第五章 エピローグ ~三角の頂点(5)~
その映像は、やけにスローで鮮明だった。
『俺の魂を贄に――』
そう宣言するジュートの姿は、誰よりも自信と力に満ち溢れていた。
ジュートの意志を受け、森は主である偉大な精霊王の魂を、死の寸前まで傷つけた。
全身に裂傷を受け、流れ出る血を止める術も無く、森を見下ろす丘に崩れ落ちるジュート。
吐き気を抑えるために唇にあてがった指の隙間から、大量の血液が漏れだす。
生臭い血の匂いが感じられる程リアルな映像に、心臓を鷲掴みにされたかのような衝撃が走る。
サラは無意識に胸をかきむしり、浅く早い呼吸を繰り返す。
映像に向かって伸ばした手が、苦しむジュートに届くことはない。
「こんなの……酷すぎるよ」
本来なら、森の木々は精霊王に従うもの。
しかし森を出たジュートには、そんな権限も力も無く……自らの命を賭けるしかなかった。
森の精霊たちも、ジュートの魂全てを奪い取ることに躊躇した。
その代わり、生命を維持できる限界までの力を奪い、森はジュートの願いを受け入れた。
「早く終わって……お願い」
サラが祈るように見守る中、少しずつ森の増殖が始まり……ようやく映像は次のシーンに切り替わる。
ジュートは、最後の力を振り絞って盗賊の砦に戻った。
地底湖の水は、本来“聖なる水”として、傷を癒す力がある。
しばらく地底湖の水を飲み、身体を浸し、大人しくしていれば回復するはずだった。
ところが、ジュートの傷が癒えるスピードより早く、世界の滅びは加速していく。
映像は砦の上空を駆け抜け、精霊の森を越え、再び大陸へと近づく。
ぼんやりと霞がかかっていた大陸は、いつの間にか一寸先も見通せない程の濃霧に包まれていた。
発生した穢れが、そこまでまん延したのだ。
広大な大陸でどれだけ悲惨な事件が起きたとしても、ジュートにとっては聖地を守ることの方が大事だった。
聖地は、女神の眠るゆりかご。
そこが汚染されれば、女神の目覚めは遅くなり、その力も奪われる。
それこそが、目覚めかけた魔女の狙いだった。
「魔女って、ズルイけど賢い。もしかして、私が女神サマの記憶無かったり、女神パワーを上手くコントロールできないのも、その辺が原因なのかも?」
大陸を蹂躙し飽和した穢れは、出口を求めて聖地へと流れ込む。
しかし、ジュートの命を受け増殖していた森が、人間が直接持ち込もうとする穢れを遮断する。
空はもともと女神の領域。
空気の穢れは、太陽光の力で浄化され、自然と薄まる。
それでも、夜の闇に紛れて森を越える薄い靄が、砂時計のようにゆっくりと聖地へ溜まってゆく。
そして、最大の問題は魔女の領域……地下を通じて流れ込む水の汚染。
「あ……水不足って、もしかしてジュートが」
サラが疑問の答えに到達しかけたとき、シーンは唐突に切り替わった。
霧の中から現れた“運命の双子”が、神殿の巫女として森へやってくる。
狡猾な魔女が様々な布石を打ちながら、長く待ち焦がれていた“器”が。
* * *
映像は、精霊の森へ吸い込まれるように近づき、神殿で語り合う二人の傍へ。
葉ずれの音が心地良い森の神殿で、姉妹は寄り添いながら穏やかに暮らしていた。
「ねえ月ちゃん、あなた今日も図書館行くの?」
「前任の巫女様から聞いていらしたでしょう。時間は無限にあるように見えて限られているんです。少しでも有益な知識を得ておかなければ」
「まあいいわ、難しいことは月ちゃんにお任せ! 私はちょっと森を探検ー」
「もう、姉さんったら……」
『いつか私たちにも、袂を分かつ時が来るんですよ……?』
