表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この学園には攻略対象者はいません。  作者:
第二章 彼らは孤高の生徒会長とヒロインその1、又は、斜陽の令嬢と主人公その1、でした。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/121

4、人の夢と書いて儚いと読む。

 





 私と弟が『目覚め』た日、あの教会で、私達は誓い合った──圓城寺紗々蘭(えんじょうじささら)を『黒幕令嬢』にしない事を、それは私達の二つ目の『夢』になった………………が!


「あんのっ、毒婦っ! どんだけ性根が腐ってるんだっ!」


 ……私達は圓城寺家との接触を禁止された、理由は毒婦……私達の生母が、圓城寺家当主(妻を亡くした男) に夜ばいをかけたから、だ。


 私達の住む旧四季邸の春──我が家が没落する前、季節ごとに移り住んだ屋敷の春用──と、圓城寺家の敷地の間には門が設けられ、私達兄弟──双子の姉達と元弟の兄と私──が当主の奥方に面倒を見てもらっていた関係で、ここしばらくは鍵をかけてはいなかった、そこを毒婦が付け込んだ、らしい……まだ子供の私達は詳しく話してはもらえなかった、


「……何時か、何か、やらかすとは思ってたけど、あそこまで馬鹿で無茶だったとはね~、…………はぁ、こりゃ紗々蘭姫に直接働きかける以外の『黒幕令嬢』化阻止策を考えなきゃね~」


 弟、いや、今は兄の、ゲームの攻略対象・・・・桜花院覚おうかいんさとり』が、次善策を検討し始める……さすが出来た弟……いや今は兄……あー、もうっ! ややこしい! とにかく、頼りになる相棒はまだ諦めてはいない様だ……もちろん私もねっ!


「……圓城寺家の従者達に積極的な接触をとるのは危険だろうね……でも、同じ学園に通っている訳だし、世間話ついでにちょっと探りを入れるぐらいは出来そうかな? ……それから……」


 ……うーん、後は……、


「……黒幕は操る人間がいてこその黒幕……つまり、悪役令嬢を操られ無い──しっかりとした自我を持った子にすれば……」


 ……うん! 私は覚としっかりと見つめ合い、決意を固めた……行うのは反対側の隣家──桐生きりゅう兄弟の生活改善、




 私はもう一度誓う、……少なくともこの手の届く世界は、幸福な結末(ハッピーエンド)にする事を目指すと──桜花院優菜(ゆうな)七歳小学二年生の初夏、ゲームではヒロインその1(・・・・・・・)だった私の挑戦の日々が今、始まったのである。



 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