乙女ゲームのモブのアンズに転生したみたいです(2話)
☆腐女子が乙女ゲームのモブに転生した
件☆
☆第2話☆
「あーーもう、急がないとコミケの新刊に間に合わないよ!?」
私は、コミケに出す新刊の同人誌作りの為に1週間寝ずに徹夜で同人誌を書いていました。
「よし!
これで完成!?
良かった!
間に合ったよ!」
私は、どうにか同人誌を完成させました。
「疲れた時には、やっぱりBL本に限りますよね!
はー……
はー……
シオン受け最高!
イオン攻めも最高!
うっ!?
鼻血が出過ぎて意識をなくなります……
や、やばいです……」
私は、どうにか同人誌を作るのを完成させました。
疲れを取る為にBL本を読みました。
読んだBL本が神過ぎて興奮して鼻血をダラダラと流しました。
鼻血を流し過ぎて血不足で倒れて気を失いました。
…………………………
………………
…………
……
「う……ん……?
確か同人誌作りを完成させてBL同人誌を読んで鼻血を出して倒れたはずです……
はっ!?
新刊が落ちます!?」
私は、気が付くと知らないベッドの上でした。
直ぐに新刊の同人誌を印刷所に出してないのに気が付いて慌てて起き上がりました。
「アンズ様、気が付かれたのですね!?
良かったです!?
高熱を出されて魘されていたのですよ!?
大丈夫ですか!?」
私と同じくらいのメイド服を来た女性が私を心配そうに見つめました。
(メイドさん!?
リアルメイドさんマジ萌える!?
それに部屋の作りからして乙女ゲームのフォーチュンラブストーリーに出てくる部屋の風景に良く似ています。
そう言えば私の事をアンズって呼んでいましたよね。
って事は、私は、鼻血の出し過ぎと徹夜のし過ぎて死んだって事になりますよね。
いやーー、ギャグにもならないよ。
このアンズって女の子に転生した事になりますよね。
でもフォーチュンラブストーリーには、アンズって名前のキャラクターは、なかったはずです。
てことは、乙女ゲームのモブに転生した事になりますよね。
これは、確認しないといけませんね)
「え、えっと、あなたの名前は、何でしたか?」
私は、このメイドと長い付き合いになると思いました。
だからメイドさんの名前を質問しました。
「えっ!?
私の名前を忘れたのですか!?
ナノハ、ナノハ·ショパンです!?
生まれてから遣えているのにあんまりです!?」
ナノハは、涙をボロボロと流して私の肩を触りました。
「ごめんなさい、ナノハ。
少しだけ高熱で頭が混乱していました。
それで、確認です。
ここの国の名前は、エーデル王国でしたよね。
そして隣国の名前は、ワーグ王国でしたよね。
そしてこの国のエーデル王国の第1王子がツバキ·ブランシャールでしたよね。
エーデル王国の第2王子がハル·ブランシャールでしたよね。
隣国のワーグ王国の第1王子がキョウ·ブーシェでしたよね。
全て間違いがありませんか?」
私は、本当にこの世界がフォーチュンラブストーリーの世界なのか確認の質問をしました。
「はい、間違いありません。
良かったです……
ちゃんと覚えていたのですね……」
ナノハは、私の質問を聞いて安心をした様に微笑みました。
(やっぱりフォーチュンラブストーリーの世界ですよね。
はっ!?
て事は!?
ハルの双子の兄のツバキ第1王子✕ツバキの双子の弟のハル·ブランシャール第2王子の生のBLが見れるのですか!?
それとか隣国のワーグ王国の第1王子キョウ·ブーシェ✕キョウの執事のシュウ·ボワイエのBLも生で見れるのですか!?
しかも悪役令嬢のカエデ·オベール✕乙女ゲームの主人公ヒマワリ·ベルナールのGLも生で見れるのですか!?
それは、熱いです!
絶対BLとGLを布教しないといけません!
よし、頑張るぞ!)
私は、生で乙女ゲームのBLとGLが体感出来ると思うとニヤニヤが止まりませんでした。
……………
………
……
☆注意☆
そうこれは、腐女子がアンズのモブの令嬢に転生してBLとGLを布教しようとする話です。
そしてアンズが聖女として勘違いされる話でもあります。
〜つづく〜