その台詞を月巫女が声に出さず飲みこんだのは、それが悲しい予言になるのを避けたからだ。
いつまでも『二人で一人』ではいられない。
気付いていながら、離れられなかった姉妹。
二人を襲う悲劇的な運命にサラは胸を痛めるものの、こうして遠い未来から見守ることしかできない。
過去を変えることはできないし、望んではいけないこと。
だからこそ、変えられる未来が尊いんだ……。
二人の未来は、きっと明るいはず。
サラの気持ちが浮上するのと同時に、女神の映像アングルも森から離れて高く昇っていく。
光の速さで、カメラは南西へと向かった。
次にクローズアップされたのは、オアシスの王城。
「兄さん、俺の言うことが聞けないって?」
「すまないが、それだけはできない……」
若かりし頃の国王が、少し年下の細身な男を前に膝をつく。
土下座を強要され、素直に従う国王。
柔らかな前髪が地面に触れる程、国王の頭は深く下げられた。
それなのに、「足りないな」という冷徹な言葉と共に、国王の後頭部が男の足で踏みつけられる。
頬が土にまみれても、国王は何も言わず享受する。
周囲では、大げさに笑い声をあげる七人の魔術師。
紅一点の女魔術師だけは声を立てず、無理矢理作ったと分かる歪んだ笑みを浮かべていた。
その表情を見て、サラは気付いた。
彼女が本当に愛する人が、誰だったのかを。
彼女は、国王のために『王弟のモノ』になったフリをしていたのだ。
いつか国王の役に立ちたい……その日を待ちながら、自分の感情を押し殺してきた。
そして、その希望は現実のものとなる。
国王が城から逃亡する日の夜、彼女は結界の一部に穴を開け、追手を足止めするべく動いた。
国王にも、王弟にも、誰にも気付かれないくらい密やかに。
『どうか、生きて戻ってください。もしもそんな奇跡が起きたなら、私は……もう自分を偽りません』
走り去る国王の後姿を見守りながら、彼女は神に誓った。
その声を聞いたのは、女神と魔女の両方。
熱狂する市民に取り囲まれ、『英雄』の冠をつけて戻った国王を、誰よりも喜んで出迎えた彼女は……愛する人の隣に立つ、青い瞳の女を見つけ慄然とする。
その時、彼女は自分を偽ることができなかった。
砕けた陶器のように、一度壊れてしまった心はもう戻らない。
言霊に縛られ、憎しみに支配された彼女は、欲望のままに罪を犯す。
同じく狂ってしまった王弟に、『王妃』を陥れるための計略を指南する……。
自分の思惑通り、王弟たちに暴行される太陽の巫女を見て、彼女は嘲笑う。
僅かに残る“良心”が、どうしてこんなことになってしまったのかと嘆く声をかき消すように。
程なくして、太陽の巫女の瞳が血の色に変わり……気付けば彼女は死の縁に立っていた。
小さな良心が、彼女の命を繋ぎとめる細い糸となった。
魔女の裁きを受け、審判の間の壁にぐったりと身をもたれかける彼女は、夢を見ていた。
主人公は、幼い日の自分。
まだ何も知らなかった少女は、太陽の下で無邪気に笑っていた。
彼女の傍らには、二人の少年。
彼らは、この国の王子だった。
兄王子はすでに彼女より頭一つ分背が高く、大きな手のひらで彼女の頭を撫でて走り去る。
幼くとも美しさの片鱗を見せる彼女に、熱い眼差しを向ける小さな弟王子。
その視線に気付かず、彼女は些細な一言を漏らす。
「わたし、強い人が好き」
サラは思わず、両手で顔を覆った。
彼女の言う強さを『力』と受け取った少年は、漆黒の瞳に負けん気の強さを滲ませる。
力を求めて生き急ぐ彼にまとわりつくのは、曇り空からゆらりと降りる微かな灰色の靄。
