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どこにでもある異世界転移~俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?  作者: ダメ人間共同体
第一部 俺のハーレム・パーティがちょっとおかしい/ラッキースケベは必要ですか?
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魔王誕生


アナミの攻略は簡単に終わった。

何故ならガルメニアが侵攻したときにはもぬけの殻になっていたのだ。

首都ワセンまで撤退・避難したようだ。

アナミからワセンまで10kmもない、女子供でも半日もあればたどり着ける距離だ。

これから首都ワセン攻略戦が始る。

山中は戻っていないがコリレシア軍1万人はブーン師団長の号令の下、戦闘に参加する。

悪いが山中は召喚さえすれば居ても居なくても影響は無い。


ワセンの南から俺のズガーンダムが侵攻し北と西にコリレシア軍が展開している。

東側にガルメニア軍がフェルナンド王の指揮の下、布陣している。

遊撃としてワレトラマンの鈴木が待機している。


さてさて、ズガーンダムの力をイズモニア国民に披露しましょうか。


ワセン南2kmほど前に布陣し、ゆっくり地響きを鳴らし地面を揺らしながら歩く。

ガシャンガシャンガシャン

ズンズンズン

と。


ビームライフルを構えワセンの門に目掛け


スギューン


っと一発射する。


石で出来た門は砕け散りホコリが舞い上がる。

おお、届いた。

有効射程距離は2kmあるのか。

破壊力は削がれると思ったが充分な威力だ。


さぁ、イズモニア兵は出てくるかな?

出て来ても死ぬだけだけどな。

もう一発撃ち込む。


ズギューン


完全に南門は崩れ去った。

そろそろ駆け足で侵攻しよう。


ガシャンガシャンガシャン

ズドンズドンズドン


騎兵が出てきた。

おいおいおい、どうするつもりだよ。

剣でズガーンダムを斬る事が出来ると思っているのか。

騎兵を蹴散らしながら門のあったところまでたどり着いた。

町の真ん中にビームライフルを打ち込む。

ビームサーベルで目立った建物を切り刻む。

町を徹底的に破壊しつくすのも今回の作戦だ。

この腐った邪教の国を歴史から排除するのがイズモニア攻略戦の趣旨なのだ。

征服でも支配でもない。

破壊と削除なのだ。


5分ほど町を破壊し予定通り町から撤退し最初に布陣していた地点に戻る事にした。

作戦は次の段階に進む。

コリレシア軍に合図のビームライフルを2発連射した。

西と北から戦車100両による一斉射撃が始まった。

俺と鈴木はズガーンダムのコクピットのモニター越しに町が破壊されていく様子を眺めていた。


「戦車100両の一斉射撃は凄いものがあるな」


「ガレキの山だな」


俺達の会話の間も砲撃は止むことなく続けられた。

これでは降伏の白旗を上げる間もないだろう。

いや、与えなかったというのが正解だろう。


「終わったな」

と俺がつぶやくと鈴木が


「国の終わりとはあっけないものだな」


イズモニアの首都ワセンは廃墟となり歴史から消え去った。

そして、砂埃が消え去ったころフェルナンド王の部隊が進軍した。

それに呼応して俺達もズガーンダムでワセンへ入った。

フェルナンド王は直ちにイズモニア皇王ダニアス。並びに皇王家の者を探し出すように命じた。

コリレシア軍も遅れること10分ワセンへ到着し町の外で待機していた。

俺と鈴木でブーン師団長を出迎えることにした。

今回の作戦を山中にも見せてやりたかった。我が軍の圧勝する様を。



その後、町に入るとダニアス皇王ならび皇王家の者を捕らえたという報告が入った。

間違いなくフェルナンド王は皇王一族を皆殺しにするだろう。

それにしてもフェルナンド王は情け容赦がない。

皇王一族は分かるがイズモニア国民を一体何人殺したのだろうか。

1000人?王の命令で殺した人間は1万人は下らないだろう。

俺も一体どれくらいの人間を殺したのだろうか?

・・・・・まて、そもそも俺は人を殺したかったのか?

なぜイズモニア国民を殺す必要がある?

現代日本の教育を受けている俺が、俺たちが争いごとを好むのか?


何故だ?なぜだ?ナゼダ?


フェルナンド王の赤い目を見ると命令どおり破壊活動を行ってしまう。

フェルナンド王の赤い目を見ると言われたとおり虐殺を行ってしまう。

フェルナンド王の言う事は常に正しいのだ!


広間にダニアス皇王一族が後に手を縛られたまま連れ出され跪かされている。

皇王を初め皇王妃、皇太子、皇太子妃・・・・・大人が8人。

俺たちと同じくらいの年の子、もっと小さい子供まで居る。

総勢15人。


フェルナンド王は剣を持ち何も言わず一人一人の首を刎ねた。

この王は狂っている。

王自ら処刑の執行をするなんて聞いた事がない。

ましてや占領した日に・・・・・

あぁ、国民はほとんど残っていなかったか。

最後にダニアス皇王の首を刎ね、剣を天高く掲げた。


そのとき周りの空気が一変するのを感じた。

暗く重く陰鬱で不快としか言いようのない空気が辺りを支配した。


そして、その陰鬱な空気はフェルナンドの周りに渦を撒いて集まるのであった。





『魔王・フェルナンド』が今誕生したのだった。

皮肉なもんだ魔族をあれだけ否定したいた自分が魔王になるなんて。

どんな気分ですか?元フェルナンド王。


ガルメニア兵士全員が両手を挙げ叫ぶ


「魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳!」


とガルメニア兵士の歓喜の声がワセンを支配する

歓喜というより狂気だ。


隣を見ると鈴木も

「魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳!」


と両手を挙げ歓喜の声を上げていた。


そして、俺も

「魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳!」

と両手を挙げ歓喜の声を上げていた。


その日、イズモニアでは

「魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳!」

「魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳!」

「魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳! 魔王・フェルナンド!万歳!」


という声が終わることなく響いた。




「フフフフフ 踊りなさい」

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