表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/51

換金所

俺とマーガレット、浅井さんは換金所へ向かう。1人瀕死状態になっている神田主任は放っておいた。


もう一生会うことはないだろう。


****


換金所に着くと人は全くおらず、ガラガラであった。


「やっぱりあの馬当てた人が少ないのか換金所にも人が少ないね」


10000倍の馬券を当てたことを少しずつ実感しようと試みるも、俺はまだ夢見心地だ。


「はい、おばさん、これ当たり馬券!」


マーガレットが600万の馬券を差し出した。


「あら!あんた当たったのかい!?嘘おっしゃい!おばちゃん、ちゃんと辞めとけって言ったんだからね!600万も馬券に突っ込むなんて馬鹿だよって!当たってるわけ……」


おばちゃんが馬券を確認する。


「嘘だわ。こんなこと35年働いてきて初めてよ……」


おばちゃんは急いで何やら調べ始める。


「600億の払戻金のマニュアルなんてあったかしら?新人時代もそんなこと教えられてないわ!どうしましょ!」


おばちゃんは必死で調べてくれる。やがて該当のページが見つかったようで戻ってきた。


「どうすればいいか分かったわ。600億に関しては今ここで現金で払うことは無理だから、銀行口座に振り込むみたい。とりあえず、ここに口座の情報書いてくれる?」


天谷は渡された用紙に必要事項を記入し始めた。


「嘘嘘嘘……こんなことほんとにあるのね……私鳥肌立っちゃったわ。ごめんね、お嬢ちゃん、買うななんか言っちゃって」


「いいのいいの。私気にしてないわ。それよりも、おばさんが丁寧に買い方教えてくれたおかげですわ」


「なんて良い子なの……」


マーガレットは後ろで棒立ちしている浅井さんをおばちゃんに差し出す。


「おばちゃん、まだ仕事終わってないですわ」


浅井さんはマーガレットに貰った馬券を差し出す。


「すいません、これもお願いします」


「あんたら、何者なのよ!まだあるのかい!」


おばちゃんは馬券を確認する。


「なんだ、500万か。大した額じゃないね。これくらいなら現金で用意できるよ。どうする?現金で今日持って帰るかい?」


おばちゃんは話終えてから気づく。


「いや!500万も相当ヤバイ金額やないかい!600億見た後だから感覚麻痺してたけど500万も大金やないかい!」


「あ、それじゃ現金でお願いします」


おばちゃんは1人ノリツッコミしながらお金を詰めてくれた。


浅井さんは500万が入った紙袋を持つ。


「はい、おめでとうさん。こりゃ凄いクリスマスになったねぇ」


おばちゃんは最後までうるさかったが、マーガレットはおばちゃんを気に入っているようで、名残惜しそうに手を振り別れていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホームレスだがSSSチートスキル「コピペ」を持つ少女を拾った件
新規連載はじめました
こちらも面白いと思いますのでよろしくお願いします
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