気付けば彼は兄王子を追い落とし、両親にも手をかけ……権力も、欲しい女も手中に収めていた。
それなのに、彼の飢餓感は消えない。
「お前は、何を見ている……?」
そう問いかけるたびに、腕の中の女は儚げに微笑むのだ。
小さなひび割れにも似た、耳触りの良い嘘を吐きながら。
「あなたを、見ています」
それは、本当に愛する人を守るためについた悲しい嘘。
嘘は必ず、本人に返ってくるのだと分かっていながら……。
* * *
女神の映像はそこから東へと飛ぶ。
今度は、砂漠の王宮へ。
見えたのは、既に独裁者だった国王が、一人自室で世界地図を眺めるシーンだった。
巨大な象の振る尾の先のように、彼が統治するネルギという国は小さい。
「世界の果てには、神の国へ繋がる道があるという……私はそこへ行ってみたい」
砂に埋もれた王宮で、贅の限りを尽くしてみたところで、国王の心は満たされない。
できるならば自分は神となり、世界の全てを手に入れたい……そんなことを考えていた。
本気で求めるなら、自らの足で砂漠を越え、大陸へ行けば良かった。
それが過酷な旅と分かっているから、国王は動かなかった。
そして、赤い瞳を持つ女が国王の部屋を訪れる。
彼女が提案した“ゲーム”に、国王は夢中になった。
自分が眠っている間に、戦地へと一瞬で飛ぶことのできる赤い瞳は、願っても無いアイテム。
まどろみの中でヴァーチャルな戦争ゲームにのめり込む国王を包むのは、灰色の靄が与える偽りの全能感。
その時点でもう、国王は人間ではなくなっていたのかもしれない。
映像の終わりが近づくのを感じ、サラは深い溜息を漏らした。
女神が見せてくれたのは、サラが知る人物だけ。
これらは、氷山の一角でしかない。
「やっぱり、穢れは防ぎ切れなかったんだ。当たり前だよね。あんなに長く戦争が続いてて、誰もオカシイって言わなかったんだもん。ううん、そう言ってたのはトリウムの騎士たちだけ……」
森を越えて大陸から吹く風が、不安の種を蒔いた。
大地を潤すはずの水が穢れをはらみ、人を狂わせた。
全ては魔女の思惑通り。
人心が乱れるほど、世界は魔女に有利なものになっていく。
「そうやって病んで行く世界……滅びの足音に、ジュートは最初から気付いてたんだね」
サラの呟きに導かれるように、映像は再びジュートに戻った。
満身創痍のまま、ジュートは魔力が尽きるまで地底湖に光を当て、浄化を繰り返していた。
浄化し切れなかった分は、地底湖の水底にある扉を開き、四次元の暗い海へ落とす。
自分が浄化できる分だけでは、大地の全てを潤わせるにはとうてい足りない。
特に砂漠の地下にはサンドワームが居て、貴重な水が奪われてしまう。
分かっていても、ジュートは決してその作業を止めようとしなかった。
無茶を繰り返すジュートの力は日一日と削られていった。
いつしか使える魔術も制限され、女神の気配を感じ取ることもできないくらいに弱い、単なる人間へと近づいていく。
女神が目覚め、魔女を封じさえすれば、全ては無に帰る。
その日を待ち望むジュートの前に現れたのが……ちっぽけな“人間”の少女だった。
「うう……ついにご本人登場……」
サラが顔を背けたところで、映像は消えてくれない。
的外れな言動を繰り返す、ほんの数ヶ月前の自分は見るに堪えず……サラは顔を真っ赤にする。
特に、ジュートと出会った直後が最悪だった。
必死で女神を探し続けるジュートに対して、サラは恥ずかしげも無くこんなことを考えていた。
(くそー……めちゃめちゃカッコイイ!)
(いや、一般に受けるというより、単に私の好みってこと?)
