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魔の森 遭遇7 眷属化

「頭痛え…」

「薬の副作用よ、我慢しなさい大体5分しか続かないから」

5分って結構長いじゃねぇか…まぁ仕方ないけどよ

「…グレイサ、なんでエリスは異形にならなかった?」

「………そうね、多分…克服したんでしょうね」

凄いな、第二位階級世界で…しかも第十位階級世界も克服した奴なんていなかったんだが、意外と良い素体だったのだろう

「大抵、俺の目を見たら侵喰されて化け物になるのがオチだったんだがなぁ…」

「そうね、でもこれだけは言えるわ」

「なんだよ」

「エリスはもう人間では無い、これだけは確かよ」

「ステータス見たのか?」

「えぇ、見たわ」

んー…ならエリスがさっきから話しかけてるササキ、だっけか?にもやるか、エリスが頼んで来そうだし

「グレイアは?」

「ティータイム中ね、少しゆっくりしたいそうよ」

「管理データにアクセス出来るか?ロフェン」

ロフェンに話を振ると暫しアクセスを試みたのか、時折眼鏡がデータを写すが頭を振る

「すみません、どうやらここからではアクセスが拒否されるようです」

「少し遠いのか、仕方ないな」

話しているとエリスがササキを手を引っ張ってこちらに来た

「エリス、どうかしたのか?」

「ササキにも見してやりたいんだ、良いだろうか…?」

「耐えれたらずっと一緒に行動する事になるがそれでも良いか?ササキ」

「…あぁ、エリスさんから聞いたから大丈夫だ」

はぁ…と少し疲れるのでため息をした後ササキに頭の高さを屈んで合わして貰った後、目隠しを外していく

「ちゃんと耐えろよ」

目を開けてササキと額を合わせ目をお互いに見合う

「ぐ…」

数分わざと長めにした後目隠しを巻き直し、ササキを見る

「うぅ…」

少し悶えているが、異形になる兆候がエリス同様確認出来ないから大丈夫だろう





『混沌に遭遇し異形に接触した後眷属になりました、おめでとうございます』

『称号を付与《到達者》、《限界を超えしモノ》』

『種族が《人間》から《不明》になり、ステータスの制限を解除しました』

『おめでとうございます、克服しました』

『《理断》グレイシャ・アリスの精神汚染を克服し眷属化した為ステータスが限界値を突破しました』

『おめでとうございます』

『レベルが測定不明近くまで行きましたため、測定をやり直します』

『おめでとうございます、これから貴方は認められた眷属として管理データに記録されます』

『これからの未来を予測中』

『予測完了、予測未来データ《侵食者の影》の運命に追加されましたためターニングポイントを設定しました、ターニングポイントは修正が不可能になる為慎重に判断してください』

『異世界から来た、笹木雄士楼の元々の固有予測未来データ《英雄の栄光》と《勇者選定の道》を書き換えた為《異形の崇拝》と《勇者滅殺の道》になりました』

『これからの未来の運命を予測中』

『予測出来ませんでした』

『記録完了しました、良き運命を』



「…エリスさん?心配しなくても、もう大丈夫ですよ」

「ササキ、可愛いグレイスの為に生贄連れて来ないといけない」

「王国滅ぼします?今なら出来る気がします」

なんか面白そうな事話しているな

「駄目よ、今動いたら体に負担がかかるわ」

「あ、それもそうか…なら一旦帰るか?拠点に」

「グレイアが席を追加したらしいから、今すぐでも大丈夫よ」

周りを見て気づく、後3人いるじゃないか

「あぁ…グレイス、大丈夫だ私が殺すから」

「手伝いますよエリスさん」 

そう言って3人に近づき頭に一突きして殺し終わった後こっちに死体を引き摺りながら来る

「ダクトさん、食べれるんですかね?老人ですが」

「それなら大丈夫よグレイアが喰べるから」

「んじゃ帰るかー」

「『ゲート』」


「意外と帰ってくるの早かったわね、お腹が空いたからそこの肉三つ使って何か作ってくれない?プロフェンス」

「アリスお嬢様とアリサお嬢様はどうしますかな?」

「俺、少しレアのステーキが喰べたい」

「私はハンバーグが喰べたいわ」

「えー、私はケバブが喰べたい」

バラバラですな、とプロフェンスが言いながらキッチンに移動しようとしたら足を止めてエリスとササキに聞く

「あ、お二人はどうしますかな?」

「良いのか?なら私はグレ「アリスで良い」…アリスと同じレア気味のステーキを頂きたい」

「俺も同じのが良いです」

「了解致しました、久しぶりで事故が起こるかもしれませんが腕を振るいましょう」

プロフェンスがキッチンに行ったのを見送りエリスとササキに教えておく

「俺はこの面子のみだったら家族だから、本名で呼んでくれないか?」

「分かった、身内のみしかいなかったら本名でも良いんだな?今までのは偽名だったのか」

んじゃ、と一呼吸した後

「改めて新しく眷属になってくれてありがとう、俺はアリスって呼んでくれ」

「私はアリアで良いわよー、暇だったらポーカーしましょ」

「私はアリサで良いわ、アリスの眷属になったからにはもう家族同様よ」

「後、ここに居る一時間はあっちの世界では1秒だから安心してゆっくりしてくれよな」

正確に言えば50分なのだが、気にしたら負けだ負け

「こちらからよろしくお願いします、私はエリス・フェルドノートだ…足を引っ張る事はしない事を誓う」

「俺はササキ・ユージロー、よろしくお願いします」

自己紹介はこれぐらいで良いだろう、後はプロフェンスが来るのを待つだけだ

「お腹空いたな」




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