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神都襲来 邂逅1

「止まれ!敵の攻撃だ、物理障壁と結界魔法を使え!貼り終わり次第一気にいくぞ!」

「了解!結界を貼ります、固まってください!」

「ラジャー、物理障壁展開」

音速で飛来してくる鉄棒を身体強化による目の強化で目視出来た第二騎司団隊長は即座に指示を飛ばし寸での所で攻撃を迎え撃つ

ガキンッ!と音がした瞬間隣にいるはずの副隊長の片腕が吹き飛んだ

「グッ…回復魔法!早くしてくれ!」

「了解」

吹き飛んだ筈の片腕が元に戻るのを確認した後目の前を向き直る

「隊長、物理障壁の耐久が持ちません…魔法を纏ってたみたいですが結界で止まった後急激に速度を上げて突撃してきました」

「中々キツいな…おい!風魔法を使えブーストの起動を許可する!」

風魔法『ブースト』

基本的に操作し辛く扱いにくさはピカイチ、ただし第一階級世界から使える魔法にしては強力で使えば物凄い速度で突き進む事が出来る、別名は下手だと直線番長

「訓練通りにやれよ!味方を吹き飛ばすんじゃねぇぞ!」

「全員ブースト起動完了!」

「全員戦闘態勢!今から突撃を開始する!」

そう言った途端豪速と言っていい速度で進軍を開始した


「ゲッ…あいつらブースト使って突撃してくんのかよ、さっきので実力差ぐらい分かるだろうに」

「懐かしい魔法ね…グレイスの得意な魔法じゃなかったかしら?」

「そうねぇ…グレイスが使えば紅くなるのは不思議だったわ」

「仕方ないだろ…好きで紅くしてるんじゃねぇし、返り血が思ったより付くんだよ」

と言いながらグレイスはブーストを起動する

何故起動と言われてるのか、基本的に魔法には起動とは言わず魔法陣の発動の事を起動と言うこのブーストと呼ばれる魔法は元々魔法陣の物であり改良を繰り返す内に魔法で使えるようになったため今でも起動と言われている。

このような境遇にある魔法は少なくない

「そろそろかち合うから1人にしてくれ」

「了解〜」

「分かったわ、頑張ってね」


「んじゃまぁ…久しぶりの運動をしますかねー」

「はぁぁ!」

「うわ、やっぱり思ったより早めだな」

ベキッ、と剣を叩き壊す音に聞こえないがグレイスは真っ先に突っ込んで来た敵の白色の剣を片手の拳で雑に横に振り剣を叩き壊す

「…ッ!副隊長の魔法剣がっ」

『魔法剣』魔法で作られる剣で魔法を取り込み魔法陣と同じ要領で剣に刻んでいる魔剣と呼ばれる物と違い純粋に魔素を凝縮し魔法で実体化している剣の事である、強度は魔力保存量で決まり魔法剣が硬く鋭い程魔力保存量が多い

基本的に魔法を習う時に基礎としてこの魔法を習い自身の魔力保存量を理解する事から始まる、魔法剣には様々な属性で作れるという利点があるため多くの魔法使いが使うベーシックな魔法である、別名力量の剣 

「チッ、一旦引く!」

と言いながら副隊長は残った魔素でナイフを作り投擲しながら撤退する

「おん、弱い魔法剣だなぁ」

「手本を見せてやるよ」

と言いグレイスは片手に魔素を凝縮し始める

「な、なんだその魔素の量は!」

「不味い!全員総攻撃せよ!」

側からみたら核爆弾を作ろうとしているグレイスに危惧をした途端、様々な角度から剣が振り下ろされ魔法が飛んでくる

「遅い遅い」

と言いつつ何故か当たっている筈の攻撃がすり抜けるのを見ながらグレイスは欠伸をする



そして、神が創りし剣より遥かに凌ぐ禍々しい魔法剣を出現させた

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