(あー、頭領にメガネかけさせたら、絶対似合うかも……)
「女神サマっ! もう勘弁してー!」
サラの絶叫が木霊する女神の映像世界は、ようやくクライマックスへ。
より高く、女神のカメラは太陽へ向かって突き進む。
上空から見下ろすと、魔女の流した“穢れ”が向かう先がくっきり見える。
二つの城の上には雨雲のように広がり、もっとも濃く分厚い雲は、封印を解かれた森の神殿に。
それらの雲を払いのけるべく、天空の彼方から差し込む太陽の光。
「精霊の森の神殿、オアシスの王城、砂漠の王宮……この位置って……」
正三角形。
サラは光の向かう三点の中央を探った。
目に止まったのは、荒野の中にひっそりとたたずむ、人気の感じられない岩山。
地中深くには、大地を潤す水脈の源となる地底湖……その水底に『三角錐』の頂点がある。
その場所こそ、全ての死者が集い、新たな生命となるべく復活を待つ世界……。
「そう……冥界は、ここにあったんだ」
水底の扉を開けたその奥には、今静かに赤い瞳の魔女が安置されている。
世界に広がった穢れは大地の底へ沈み、眠りについた魔女へと吸い寄せられていく。
乱れていた人々の心は、いずれ落ち着きを取り戻すことだろう。
そして、穢れがそこに蓄積され続ければ……魔女は再びその瞳を開くのだ。
「あとは私が、地上の平和をどれくらいキープできるかってことね……」
そう呟いたとき、映像はぷつりと途切れた。
* * *
「よしよし、だいぶ分かったぞっ」
映像編集部の女神に向かって「ありがとうございまーす!」と頭を下げてから、サラはあらためて現実のジュートに向き直った。
「ジュート、お待たせっ。サラ隊員、ただいま戻りました!」
ビシッと敬礼のポーズをするサラは、自分がどんな行動を取っていたかを知らない。
突然黙りこんだかと思えば、ぶつぶつ独り言をいい……泣いたり笑ったり百面相。
挙動不審過ぎるサラを、冷め切った瞳で斜めに見るジュート。
対照的に、熱く潤んだ瞳で真っ直ぐ見つめるサラ。
「ゴメンね、ジュート! 私、すっごい待たせちゃったんだね……。言い訳になっちゃうけど、あの頃の私には何も分からなかったの。ただ“ジュートってメガネが似合うだろうな”ってことしか」
「俺は未だにお前が全くワカラン」
ジュートは、恋人ではなく変人を見るように、無表情でサラを見返す。
そんなちょっぴり冷たい態度も、絶対的な愛情という土台の上にあるからこそ……そう切り返せるくらい、サラの胸にはポジティブな思いしか溢れてこない。
「ねえ……ちょっとだけ、傍に行っていい? ダメ?」
ささやか過ぎる、サラのおねだり。
その目がやけに座っていることに、ジュートは気付いた。
半ば逃げ腰で立ち上がったものの、うるうる潤んだブルーの瞳にほだされたジュートはこう言った。
「鼻栓を、もっと太いものに取り換えるなら」
拗ねて泣き真似したところで、その条件は覆らない。
仕方がなく、サラは鼻の穴がはちきれんばかりの鼻栓を詰めて、ジュートの胸に突撃!
「ジュート、好きーっ!」
「お前、今上向くなよ? 俺を笑い殺したくなかったらな」
「ヒドイこと言っても、離れてあげないもんっ」
ジュートの背中に両腕を回し、みしみしと肋骨が音を立てるくらい絞めあげるサラ。
厚く硬い胸に耳を押しつけると、確かなリズムを刻む鼓動が聞こえる。
「生きててくれてありがと!」
「俺は……今、死にそうだ……」
「ふふっ、大げさなんだからっ!」
サラは抱きつく腕の力を、少しだけ緩めた。
腕立て千回の効果が現れ始めたことなど、すっかり頭から抜け落ちたまま。
顔を上げるなと言われてことすら忘れて、ガバッと顔を上げ、豪快な笑顔を向ける。
「――ぶはっ! サラ、こっち見るなって……くくっ」
「ジュートが笑ってくれると、私幸せ!」
フガッ! と鼻息荒く叫んだ瞬間、サラの鼻からスポンと極太鼻栓が飛び出てしまった。
一気に呼吸が楽になり、サラは何の疑いも無く鼻呼吸。
その瞬間、自分の肌からほんのり立ち上る、あの香油……。
「サラ! お前、鼻栓取れて……」
「ジュート……好き」
とろんと半開きになった瞼と、舌舐めずりされるピンクの舌、艶めく唇。
先程までジュートのボディを万力のように絞めあげていた腕は、なよやかにジュートの胸へと添う。
