何を書いたっていいんだよ
よく、『○○みたいなのは書くな』みたいなのを目にします。
『過去編は現在の話から逸れるからダメ』
『読者が期待してる方向からずれるのは興味が削がれる』
『夫婦間のえっちは当たり前でエロがないから避けろ』
『ざまぁなのに誰から見てもやっつけられる悪人が出てこないのはダメ』
『現実の苦さを思い出させるようなものはイカン。徹底的に気持ちよくしろ』
とか──
詳しくないのであまり出て来ませんが……
あと、『小説の書き方』的な意味で、夢オチはタブーだの、推理小説で語り手が犯人なのはタブーだの。
色々ありますよね?
全部、自分がやりたいなら、やればいいと思います。
書いちゃいけないことなんて、ない。
もちろん長い小説の歴史の中で、あるいはそこそこ長いなろうの歴史の中でそれらは言われるようになったものなので、尊重して耳を傾けるべきものではあると思います。
でも、タブーを犯して面白いものが書けるなら、それ最高! って思います。
なろうでは特に初心者さんや素人さんが陥りがちな『作品がつまらなくなりがちな、やっちゃいけないこと』として親切に提示されているのでしょう。
だから自分は初心者や素人じゃないんだと思う人なら、やってもいいんです。
っていうか、いつまでもそんなものに従順になっていたら、いつまでも初心者や素人のままです。
ぶち破りましょう。
要は『やり方』『書き方』『考え方』でどうにでも変わる話です。
自分の力を信じて、禁忌に触れずこぢんまりとするよりも、好きなように書きましょう。
それだとたぶん、あんまり読まれないと思いますが、それはこぢんまりとした枠の中で生きている、物の見方の狭い、引き出しの少なすぎる、バカな読者さんが悪いのです。
自信をもちましょう。
ただ、もちろん自分を初心者あるいは素人だと謙虚に自覚している方は真似してはいけません。
ニーチェのツァラトゥストラ曰く、人間の精神には3段の変化があります。
まずは重い荷物を背負って運ぶラクダとして、従順に過去の人類の言葉を背負いましょう。
次には反抗する獅子…(龍だっけ?)になって、単に反抗してみましょう。
そして最後には赤ん坊となり、新しい目で世界を見、新しいものを創り出すのです。
謙虚に、まずはラクダになりましょう。
朝から暴れてしまってすみませんでしたm(_ _)m