表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

親族の皆様へ

 この世から自殺という手段で、旅立ってしまうことを、どうかお許しください。何故このような行為に及んだのかというと、自分の将来に全く希望が見えなかったからです。私は、浪人もして留年もしました。加えて、これは言ってなかったのですが、躁鬱病という厄介な精神病を持っていました。どんな病気なのか説明するために例を挙げると、大学のテスト週間に全く勉強しない、実験レポートが締め切りの間際になってもやろうとしないなど、このままでは駄目だと自分でもよく分かっていても、鬱の状態だと体が言うことを聞かないのです。逆に、躁の状態では、将来に役立たないような、どうでも良いことに夢中になるのです。この病気の恐ろしさは、やるべきことを出来ないところにあります。社会に適合できない変人を誕生させる病気なのです。

 人生のレールを外れた精神疾患者。このような人間は往々にして、自殺の道をたどるしかないように思われます。どうか、私の愚行に少しでもご理解いただけると嬉しいです。

 70万程の奨学金は私が死んだことで、返済義務がなくなるはずです。家の物は売るなり、あげるなり、好きにしてもらって構いません。

本当にごめんなさい。

                                  祐介

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