新しい出会い?
せっかくの春休みなので何かしたいと思い、ラノベを書いてみました。
初めて書いたので素人以下ですが読んでいただけたら幸いです。
「美香、なんで・・・・・・?」
あぁ、またこの夢か。
「うるさいなあ。この期に及んで彼氏面するとはおもわなかったよ」」
男数人を連れた美香がそこにいる。
「こいつ殺っちゃっていいんすよね?」
「殺しちゃだめだよ?」
美香と男たちの笑い声が響く
「んじゃ、早速」
男が拳を振り上げる
「はっ、はぁ、またこの夢か」
今日から高校生の俺は真新しい制服に着替え、登校する準備を終わらせた。
「お兄ちゃん朝ごはんできてるよ。起きてる?」
よく聞く声がする。
「ありがとう紗知。今行く」
妹の木下 紗知だ。
寝起きのため、おぼつかない足取りで食卓に向かう。
「おはよう。先に歯磨いてね」
「わかってるよ」
歯磨きを済ませ朝食をとる。
「紗知は今日から中三だっけ?」
「うん。始業式早いから先行くね」
紗知は、朝食を済ませると急いで家を出ていった
高校いきたくないな・・・。ほとんどの人は新しい出会いに不安ながらも期待や希望を膨らませているのだろう。俺の新しい出会いなんてどうせろくなものじゃない。
そんな事を考えているとインターホンがなった。
「おーっす裕介」
「おはよー!」
「おはよ、朝から元気だな。二人とも」
俺の数少ない友達の山本 咲也と朝野 未来だ。
「裕介はなんで楽しそうじゃないんだよー」
「高校生活初日だよ?新しい出会いが待ってるんだよ?」
あぁ・・・・・・。忘れてた。咲也と未来はそっち側の人だった。
「新しい出会いなんていらないよ。人間関係は狭く深くでいいじゃん」
「確かにそうかもしれないけどそうじゃないんだよな・・・・・・。」
他愛ない会話をしているうちに高校についた。
高校は部活勧誘などの声で活気に満ちていた。
未来も咲也も部活を迷ってるようだ。
俺はもう決めている。もちろん帰宅部。
別に運動ができないわけじゃない。外部で空手と剣道をしているため
入らなくていいと思っただけだ
「ここきつい・・・・・・。先教室行っとくよ」
未来と咲也をおいて先に教室に行った。
教室は外に比べて静かだった。人が数人読書をしているだけ。
俺の席は・・・・・・。あたりを見回す。
窓側の一番うしろ、最高の席だ。
十分程経って、外にいた人が教室に入ってきた。
「おー裕介!未来!同じクラスか!」
「ラッキーだね!」
「・・・・・・まあ、そうだね」
表には出さないが内心とても安心している。知らない人と話さなくてもぼっちのレッテルを貼られない。
間もなくしてホームルームが始まった。担任が自己紹介をしている。正直どうでもいい。
「木下、新入生代表の挨拶がんばれよ」
「あ、はい」
急に呼ぶなよ・・・・・・。キョドったじゃん・・・・・・。
ほら周りがざわつき出した。
キョドってるキモっ、とか話してるんだろうな。先生恨むぞ・・・・・・。
「これでホームルーム終わりな、廊下並べ」
「え?ゆう君新入生代表だったの?」
「あれ? 未来に言ってなかったっけ?」
「俺も聞いてないぞ」
「さくも? すまん」
ああ、高校でもゆう君は注目されてるな・・・・・・。
かっこいい、頭いいんだすごいとか、いろんなとこから聞こえる。
まあゆう君は聞いてないだろうけど・・・・・・。
ゆう君が遠くへ行っちゃう気がした。
「どうしたの? 未来。どうかした?」
「あっ、ううん。なんでもない。並ぼ!」
入学式が始まった。校長の長い話、在校生代表の挨拶が終わり、新入生代表の挨拶の番が回ってきた。
「新入生代表、木下 裕介」
「はい」
思った以上に緊張する。こんなたくさんの人の前に立ったのは初めてだ。
歩き方変じゃないかな、声裏返らないようにしないと・・・・・・
そんな事を考えながら舞台に上がった。
挨拶を始める。
読みだしたら案外落ち着いて読めた。読み終わったときに気がついた。
色んな所から話し声が聞こえる。俺をチラ見しながら話している
内容は聞こえないが陰キャだとか話しているんだろうと仮定して
もう考えないようにした。
「さく、やっぱりゆう君すごいね」
「なー、俺だったら緊張して喋れないなー」
ほんとにゆう君はすごい。
周りもゆう君のことを話している。
顔が好みとか、カッコイイとかまた
いろんなところから聞こえてくる。
取られたくないな。
入学式から一ヶ月程経ち、
大体の人が部活を決めている時期に入った。
未来と咲也は今日も部活見学か・・・・・・
いつものように一人で帰ろうとしたら、校門でハンカチが落ちていることに気がついた。
見て見ぬふりをしようかと考えつつとりあえず拾ってみた。
「白雪 涼乃・・・・・・? 知らない人だ」
まあそれは当たり前のことだ。俺が学校で知ってる人なんて両手の指で数えられるほどしかいない。
「とりあえず職員室行くか・・・・・・」
「失礼します。白雪さんのハンカチ拾ったんですが」
