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日記始めました

作者の趣味を詰め込んだったー




 一日目


 円居まどい めい。異世界に召喚された。理由は不明。

 正気を保つため、一緒に召喚された鞄に入っていたルーズリーフに日記をつけようと思う。


 ・気がついたことメモ

 召喚者はこちらの土地神様。用事があって土地を離れるのでその間土地を自由に改造していいから留守番してほしいとのこと。帰還可。その際には時間軸も身体もそのままという条件がついていた。ただし召喚の時につけた制約のせいで今すぐ帰還は無理。

 一応能力もつけてくれたらしいが、それはこちらに馴染めば徐々に覚醒するらしい。最初である今は土を操作できるくらいとのこと。要実験。あ、翻訳機能はちゃんとついてた。

 召喚された土地は見渡す限り山、山、山・・・の間にある小さな谷。周りの山は山といいつつほぼ禿山。不毛の地っぽい。



 あさってまでは神様がいるらしいので、とりあえずいろいろやってみようと思う。






 二日目


 実験してみた。どうやら土を操作する、というのは形を変えたりだけでなく性質というか成分を自由にできるという意味だったみたいでかなり遊んでしまった。なんで泥団子作りってあんな夢中になるんだろうね。神様と一緒に泥んこになりながら泥団子同士をぶつけ合ったりしてた。


 ・教えてもらったメモ

 こちらの土にずっと触ってたり神様と遊んでいたせいで馴染み度が上がったらしく。能力追加された。種を創る能力らしい。創るか・・・楽しそうだとか思ってしまった。



 神様曰く、この土地は他の文化を持っている種族のいるところから遠く離れているらしい。だから少々はっちゃけても大丈夫!森ダンジョン創ってみよう!とか言ってた。神様自重しろ。






 三日目


 本日は色々な種を創って、能力で土壌魔改造したミニ畑に植えてみる。神様曰くいい土壌には沢山の精霊や、まそ(魔素?うまく変換されなかった)が宿るから成長が早いらしい。楽しみ楽しみ。

 あと、今日で神様がいなくなる。常識は一通り教えてもらったけどやっぱ寂しい。ちょっと落ち込んでたら撫でられた。いやそりゃあなたからみれば子供だろうけどね・・・複雑。

 ちなみに神様は人型をしてる淡い光の塊って感じ。仰々しく派手に光ってるのは若い神様なんだって。

あれ、この神様結構古い神様なんじゃ・・・。


 ・創作種メモ

 本日創った種。

 おいしい実が生る木(複数種類)。

 巨大マンドラゴラもどき(悲鳴あげない。発芽後のデザインはゆるキャラっぽく!)。

 警備用に肉食の蔓(自分には向かわないようにした)。

 まだアイデアはあるけど一気にやりすぎてもな、ということでまずはこれだけ。


 明日は話し相手になれる植物でも創ろうかな。





 四日目


 異世界、ぱねえ。一日で全部成長しきって受粉して第二世代生んでるとか周りの禿山の見える範囲全部緑に変わってるとか蔓が神様にもらったこじんまりした家どころか見える範囲の木とか岩とかに張り付いてるとかなにそれこわい。どうやら魔改造しすぎたみたいだ。でも自重しない。神様もはっちゃけちゃえって言ってたし!

 というわけで土壌改良と新しい種を創っていたら土の中からちっこい人が出てきた。



 精霊、らしい。



 生精霊に感動してるとその精霊から喋りかけられた。曰く、ここ住み心地いいから仲間呼んでいいか?って。精霊可愛いし、大歓迎ですともーって言ったら精霊の人はうれしそうに笑って神様が把握してない精霊事情みたいのを教えてくれた。

 精霊さんは土の精霊で、他の精霊に住みよい場所を教えてる。

 精霊が集まるところには精霊食いが生まれるが、これは精霊が集まるとじゃかすか子供が生まれて増えすぎて土地が過剰成長して魔窟になるのを防ぐためなのであまり気にしないでほしい。それにむしろ人生に飽きてそろそろ食べられたい精霊が子供に知識を伝え終わってから食べるので精霊としても助かっている。駆除されると自分たちでも住めない魔窟になるので困る。

 精霊は土地のエネルギー成長の補助をするので、いると便利。人間や魔族が頑張って保護しようと人生に疲れた精霊を食べようとしている精霊食いを片っ端から駆除するので非常に困っている。

 それを伝えようとしてもまったく聞いてくれない。ぷんすか!


