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ギルド

「エマ様、そちらにお掛けください。」

リンに連れられ冒険者ギルドの奥の部屋に通された。

「ワッ!」

「どうかしましたか?」

「いや、足首についていたのが移動してきたから驚いただけ。特に気にしないでいいよ。」

少年は先程まで足首を掴んでいたが、スルスルと上るように手が上がってきて私の腰回りに腕を回すようにしてつかまってきた。絶対に片手は私の服を掴んでいたので逃げることもできなかったし。

「私はこれを取ってもらったら帰ろうと思っているんだけれど。」

私は腰に両手を回して引っ付いている少年を指差しながら言った。

「はずしはしますが、置いていかれると困るのでマスターが来るまでそのままでお待ちください。」

リンはそう言うと部屋を出ていった。

「ねえ、離れない?」

私は少年の頭に触れながら聞いてみた。

しかし、首を横に振って拒否された。

「そっか。別にあなたの両親の遺品類は全て返すよ。何ならしばらく生活できるぐらいの支援はしてあげるよ。だから、離れない?」

私は

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