プロローグ
「シン、ミン、リナ、アル、おはよう。」
パンとス-プを載せたお盆を持った少女が挨拶をしながら入ってきた。
「「「「おはようございます。お師匠様!」」」」
少年、少女たちは立ち上がってお辞儀をしながら挨拶をした。
「もう、そんなにかしこまらなくてもいいよ。私たちは家族のようなものなんだから。」
少女はにこやかな顔で言った。
「はい。分かりました。気を付けます。」
少女は背筋を伸ばして言った。
「お師匠様は私たちの恩人なのですから、敬意を示すのは当たり前です。」
すぐ横に座っていた少年が答えた。
「アル、お師匠様は恩人としてではなく家族として接してほしいそうですからここは親と子のような関わり方をするのが正解だと思うよ。
ですよね。お師匠様!」
「そうだね。シンの言うように親子のつもりで関わってほしいね。」
「シン、ミン、アル!おしゃべりはそのくらいにしてお師匠様が配膳をしようとしているのだから手伝いなさいよ!」
お師匠様と呼ばれる少女の次に小さな少女は両手でス-プを持ちながら他の3人の子供たちに文句を言った。
「「「は~い!」」」
3人は渋々といった雰囲気で手伝い始めた。3人の子供たちが手伝い始めるとあっという間に準備が終わった。
「さあ、準備もできたので食べ始めようか。」
師匠と呼ばれた少女は誕生日席に座ると言った。
「「「「はい。」」」」
少年、少女たちは元気よく返事をした。
「それじゃあ、いただきます!」
「「「「いただきます!」」」」
少年、少女たちは仲良く朝食を食べ始めた。
12時にもう1話更新します。