 どこの世界でも資源確保に必死なのは変わらないらしい。まあでも異世界人には関係ないので目の届かないところで食べるのならいいよ!食物連鎖だもんね!って言ったらうんうん頷いてた。


 ・創作種メモ

 精霊の話に聞き入って一日が終わったのでなにも創れなかった・・・でも精霊が増えるよやったね!


 なお、今やってる自重気絶しっぱなしな森ダンジョンの話をしたらすごいテンション上がって協力するって言ってくれた! 






 五日目


 朝起きたら、家やその周りに精霊さんがわちゃっといた件。びびる、あれはびびる。ちなみに精霊食いも紹介してもらった。結構可愛い。こいつもちっちゃくて、なんだろう、某狩人ゲームにでてきそうなのにあちこちデフォルメされてる感じ。

 全員によろしくお願いしますといわれてこちらこそーと挨拶した後、森ダンジョンの構成を話し合った。

 やっぱダンジョンってからにはお宝があってー徐々に敵強くなってー段違いに強いボスが最奥にいてーセーブとか休憩所とかあったほうがいいのかな?この辺広いしーと大雑把にダンジョン観を話すと、ふんふんと話を聞いてた精霊や精霊食いが色々とアイデアを出してくれた。

 さすがファンタジー世界、他にもダンジョンはあるらしくそのダンジョンの中にも、というか深いダンジョンほど精霊が多いらしく、その精霊によってブーストされる魔素(これであってた!魔力の元らしい)目当てでモンスターが中に住み着くのだとか。なんで精霊が多いのかというと古代には今よりずっと精霊をわかっていた文明があって、その文明の人たちが住まいにしてたのがダンジョンなんだって。だからセーブや休憩があるのだとか。

 そういう事情らしいので、セーブとか休憩所とかなくてもいいんじゃない?とのこと。だって自重のないダンジョンでしょ?クリア不能な大迷宮にしちゃおう!そっちのほうが私たち住み心地良さそうだし!と言われたのでその方向で。精霊さんは可愛いから正義。これ真理。


 ・創作種メモ

 精霊さんたちの家にできそうな植物を創ってほしいと言われたので、リクエストにお答えして!

 うろが沢山できる木。

 硬い木。

 綺麗な花が咲く草(複数)。

 大量に家の周りに蒔いてみた。ここを活動拠点にすることも決めた。


 しかしあれだ、精霊の子供同士が戯れてるの可愛い!






 六日目


 モンスターどうしようか会議をした。

 植物モンスターの種を創る&精霊さんたちが仲間に呼びかけて連れてくることに決まった。

 あまりにさっくり決まったので能力が増えてないか実験してみたら、光を操作する能力と温度を恒久的に変化させる能力が増えてた。


 温室、つくるどー!


 ・創作種メモ

 前述どおり温室を木の精霊さんと水の精霊さん協力の元作成。ガラスの変わりに水の膜を張ったわけですよ。光と温度はこっちで調整できるからね。虫除けに食虫植物と雨と雪だけなんとか凌げるようにしてもらった。

 あと、植物モンスターの種を創った。

 マンドラゴラ(こっちは叫び声がこあい。もちろんこっちには効かないように調整したけども)。

 人食い花。

 吸血植物(↑とは違うんだよ、微妙に!)。

 草スライム。

 デザインは全部可愛かったり綺麗にしたとも!あ、今まで植えた植物はすべてとんでもない勢いで増えてるんであしからず。


 拡大した森のあちこちで土壌改良して栄養補給したったー。あしいたいー。







 七日目


 モンスターさんたち第一波到着!いまさらなんだけど翻訳機能はどの種族相手でも大丈夫なようにされてたみたいだ。

 最初にきたのはやっぱりというか翼がある人たち。竜系とか鳥系とかね。

 その中に有翼人がいたのにびびった。天使とか・・・あれ?

 聞いてみたところ、モンスターでなく亜人だとか。迫害?っていうか希少だから狩られてたと。

 んー、モンスターはともかく亜人が住んでいいかどうかは勝手に判断しちゃ駄目だと思うので、神様にお手紙を出した。行き先を告げたら風の精霊が知っているというので、転移してもらった。速攻で帰ってきた。面白そ・・・希少亜人の保護は義務だから、いいよって。

 とりあえず住処どうする?って聞いたら神子様と同じところに住むのは恐れ多いので木を切る許可をいただければ森の端っこで村を作りますって、




 え?







主人公の名前が最初以外出てない件

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