表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お金の価値とは  作者: 瀬田川 廡輪
11/11

エピローグ〜解決

完結しました。有り難う御座いました。

「ずっとスマート・フォンで検索しておったのだよ」

健三が自慢げに言った。

「はあ」

「そして調べていた。おおかた、わかってきたよ」

「何を、ですか?」

と、美桜。そろそろ昼食の時間も近づいてきたので、早めにこの一件モを終わらせて欲しい━━。

犯人が奪ったお札を売り(さば)くとしたら、今日中である可能性が高いと思われる。何故なら、強盗の様子は店内の防犯カメラに撮られているのを犯人も知ってるのだろうから、素性すじょうが割れるのが時間の問題だというのも 知っていよう。ならば素性が割れるまでの少しの間に売りさばこうと思うのではないか。だからだ」

「はい」

「そこでだ。たった今、日本中のインターネット内で行われている紙幣に関するオークションをすべて検索してみたんだ」

肝心なところだ。美桜も、聞き入った。

「それらしいものがあったよ。先程説明したエラー物のの、一点ものだ。しかも、数字が7のゾロ目 らしい。親価値があるぞ」

「はい」

「オークション出品時刻が本日午前10時30分。強盗の時間と照らし合わせて十分 系列的に整合性がある。よな?」

「ハイ」

「この出品者を操作 本部に通報し 手配させた。おそらく素性が割れるのは早いだろう」

肩の荷が降りたと言った顔の健三。

「その人物が、店内の防犯カメラに写っていたなら証拠的に充分だろう。」

「そのとおりであります」

「あとは犯人の指紋が店内から検出されたらな。状況証拠としては充分だ」

こうして、事件はスピード解決に至った。

全てが、 佐伯さんが財布を落としてくれたおかげだ。

美桜は、財布が、無事発見されたという電話を 佐伯 婦人にしたのだった。

佐伯 婦人が財布を落としてくれなかったら この事件は解決まで長引いたかもしれない。


      【了】

御読みになって頂きまして、誠に有り難う御座いました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