飛空魔法でパンチラ・・・・・・見ねーよ!!
「おい、とんでもない魔法を覚えたぞ!」
智弘がいきなり言い出した。
「何を覚えたんだ?」
「飛空魔法だ!」
「なにーーー!! それは凄いんじゃないか! 偵察もできるし空から奇襲も出来る」
「だろだろ、早速、使っちゃおうかな~~~」
何ルンルンしてるんだよ。見てくれは幼女だが中身はヘンタイ高校生のクセに。
「Sky high!!」
Flyじゃないのかよ。
ハルフェルナの魔法を唱える呪文もよくわからん。
智弘は舞い上がる。
俺に白いパンツを見せつけながら。
「おい、智弘、見えてんぞ!!」
10mくらい上空でスカートでパンツを隠しながら
「見ちゃいや~~~ん!!」
イラ!
「見ねーよ!お前のパンツなんか!」
「ホントは見たいくせに、アオ君になら見せてもいいのよ!」
イライラ!
俺は思わず中華君を取り出し空を飛ぶヘンタイ魔法少女に投げつけた。
「おおおお、危ねーー! もう少しで当たるところだったぞ!」
「狙ったんだよ!」
次ぎに調子に乗ったこと言ったらサックブラッド・ナイフを投げつけてやる。
「で、どうなんだよ。どれくらい高く上がれる?どれくらい飛んでいけそうだ?」
智弘が上がっていく。
もう、スカートの中身は見えない。
まだまだ上がっていくと智弘が見えなくなった。
しばらくして地上に戻ってくると体が白くなっているではないか。
「さみ~~~! 寒すぎる!!」
「智弘、これ氷か?」
体の回りがうっすらと白くなっている。
「そんなに高くまで飛べるのか?」
「みたいだ。スピードを出すと寒いし、これは厚着しないと死ぬぞ」
「体の回りに膜を作るような魔法無いのか? アニメとかであるだろ?」
「あるのかもしれないが取得していない」
「アレックスさんはそんなに高く飛んではいなかったな」
「やはり高く飛びすぎると寒いんじゃないか?」
「なぁ、智弘、俺を抱えて飛べるか?」
「ちょっとやってみるか」
智弘は俺の脇の下に手を入れSky highの呪文を唱えた。
おおおお、飛んだ飛んだ。
自分の眼下にナミラーの町が広がる。
町の北の森は西原が歩いたと思われるルートの木が焼け焦げている。
「空飛ぶって気持ちいいな~ 智弘が羨ましいよ」
「思いのほか自由に飛べるぞ。こんなことも」
と言っていきなり大きな弧を描きながら宙返りをする。
「ギャーーー止めろ! 俺を殺す気か! おっちぬかと思ったぞ」
「中華君を投げたお返しだよ」
「そうか、はははは」
俺は思わず笑ってしまった。
日本にいたときはこうやってくだらないイタズラをよくやり合っていた。
智弘は秀才のクセに俺のような劣等性とも付き合ってくれる。
「智弘、お前に会えて良かったよ」
「あぁぁ、よく聞こえなかったよ。もう一回言ってくれ」
「何でもない」
「俺もお前に会えて良かったよ!」
「てめ~聞こえてんじゃねーか! 性格悪いな!」
その後二人して笑いながら地上に戻った。
「どうしたの? 二人とも楽しそうだけど何かあったの?」
「特に何かあったわけじゃないけどな、智弘」
「まぁな、空飛ぶと気持ちいいんだよ。今度、将太も飛んでみるか?」
「そうだね、機会があれば」
「水原君、ちょっと思ったのだけど私を抱えて空からルホストの町へ奇襲ってできないかな?」
「おい、七海、お前過激だぞ、どうしたんだ?」
「私は早く形を付けてセキジョー・ダンジョンへ行った方が良いと思っているから・・・・」
「いいアイデアだけど騎士団長の裁可が無ければ無理だな」
最近、過激な事を言う七海であった。
アルファポリス
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カクヨム
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