度か!? T・メイカー!!」
やや大振りに振るわれた槍を回避するために距離を空ける。
その背後を狙われた。
「はぁぁぁぁぁ!!」
再び距離を詰めていた女剣士の刃が光る。
「手出し無用だ、女!! クラウ・『迅雷の弾丸』!!」
「うっ!?」
省略詠唱によって発現された、RankBの雷属性の魔法球は、俺の耳元を奔り抜けて女剣士へと直撃した。
いや。
「躱したのか!! やるじゃねーか!!」
「『烈波水衝』!!」
賛辞を贈る“雷神”を無視し、今度は女剣士が浅草の奥義を発現する。これも俺を標的にしたものではなかったので、打ち消すことなくやり過ごす。
「しゃらくせぇ!!」
その一撃は、“雷神”の片腕で吹き飛ばされた。
「蚊にでも刺されたか!? みみっちい攻撃魔法だなぁおい!!」
「わざと防がせたのですよ!! 油断し、武器も使用せずに防ぐようにと!!」
「あぁ!?」
「咲け!! 『雷花』!!」
「がぁっ!?」
女剣士の魔法を吹き飛ばした“雷神”の片腕。その片腕から青白い花が咲いた。“雷神”の身体にも、雷属性の身体強化魔法は発現されている。同じ雷属性でありながらも、『雷花』を喰らった“雷神”の表情を見るに、どうやらこの女剣士は魔力濃度や発現量もそれなりのモノを持っているらしい。
しかし、女剣士の攻撃はこれで終わりではなかった。
「浅草流の雷の型は、私の魔力に触れた全てが苗床となります」
俺を挟み、離れた場所で。
女剣士はこう告げた。
「咲き乱れろ。『群青雷花』!!」
それはつまり、浅草流の使い手からの攻撃は、全て受けるのではなく躱さねばならないということで。
まず、先ほど『雷花』を喰らった“雷神”の片腕から、青白い花が咲き乱れた。次いで、そこから飛び散った女剣士の魔力が付着した“雷神”の身体、その至る所から続けざまに青白い花が咲く。それが連鎖に連鎖を呼び、瞬く間に“雷神”の身体は青白い花で覆い尽くされてしまった。
これが、浅草流・雷の型二式。
……これを選抜試験で片桐が使ってきてたら、俺は呆気なくやられてたな。あの時の俺、滅茶苦茶油断してたし。
「仕切り直しましょう!! 『黄金色の旋律』T・メイカー!!」
「正直、お前とはあまりやりたくないな……」
黒コゲになって倒れる“雷神”へ目を向けながら呟く。あれ、死んでないだろうな。
「っ、『陽炎』!!」
何気の無い所作で片手を振るい、ばら撒いた“不可視の弾丸”は、一瞬で女剣士によって無効化されてしまった。二式を使わずとも、片桐の使っていたものと同じ『陽炎』で対処できると見切ったか。あの一瞬で。
この女剣士の評価は、更に上げておく必要がありそうだ。
「いいな」
思わず呟く。
「何がですかっ!!」
煌めく切っ先を躱しながら、刀を振るう女剣士へと告げる。
「気に入った。お前を残すことにしよう」
「……はっ?」
呆けた顔をした女剣士を余所に、“神の書き換え作業術”を使用してその場を離脱した。
転移した先は。
「だから悪いな。お前らは潰れてくれ」
「っ、いつの間――」
「“不可視の弾丸”」
背後からの一撃に、“風神”は為す術無く地へと叩き付けられた。
「貴様っ!!」
その“風神”とやりあっていたところだったのか、近くにいた“二丁拳銃”ベルリアンがその銃口を俺へと向ける。
「遅い」
「うっ!? うぐあああああああああああああああああ!?」
その身体に“不可視の十字架”を受けたベルリアンが、力無く地面へと崩れ落ちた。いや、まだ倒れていない。またいくつかが狙った関節から外れていたらしい。くそ、この場面で洒落た技を使うんじゃなかった。
「ま、まだだ!! 『緑色の銃弾』、『茶色の銃弾』、合成!! 『十字の――」
「遅ぇよ」
片膝をついてなお、俺へと2つの銃口を向けてくるベルリアンの周囲に、収縮された魔力をばら撒く。
「“弾丸の雨”――お?」
「『結結陽炎』!!」
突如、割り込んできた影がベルリアンを蹴り飛ばした。
俺の“弾丸の雨”は、標的を追尾する性能は有していない。あくまであらかじめに定めていた座標へと細かな“不可視の弾丸”を撃ち込むだけだ。座標からズレたベルリアンは地面を転がりながら“弾丸の雨”から逃れ、代わりに標的となった女剣士が浅草の奥義でその全てを斬り捨てる。
「ちっ」
思わず舌打ちした。
転がったベルリアンに視線を向けてみれば、奴は女剣士からの不意打ちを食らいながらも、魔法は中断していなかったらしい。
「――一撃』!!」
風属性と土属性。
異なる属性が付加された2種類の弾丸を、俺の“不可視の弾丸”がギリギリのところで撃ち落とす。
それを確認し、視線を女剣士へと戻した。
「見知らぬ者を助ける偽善が好きか? 戦場でその優しさは足枷にしかならないぞ」
「貴方に私の矜持を語る気はありません!!」
「そうか」
俺が女剣士へ攻撃を打ち込むよりも、ベルリアンが俺と女剣士の間に割り込む方が早かった。
「お前の相手はこの俺だっ!!」
「お望みなら2人まとめて相手をしてやる」
これまでの中で一番魔力を込めた一撃を解放した。
「“不可視の砲弾”」
“不可視の弾丸”よりも高威力、“不可視の光線”よりも広範囲で。
極大の威力でありながら、魔法発現プロセスの一切を必要としない不可視の砲撃が俺の手のひらから放たれた。
「『結――っ、うっ!?」
ベルリアンよりも離れていながら、ベルリアンよりも早く俺の魔力解放を感知した女剣士が、『結結陽炎』を発動しかけて硬直する。
その奥義では、俺の一撃を防ぎ切れないと悟ったか。『大地』でも失格は免れないであろう威力を放った。既に負傷しているベルリアンは言わずもがな。防御の奥義である『大地』でも無理なのに、ベルリアンを守ろうと迎撃の奥義『結結陽炎』を発現させたところで防げるわけがない。
2人が俺の魔力に呑まれた瞬間、轟音と共に爆発が起こった。
それを見届けて。
「まあ、そういうの嫌いじゃないけどな」
俺は1人、そっと呟いた。
直後。
突然、決戦フィールドがカチ割れた。
次回の更新予定日は、12月5日(金)です。