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悪役令嬢のカエデちゃんとの出会いです(5話)

☆腐女子が乙女ゲームのモブに転生した

件☆


☆第5話☆


私は、乙女ゲームのフォーチュンラブストーリーのモブの令嬢のアンズに転生しました。

この乙女ゲームの世界でGL愛とBL愛を布教しようと思いました。

そして聖獣のフェンリルのフェンちゃんとも契約して家族になりました。

そして街でゼロ君と出会い友達になりました。

これからもっと乙女ゲームの世界が楽しくなりそうで嬉しくなりました。


そして次の日に街を歩いているとお店の人にどなり散らしている女の子がを見掛けました。


「あれって悪役令嬢のカエデ·オベールちゃんだよね。

相変わらず怒り散らしているよね。

でもカエデちゃんって意外と良い子なんだよね。

ズバリツンデレ属性!

でもその事で良く誤解されるんだよね……」


私は、カエデちゃんがただ喚き散らしているだけなのがなんとなく解りました。

だからカエデちゃん達に近づきました。


「おじさん、どうかしたの?」


私は、先にお店のおじさんに話し掛けました。


「アンズ様……

いやー……

なんて言いますか……?」


お店のおじさんは、困った様に苦笑いを浮かべました。


「……カエデ様、何が合ったのですか?」


私は、カエデちゃんの方を振り向いて何が合ったのか質問しました。


「ふん、何故あなたに言わないと行けないのよ!?

どうせ、あなたも私のわがままだと言うのでしょう!」


カエデちゃんは、睨んだ様に私を見つめました。


私は、カエデちゃんとお店のおじさんと周りを見渡しました。

そして近くにメイドさんが辛そうに俯いていました。

そしてメイド服が汚れていました。

そしてここのお店が高価な店なのも思いました。


「……おじさん、メイドさんが平民だからここのお店に入れたくなかったのですか?」


私は、直ぐに状況を飲み込みました。

だから優しく微笑んでお店のおじさんに話し掛けました。


「あ、ああ……

ここは、他の貴族様達も利用します。

平民を入れたら他の貴族様達の不満が爆発します……」


お店のおじさんは、困った様に苦笑いを浮かべました。


「メイドさんは、貴族の大切な家族です。

それは、貴族様の家族も断るって事ですよね。

それでこそ失礼では、ありませんか?

おじさんは、自分の家族にも同じ事を言うのですか?

お願いです。

そんなに悲しい事を言わないでください……」


私は、おじさんの両手を握り締めて泣きそうな表情で悲しそうにおじさんを見つめました。


「アンズ様……

そうですね……

俺が間違っていました……


カエデ様には、メイドさんも大切な家族ですよね。

どうぞ、お店の中に入ってください」


お店のおじさんは、私の悲しそうな表情を見て何かを納得した様に頷きました。

そしてカエデちゃんに頭を下げて謝りました。


「ふん、初めからそう言えば良いのよ!

ほら、行くわよ、メイ!


それからあなたの名前を教えなさい!」


カエデちゃんは、少しだけ睨む様に私を見つめて右手の人差し指で私を指しました。


「私の名前は、アンズ·アダンと言います」


私は、カエデちゃんの行動が可愛らしくてニコニコ笑顔になりました。

そして自分の胸に右手を当てて優しく微笑みました。


「アンズ·アダン……

アンズの名前を覚えていてあげるわ……


その……

メイの事は、ありがとう……」


カエデちゃんは、後ろを向いて顔を赤らめて私に聞こえるぐらいの小声で呟くとメイドのメイちゃんと一緒にお店に入って行きました。


(うぅ……

ツンデレカエデちゃん、萌えるよ!?

それにメイドのメイちゃん✕悪役令嬢のカエデちゃんも良いよね!

カエデちゃんかメイちゃんの為に怒るのは、やっぱり愛し合っているからだよね!

互いに愛し合っているだなんて尊過ぎます!

うっ……

興奮し過ぎて鼻血が出そうだよ……)


私は、鼻を押さえどうにか鼻血を出すのを我慢しました。


やっぱりカエデちゃんは、凄く良い子だと思いました。

だからカエデちゃんにもBL愛とGL愛の素晴らしさを伝えようと思いました。


〜つづく〜

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