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エピローグ 

いよいよ最終話です。

これまで、このつたない物語を読んで頂いた皆様、本当にありがとうございました。

まだ、誤字脱字修正など少しやらないといけませんし、番外編「余談ですが」でもいくつか書きたいエピソードがあります。

今後の参考にしたいと思いますので評価を頂けるとありがたいです。



 エピローグ


 「ねえ、お兄ちゃん。パンケーキ屋さんなんていいと思わない。」

「賛成なのです! ミクが作るパンケーキは美味しいのです。」

ミクの提案にヴィーが笑顔で賛成している。


 僕は、ミクとヴィーと共に、グラント王国の王都に来ていた。

クラン王子から、

「王都が賑やかになって、皆が楽しくなるような商売をいくつか考えて欲しい。」という依頼を受けた。

その際にミリア王妃から、

「どうせならファーレに無い物がいいわ。お願いね、ユウ。」などと言われてしまった。


 「確かに、ミクが言っていたファーストフード店とかって、この世界には、あんまりないからな。

でも、この国には小麦粉はあっても、卵や牛乳は、そんなに流通してないだろう。」

「それもクラン陛下から依頼されているのよね。国民の栄養状況の改善もできる新しい産業を興して欲しいって。」

「じゃあ、牧場や養鶏場が出来るような、場所も探さなきゃいけないな。」


 「あとは、娯楽施設か‥‥」

「遊園地とか出来ないかしら?」

「とりあえずは、遊具が沢山ある公園とかじゃないのか?」


 「あとね、ミリア様と考えている「飲食店」があるのよね。」

ミクが悪戯っぽく微笑んでいる。

こういう時は怪しい。


 「「飲食店」ていうのが少し気になるな。普通のサービスの飲食店なのか?」

「おっ、お兄ちゃんさすが、目の付け所がいいわね。ミリア様と考えているのは「執事カフェ」と「メイドカフェ」なの。現世のお店のことを話したら、ミリア様がスゴく食いついて来てね。

オープニングでは、ヴィーとリリィちゃん貸してね。あとバートさんにもお願いして、絶対満員に‥‥って、ちょっと、なに怒ってるのよ? お兄ちゃん!?」

話の途中から僕の表情が変わって来たことに気付いたミクが後ずさりする。

「お前、バートさんに絶対そんなこと頼むなよ!」

「ダイジョブだよ。バートさんには、ミリア様から言ってもらうから。その方が引き受けてもらえそうだしねーっ!」

「こいつっ!」

僕は駆け出すミクを追いかけた。

「キャーッ!」


前途多難だけど進めて行こう。


この世界で僕らの目指す「地域づくり」を。


最終話まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

体調を崩して中断した時期もありました。すみませんでした。

今後は、この物語と同時期に連載を始めたものの、続かなくて救済した「わけあって異世界で仮面ヒーローやってます」の連載を再開する予定です。そちらも読んで頂けるとありがたいです。

では、失礼します。


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