表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/48

魔力制御一年生

結構短いですがキリが良かったので。

サブタイトルを下書きのままあげてしまった。

やらかした

 

 昼食後の一休みも終わった事だし、待ちに待った"脱力"の制御を教わろう。

「ガル、制御を教えてくれ」

「やっと来たか、少し前に来ぬから覗きに行ったら寝ておったからな

 疲れておるのだろうと思いそのままにしておいた」


 気が利くと言うか何というか。

 そう思いつつ湧水の池の傍にある、丁度良い高さの岩に腰を掛ける。


 こうして漸くガル先生による"脱力"講座が始まったのである。

「まず魔力と云うものはこの世のすべての生物に存在しておる。

 精霊や妖精や人間や亜人、他にも動植物も含めて全てじゃ。

 この魔力を使って制御をしてやる。

 これはどの能力にも言えることなのじゃぞ」

(まさかどの能力にも必要だとは知らなかった)


「言いたい事が有りそうじゃがまず聞け。

 人間には"魔力操作"と云う能力があるが、

 これは持っているから優れているのではなく

 魔力を使って制御する鍛錬の時間が減るだけであるのに、

 人間達はそれを勘違いして優劣だと決めつけておる。

 時間を掛け制御を訓練すれば持っておらぬ者でも同じところまで辿り着ける。

 アールは持っておらぬから制御することを他人より頑張らねばならぬ。

 人間の寿命からすると何処まで高めることが出来るか分らぬが、

 "魔力操作"が無いにも関わらず魔力の制御が相当上手い者も以前はおった。

 ここまでで聞きたい事はあるか?」


 そう言われたので気になった事を聞いてみた。

「能力を魔力を使って制御すると言ってたが、どの能力でも同じ様に制御出来るのか?」


「初歩中の初歩の制御は全て同じじゃが、そこから先に進むなら能力別に制御方法が変わる。

 我がアールに教えてやれるものは"脱力"しかない。

 今"雑草"は若いドルイドしか持っておらぬ故、アールの能力とそこまで差異が無いだろうしな。

 あと我の願いなのじゃが、我の知り得る知識をアールに教えるのでな、

 アールの知り得た"雑草"の知識や制御を、"雑草"を持つ若い者に教え伝えて

 やって欲しいと言う思いもある。そうする事に依ってアールのこの森での立場も楽になり、

 いずれ自由に動けるようになるだろう。

 それでも文句を言うものがおるなら我がアール側に立ち手助けすると約束しようぞ」


 今後生きて行く為には目の前にいるガルの手助けは必要である。

 そしてこの森を自由に歩き回っても良い上に、他種族との交流も認めてくれるというのは

 破格の条件ではないだろうか。このドルイドの森(名前を知らないから勝手にそう呼んでるだけ)は

 追い出されたら次は無いだろうし、ここでしか学べないことも多い筈。

 しかも相手はドルイドに教えるということだから、人間に情報が洩れる心配もないはずだ。

 親ですらああいった感じなのだから人間は信用が置けない。

 今後自分が生きるために関わって行くのは、おそらく亜人や精霊や妖精になるだろうから

 この条件を飲まないのは馬鹿げてるだろう。


「ああ分かったよガル、もう少し知識が付き制御出来る様になったら

 その若いドルイドにも教えるよ。あと出来た薬などの情報は今まで通りガルに伝えれば良いのかな?」


「今はそれでも良いが、いずれ若い者に教えるようになれば、その時はその者に伝えてくれれば良い」

「分かった、ガルは俺の仲間と考えても良いのかな?」

「構わぬ、長きに渡り暇だった我もアールに逢ってからは

 久しく感じておらなんだ楽しいという感覚を思い出したわい

 ぬっはっはっはっは」

 何というか悪役の様な笑い方だな・・・それでいいのかガル


「ではまず初歩中の初歩からじゃの、アールはそれが出来ておらぬから

 我が能力を見た時"脱力が"青にまでなっていたのだ。

 最低限自分に掛かっておる"脱力"を掛からなくなるまではやらねばな」


 そう言えばそんな事を言われてたな、ということは俺が非力だと思っていたのは全てこれのせいなのか。

 ほかに体力や魔力も上がると言う事だよな。

 走力に関してはすでに自信あったのだがまだ上がると言う事になるのか。

 そして小さい頃集中力が無さ過ぎると言う事で、集中力を鍛える事もしたよな。

 まさか"脱力"が原因だったとは・・・そうか子供の頃の病弱もか。


「やり方は簡単じゃが今自分の魔力がどこにどうあるか判るか?」

 どこにとはどういう事だろう。

「どこ?というのは分からないが薬を作る時みたいに、

 手に持って手から魔力を注ぐような感じでやっってる。

 だから魔力は手から発するものだと思ってたが」


「人間は他人に魔力の使い方を特に教えないのか、

 ではまず自分の体の表面全てに魔力の層を作るように練習してみよ

 魔力で体を覆う感じじゃ、出来るようになれば次の段階へ行く」


 いきなりの無茶振りをされたが、皆このような事をしてるというのか


「それと暫く薬を作るときは手ではなく足とか他の部分を使って

 魔力を込めてみるといいかもしれんぞ。

 今まで手でしか使えなかったのが足や額やほかの処でも出来るようになれば

 魔力を制出来つつあるということだ。

 初歩中の初歩というのは体の中の魔力を自由自在に操る所までじゃ。

 先程言った層を作れと言ったのは、その先が"脱力"制御に必要なのじゃよ。

 層を作るんは魔力をきちんと制御出来ねば無理じゃからの」


 いきなりの難題である。だがこれが出来ないと己の未来は闇のままである。

 そして今日の残りは魔力の制御に対し試行錯誤して頭を悩ますこととなる。



これで村を出て4日目終了です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