ツ ギ ハ キ ミ ノ バ ン
ずっとずっと
ひとりぼっち
もう貴方もいない
じゃあ
貴方もひとりぼっちだ
やった
また
一緒だ
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ある日私、東海美玲は友達の七瀬三郷と一緒に帰っていた。その日、変なものが見えた。ぐちゃぐちゃとした黒い何か。その時、私は「何これ」と言った。いや、言ってしまったのだ。三郷はそれを見て認識してしまった。その瞬間、三郷は消えた。死んだのではなく消えたのだ。私はそれに驚きを隠せなかった。それを私は仕方なく思ってしまった。だって、自分じゃないもの。私は何もなかったかのように家に帰った。そして今までの生活をした。ご飯を食べてお風呂にはいって寝て。幸いまだ他の友達がいるので、その子と遊んだ。でも、一緒に帰らなかった。何故かって?それはね、まだあの事が忘れられてないからだ。そうやって過ごしている頃、私はおかしなものをみた。三郷と帰っていた頃に見つけた あれ だ。そして ツぎハおマまノ番 と言った。ひとならざるものの声で。そして私は取り込まれるゆックり、ユっくりと。最後に聞きなれた声が聞こえた。
ツ
ギ
ハ
キ
ミ
ノ
バ
ン
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おしまい