我が使命は天使たちの監視と警備
今日もオレの日課は始まる。朝起きてすぐに窓を空け、外の路地を凝視し続ける。そして待つこと20分、我が最愛の天使たちを眺めるのだ。我が家は小学校の向かい側にあり、ちょうど校門の正面に位置しており、各地から通学してくる天使たちが一挙に集うベストスポットなのである。
さて、眺めながらで悪いがオレのことをしょうかいしておこーう。現在、28歳で高卒後からは、オレの部屋の窓から天使たちの監視と警備をしている。朝、7時に起床し即監視を始め、すべての天使たちが通りきったことを確認したのち朝食。朝食後は小学校を監視し天使たちが家路につくまで警備するのだ。そして晩飯食って寝るの繰り返しである。ちなみに食事はトビラの前に定期的に届くので監視を怠らずに遂行できるのである。さらにいうと、全天使たちは我が脳内にインプットされている。
むむっ・・・なんなんだあの黄金の天使は!?オレの脳内データには一致するものはない。なんてかわいらしく美しいのだ!あれほどの天使は今までみたことがない!オレは歓喜した!神よ、美しき黄金の天使を与えてくださりありがとうございます!ブロンドロリィータエンジェル降臨いたしました。
おっ・・・なんか落としたぞ・・・。黄金の天使が何かを拾おうとし前屈みになるとスカートの中の穢れなき白き聖域がかすかに見えたのだ。これはもっと近くで見なければと、窓から乗り出したのがいけなかったようだ。オレは2階から頭から落ちてしまった。
そして、オレは死ぬことにより使命をはたせなくなってしまった・・・・