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森の童子  作者: 日向彼方
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エピローグ

【残酷な描写】

殺戮・戦闘の残酷描写あります。


これでこの話は最終となります。

もう一話番外編を書いて終わりにしたいと思っています。

有り難うございました。

 祖母が大島から警察官を呼んでくれていた。

叔父さんを病院に運んだが着いたときにはもう心肺停止の状態だった。

三日後、海から絢美さんの遺体は上がったが、陽くんは依然と行方が分からないままだ。

陽くんの存在は証明出来ない。

祖母が絢美さんは一人で海に落ちたとようだと証言した。

絢美さんが叔父さんを刺して崖から飛び降り自殺をしたと言うことに落ち着いた。

感電し気絶していた男達は逮捕されたが、絢美さんの兄は亡くなっていた。


昨日私達が森に入った後、明叔父さんが話していたことを祖母が語り出した。

「以前来た時には明さんを殺す予定だったみたいよ」

「だから用意していたのね、スエット」

「絢美さんが居ない時、明さんと子供三人で眠ってしまって、絢美さんが帰ってきて眼が覚めると娘さんは息をしていなかったらしい。

娘さんを亡くした悲しみが明さんを憎むことになったのだという」

「何度も叔父さんを殺そうとしていたのよね。悲しい話だけど同情できない」

「そうだねぇ……」

祖母は晴天となった空を見上げる。


御神木も存続の危機だそうだ。

私は神社に行き『陽くんそして御神木が無事でありますように』と祈った。

仕事もあるので、私はすぐに島を出た。

祖母も誘ったが首を縦に振る事はなかった。

辛かった。また大事な人を失った。


あれから半年ほどたった時、陽君との思い出が私の体内にいることがわかった。

貴方は幻では無かったと伝えたい。

彼が生きていることを私は信じている。


子供には陽くんから一文字取って

―― 陽真はるま ―― と名付けよう

私は何も真実が見えていなかった。

出産時には祖母が駆けつけて来てくれて、二人で新しい命に涙した。


    *


数年後

祖母は九十九歳の大往生だった。

祖母はあちらで思い人に逢えただろうか?

これで私の血の繋がった肉親は息子の陽真だけとなった。

息子にとっては初めての島だ。

どんな反応をするのだろうか?

御神木は表面半分ほど焼け焦げたらしいが石壁を支えにしてまだ生きているらしい。

もちろん人の手も借り、森が少しずつ再生していると聞いた。

私は期待してしまう。


葬儀後、宝生家の秘書で桂木という方が、祖父からの手紙(遺言状)を携え待っていた。

息子さん(私にとって血の繋がりのない伯父)になる人に遺産放棄の伝言を頼む。

宝生家にはもう一人の孫(男の子)が生れていたらしい。

陽真と同い年だそうだ。

もし、私に何かあって息子が一人になった場合のみ頼ることを許して欲しいと願った。


さぁ息子を連れて彼に会いに森に行ってみよう。


拙い言葉の羅列ですが、読んで頂き有り難うございます。

感想等いただけると幸いです。


嘉神陽真は「化け猫の転生恩返し外伝」の方にも登場するので、

よければ読んでみてください。

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