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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
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八月の陽炎に君を見た。

作者:真白
高校2年生の鹿島 凛(かしま りん)は、毎年八月に特別な日を迎える。
中学2年生の夏に交通事故で命を落とした親友、月乃 陽菜(つきの ひな)の命日だ。
凛は毎年、この日になると陽菜のお墓参りを欠かさずに続けている。

その日も例年通り、凛はお墓参りに行く準備をしていた。
太陽が照りつける中、凛は墓地へ向かうため家を出ようとした。
その時、突然スマホが震え、見知らぬ電話番号からの着信が表示された。普段なら無視するところだが、その時はなぜか心が引き寄せられるように電話に出てしまう。

「今日暇?久々に一緒に遊ばない?」

足が止まる……
電話越しに聞こえたのは、記憶より少しだけ大人びた陽菜の声だった。
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