「ああ。木下か、白雪なら今頃茶道部にいると思うから直接渡してくれ」
「まじか・・・・・・。」
どうしよ・・・・・・。白雪さん名前的に女子だよな・・・・・・。
知らない女子に話しかけるとか無理だろ・・・・・・。咲也に頼めばいいか。
てかさっきの人担任じゃん。やっぱ恨む。
「なあさく、白雪 涼乃って人のハンカチ拾ったんだけど直接渡せって言われたから代わりに・・・・・・」
「白雪さん知らないのか? 一年の間では有名だぞ、まず同じクラスだろ」
「興味ないからなぁ」
「裕介らしいな。銀髪のすげえ美人だぜ。でも性格がきつくていつも一人らしい、永久凍土とか、氷の女とかよばれてた、噂ではすごい金持ちの家のお嬢様だとか」
「へぇ」
「興味なさそうだな。ま、頑張れよ」
「あ、ちょ・・・・・・」
・・・・・・。行くしかないか。
茶道部の前についた。入学式より緊張している自分に驚いた。
深く深呼吸をしてからノックをした。
「どうぞ」
「失礼します。白雪 涼乃さんの落とし物を届けに来ました」
「白雪は私です」
凍りつくような声だった。あぁ。たしかに氷の女だ。
「失礼なこと聞いてもいい?」
「何」
「茶道部一人?」
「えぇ。一人だから入ったの。だから別に失礼じゃないわ」
「そうか。あ、これ、ハンカチ」
「ありがとう、拾ったのがあなたでよかった」
「なんで?」
「他のやつに拾われてたら何されるかわからないもの」
あぁ、嫌われてるのか。まぁ嫉妬される要素多いし仕方ないな。てかやつって。
「別に新しいの・・・・・・」
言葉が詰まった。白雪さんの顔が曇った気がしたから。
「・・・・・・いや、なんでもない」
「これじゃなきゃだめなの」
声が悲しそうになった。このハンカチがなぜ特別なのか気になったが、詮索するのは野暮というものだ。
聞くのは、やめておいた。
「理由、聞かないのね」
声が戻った。
「聞いていいのか?」
「聞いても言わないけどね」
じゃあ言うなよ。
「あなた、名前は何ていうの?」
「木下 裕介」
「そう、木下は茶道部に興味ない?」
「俺は茶道がどんなものか知らないんだが、本を読むのが茶道なのか?」
「えぇ。そうよ」
平然と嘘つくなよ・・・・・・。
「ていうか入っていいのか? 一人が良かったんだろ?」
「気が変わっただけよ」
「そんなこと言って実は寂しかったり?」
「寝言は寝て言え」
笑ってる、なのに目が冷たい、怖っ。まぁ、表に出すだけマシか。
「初めて見た笑顔にその台詞はきつい」
「冗談よ」
冗談に聞こえない。今まで何人か永眠させてるんじゃないか?
「ちなみに拒否権は?」
「ないわ」
「もし断ったら?」
「この学校を買収してでも入らせようかな」
「そこまでする?」
「思い通りに動かない人は無理矢理従わせたくなるじゃない?」
ドSだ・・・・・・。
「ならないよ・・・・・・。そんな思考回路の人が独裁者になるんだよ」
「それで、入るの?」
「入るよ。入るしかないじゃん」
「じゃあ先生に入部届出しといて。じゃ、私帰るから戸締まりよろしく」
「あ・・・・・・」
帰った。俺も帰ろうかな、入部届は明日でもいいだろ。
「よ!裕介」
「さく・・・・・・何時から聞いてた」
「聞いてたっていうか、深呼吸してるあたりから見てたぞ」
「さては後つけてきたな? 暇人かよ・・・・・・」
「にしてもあの白雪をおとすとは流石だな」
「おとしてないよ、何を聞いてたらそうなるんだよ・・・・・・」
「てかよく初対面の女子と普通に喋れたな」
「言われてみれば確かに、なんでだろ」
俺が初対面の、それも女子と喋れた?
そんなことがあり得るのか、白雪さんが特別?
もし特別なのだとしたら、どう特別なんだ、他の人と何が違う、金持ち?
そんな理由で喋れるものか、ぼっちだからか?これはあるかもしれない。
だけど俺はぼっちだと知っていて会いに来た。それでもかなり緊張していた。
ならこれは違うか。じゃあなぜ。逆に未来と何が同じだ・・・・・・
初対面じゃ――
「おい裕介、聞いてるのか?」
「あ、すまん。どした?」
「いや、別になんでもない、それより何考えてたんだ?」
「いや、なんで喋れたのかを、な」
「思ったんだが、白雪は、裏がないからじゃないか?」
「つまり、どういうこと?」
「裏表がないってことだよ。裕介は相手が喋ったらまず相手の真意は何かを考えるくせあるだろ?」
「・・・・・・たしかに。つまり表を取り繕ってないから考える必要がないと・・・・・・」
「そゆこと」
納得した。なるほど、それだけか。
「そろそろ帰るか」
「そうだな、じゃあ未来呼びに行くか」
裕介は気づいてなかったが、さっき走っていった白雪
顔がにやけてたんだよな・・・・・・。
「はぁ、はぁ」
きの君がいるなんて思ってなかった。
読んでいただきありがとうございます。
どんどん改善点など書いていただけると嬉しいです。直していき、まともな作品を書けるようになりたいです。よろしくお願いします。