一気に脱力し椅子にもたれかかったジュートの、逞しい太ももの上に遠慮なく座り込み、サラは至近距離から甘い吐息を吹きかける。
「もう、あなたになら何をされてもいい……」
「つついてもいいか?」
「ん、どこでも触って?」
ジュートが試しにサラの額をつつくと、案の定サラの笑い袋が弾けた。
はしたなく床に転がり、生足をバタつかせながら「くすぐったいよぉー」とケラケラ笑うサラを見下ろし……ジュートは一つの覚悟を決めた。
* * *
天窓から、うっすらと朝の光が差し込む。
サラはその光を手の甲で遮ると、ゴロンと寝がえりを打った。
「ん……ジュート……元カノって、誰よぉ……」
寝言をいいつつ、肋骨が折れるほどの力で抱きしめたのは、ジュートの身体……では無く、ジュート愛用の特大枕。
サラが眠るこの場所は、サラのために用意されたゲストルームだ。
昨夜、自分が恋人の容赦ない手刀により気絶し、餞別の枕と共にこの部屋へ放り出されたことを知らず……サラは一人、幸福な夢を見ていた。
降り注ぐ太陽の光が、サラの身体を柔らかく包みこむ。
穏やかに凪ぐ風がサラの髪をくぐり抜け、ふわりと舞い上がらせる。
遠くから、子どもたちのはしゃぐ声がする。
サラは微笑みながらそっと呟いた。
「ここが元々は砂漠だったなんて、信じられないわね……」
「ああ、そうだな」
大地には盗賊たちが植えた木々が、力強く根付いている。
その木は毎年一回、サクラに似た白く淡い花びらをたくさんつける。
まるで雪のように、砂漠に降る花――。
サラたちは寄り添いながら、いつまでもその光景を眺めていた。
↓次号予告&作者の言い訳(痛いかも?)です。読みたくない方は、素早くスクロールを。
ということで、こっちが本当のエンディングでした。本当のというか、当初のプロット通りというか。『砂漠に降る花』ってタイトル地味なんだけど、この落ち着いたエンディングにぴったりかなと採用したのです。砂漠に落っこちるハナさんとWの意味で……。さて、今回はいろんな伏線を一気に回収したエピローグでした。ざっくり補足しましょー。まずはジュート君の苦労話。サラちゃん覚醒までは、魔女っ子に振り回されっぱなしです。今までジュート君と言えば、正体不明のイイトコドリキャラだったけど、今回で名誉挽回できればと。月×花さんは仲良し姉妹。何気に国王様はモテモテ。本編では完全脇役だった女魔術師さん、実はそーとー可哀想な人でした。名無しの王弟君も……暗い話苦手なので、この辺はあまりツッコまず。あとゲーム好きなヒキコモリのネルギ国王様ですが、自分ち=世界の果てで、すぐご近所に『神の国(冥界)への道』があるって気付かなかったという灯台もと暗しなオチ。太陽の巫女さんはそのルートを知ってました。そこら辺が、水不足と絡めて一番でっかい伏線です。例の三角錐結界……これは気付いた人居ないはず。って、半島の地図が無いから分かんなくて当然ですね。後出しジャンケンでスミマセン。三角錐の高さ計算方法は忘れましたが、深さがかなりあるってことは……ジュート君、太陽の巫女さん抱えて潜水(海女?)なーんてワケは無く、行きはテレポーテーションです。帰りは力尽きて泳ぎました。そして、前回あそこから現れた謎の人物は……おっと、臭い謎には蓋! 最後は、媚薬→夢(予知夢=母ノートの最後)の二段オチを。夢から覚めたら『グルメ猫編』です。はー。長文失礼。
次回は、エピローグ2です。ボロボロのお城に取り残して来てしまったメンバー等のその後を軽く。先に『うちのお兄ちゃん』の番外編に手をつけるかもです。あとは、逃げ続けてた改稿を少々……今回第一章ちょろっと見たらあまりの酷さにショック。orz
※一段落しましたので、完結記念アンケート(キャラランキング)を作ってみました。
お好きなキャラにポチッと押してください。一言コメントも歓迎です。
なお、順不同……ではなく、作者の書きやすかった(好み?)順に並んでおります。
http://ameblo.jp/aqstory/entry-10411557487.html
※ついでにご報告が一点。先月参戦したアルファポリス・青春小説大賞の結果が出ました。『うちのお兄ちゃん』はなんと最終選考まで進んでいたようです。皆さまに感謝のキスを……うにうに。(←要らない)
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