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抑えられなかった衝動
オレは、小さな体を抱きしめた。
温かな体温と、甘い香りを独り占めにした。
「ちょっ・・・」
抵抗する桐嶋。
「いいからっ」
自分でも驚くほど力のこもった声。
桐嶋は、うな垂れてしまった。
そう思ったのもつかの間。
「や、やっぱ放して!」
凄い抵抗。
「こっの変態!!
放しなさいったら!!」
それでもオレは、その体を抱きしめる。
抱き心地がいい。
それに、桐嶋の・・・・胸も・・・当たってるし・・・(照)
「お、大声出すわよっ?!」
「出せば」
「不純異性行為で訴えるわよ?!」
「できるんなら」
「っっ・・・」
オレの切り替えしに驚いたのか、ぽかーんとする桐嶋。
「くくっ、アホ面も可愛いや」
「なっ・・・!!」
顔を赤く染める桐嶋は、マジでこの世で1番と思えるくらい、綺麗だ。