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sideエリス ルール説明2

「ポイントの使用方法は、蘇生だけではない。迷宮攻略に参加しなくとも役に立つからよく聞いておけよ。

ポイントの確認の途中で、ショッピングの画面を見たよな。ポイントを使用して武器や生活雑貨、スキルカードを入手できる。

逆に、迷宮で手に入れたアイテムや、スキルカード、買ったアイテムを販売してポイントを入手することも可能だ。

これらは、購入後各自に好きにできるが、普通の状態では、スキルカードとドロップアイテムしか迷宮の外に持ち出せない。

だが、条件をクリアしたならば、持ち出せるものが増加していく。それが、スキルホルダーのランクアップだ。

ノーマル、シルバー、ゴールド、プラチナの四種類が存在する。

ノーマルでは、先に説明した通り、スキルカードとドロップアイテムを持ち出すことしかできない。

シルバーではこれに加えて、ショッピングで入手できる、武器や生活雑貨を持ち出せる。

ゴールドでは、フレンド登録が可能となり、同じゴールドランクの者と連絡が取りあえるようになる。

最後にプラチナだが、すべてのランクの者と連絡が取れる上に、自分自身でゲームを主催できる。

ノーマルでは維持にポイントはかからないが、シルバーでは月々100P、ゴールドでは月々1000Pト一定以上のクエスト達成率が求められる。プラチナは10000Pと高レベルのクエストの消化が義務付けられる。

これに関しては他人に譲ることはできないので気をつけろ。

プレイヤー同士の貸し借りついてだが、補足説明として、現実世界でのやり取りについて語る。

ゴールドランク同士であれば実際に会えばやり取りが可能。プラチナならばホルダーを持たないやつとも取引が可能だ。ここで、どうしてポイントを使用できないやつと取引すんのか疑問に思うだろ?

1000000Pだ。それだけ払えば、会員証を購入でき本人に会ったスキルカードが提供される」


ここで一端間が置かれた。質問がないかと待ってくれているのだろうか。だとしたら律義な豚だ。


「だったら、スキルを保持していない人が、モンスター討伐をしたらどうなるのかしら」


「その場合は、使用できないだけでポイントはたまる。また、スキルホルダーの手助けなく迷宮を攻略したのなら無条件でスキルが配布されるようになっている」


そういうと、またしばらく黙っていたが、これ以上質問はないと判断したようだ。


「最後に、スキルカードについて語る。

主な種類は四つ。アビリティーカード、武器カード、眷属カード、そして、クラスカードの四種類だ。これにそれぞれを補助するサポートカードが存在する。

アビリティーカードは、ホルダー持ちに最初に配布されるカードであり、持ち主に特殊能力を授ける。

武器カードは、特殊な力を保持した武器を所有者に与えるものであり、ホルダー内に収めなくとも能力が使用できるが破壊された場合はそのまま消滅する。

眷属カードは、従者を償還するカードであり、自動的にカードのレベルが上昇するという特性を持つ。

クラスカードは、自分自身を別の存在に変化させるカードであり、生来持つ能力を一時的に喪失または改変する事があるカードだ。

ここで説明したのは、ざっくらとした説明だが、要するにカードそれぞれには特性があるということだ。

加えて、カードにはそれぞれレベルが存在する。

レベルが上昇するごとに、能力の応用性、強度、規模が向上する。

Lvを上げるには、スキルと相性がいいカードを、自信のカードと融合させろ。

この相性は、新しく入手したカードにも当てはまる。適合率が低いていうんならあきらめろ。

後、すべてのカードを喪失したら、ゲームから失格とみなされ、死ぬから気をつけろよ」


最後に告げられた言葉は、衝撃とともに、私の中に響いた。

そっとあたりをうかがう。もし、みんなが知っている情報だったら、私一人取り乱した何て状況になるとこれまで見せてきた有能さが台無しだ。

けれど、その心配は杞憂だった。みんな多かれ少なかれ動揺していたのだから。


私がするべきことは、いかに自分の無知を周囲に悟らせずに、自信を有能そうに見せるかだ。


「そこまでして、いったい何を望むんですか。あなたが、このゲームの創設者と関係があるのはわかるわ。けれど、リスクとリターンの関係が釣り合っていないと思うから理由を教えてくれなくて」




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