鬼滅の善逸が気絶しながら戦ってるの見て、ふと似たことがあったのを思い出した話
善逸って初期の頃から、気絶状態の無意識で霹靂一閃という技を放って戦ってましたよね。
これは意識がない状態でも、身体に染み込んだ動作をしているということなのですが。
そこでふと、そういえば無意識に体が動くことってあるよなーって思い出しまして。
それが何かと言いますと、ピアノです。
もしかしたら前に何かでちょろっと書いたかも知れないけど、誰かの感想だったかもしれないし、まあ覚えてないからいっか!
昔、社会人になってから一時期ピアノを習っていたことがありました。
何か楽器習うなら、ピアノやってみたい!と思い、一年足らずではありましたが憧れを叶えられたんですよね。
では何故やめたかというと、練習する時間を確保するのが大変だからです。
例えば小説なら気の向いた時に書いて更新でもいいですが、楽器はガンガン練習しないといけないので、そこがキツくて続かなかったのですよね。
強制になると面倒になってきて負担になるし、わざわざ教室に通うのも億劫だしで。
まあそんな事情はさておき、ともかく習って半年くらい?してから、発表会に出てみないかと言われたんですよね。
しかーし、自分はあがり症なので人前で演奏するとか自殺行為でしかなく……
最初は全く乗り気ではなかったのですが、しぶとく(笑)勧められて、そんなに言うなら……と、押し切られる形で参加することに。
やだいやだい、オイラは発表会にでないんだーい!って突っぱねることも出来たんですが、なんかそうなりました。なぜ?
やっぱりかなり上達してからでないと、発表もなにもないじゃないですか。
なのに、なーぜなーぜ?
それからはお披露目する曲を選んで練習をする日々。
最終的には譜面は軽く確認するくらいで、全く見なくても最後まで弾けるくらいまでにはなっていたと思います。
そんなこんなで当日。
まあ、緊張するよね。しないわけがない。
自分の番が近づくにつれ心臓バクバク。
手は震えるし、逃げたいし、身体が危険を感じちゃってるんでござるよ。
そして遂に自分の番が。し、しぬ。じんでじまうぅ……
しかし時間は止まっちゃくれないし、逃げ出すわけにもいかない。
そう、ここは死地。ようこそ戦場へ。
まず出だしは順調。順調か? 生憎こっちは死にそうなんだが……だが始まってしまった以上はやるしかない。比喩ではなく、決死の覚悟で挑みましたよ。
途中までは良かった。良かったのに……もはやストレスのせいでショート寸前。というかショートした。正確にいうと、頭が真っ白になった。
その途端、いま譜面のどこを弾いているのかを把握できなくなりました。
いやぁ、焦りましたね。
ヤバイヤバイヤバイ! 出川哲朗よりヤバイよ! いまどこ弾いてるんだ?? 早くっ、早くいま弾いてる場所を探せっ、分からない、わからないわからない! ここじゃない、これでもない、ああやばいやばい、これじゃ弾けない、弾けなくなりゅぅぅぅぅくぁwせdrtgyふjこ(以下略)
本当に必死で焦り過ぎて、頭の中がパニック状態、まともに物を考えられないし、大ピンチでした。
しかしこれはあくまでも脳内の出来事です。
表面上はしっかりお題の曲を弾けてました。
なぜかって? 手が勝手に動いてくれたから。
失敗が怖いので何度も何度も練習して、体に叩き込んで、譜面を見ないでも弾けるようになったんですよ?
無意識でも体が覚えてるんですよ。
頭がパニくってようがそんなの関係ないくらい、気持ち悪いくらいに手が別の生き物のように動いてくれました。
暗闇の中で道を懐中電灯で数メートル先を照らしながら歩くように、一つ打鍵すると、次に押すべき鍵盤と指の動き(運指)が頭に浮かぶので、導かれるままに動かす……というか動くって感じでしたね。
まさに頭と体が別々になってしまったような感覚に陥って、なんか勝手に動く指が気持ち悪い! なにこれぇ! 不気味!!とか思ってました。
この時間がとても長く感じたのですが、恐らく時間的に30秒とかそこらだったんじゃないかなーって思うんですよね。
そういうしてる間に、譜面をリピートする場面に差し掛かり、お陰でどこを弾いているのかが把握できて、なんとか事なきを得て安堵したのですが。
たぶん、同じような経験した人も世の中には大勢いることでしょう。
善逸と違うのは、意識はあったけど頭の中が通常のパニくる善逸状態だったということでしょうか。
傍からみれば、おそらく平然と弾いてたように見えたはず……
もはや弾こうとすらも思ってなくて、こう動いたら次はこうなる、を繰り返してなぞってただけっていう。
みなさんも倒れそうになったら反射的に手を付いたり物に掴まろうとするし、物を落としそうになったら思わず掴もうとするでしょう?
もはや繰り替えして叩き込んだことは反射になってしまうのです。
読者のみんな! そう、努力はキミを裏切らないんだ!!(何の話?)
みんなも練習してキミだけの技を覚えよう、〇〇の型!




