表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/31

ため息の多い一日

 

「はあ」

本日5回目のため息。

オレは授業を受けている。

面白くない。

勉強なんて教科書読んでりゃ、ちょちょいのちょい。

桐嶋はさっきからずっと真剣に授業を聞き、ノートを書いている。

その真剣な表情と言ったら・・・。

誰だって惚れるであろう。

ああ女神様(桐嶋)、オレにその美しすぎる顔を向けて下さい。

なんて言いたいぐらい。

桐嶋はオレの視線に気付いたのか、横目でちょっとだけ、オレを見つめた。

でもすぐに、桐嶋の視線は黒板に戻った。

オレはちょっとショックだった。


「私、アンタ嫌いじゃない・・・」


あの言葉は嘘だったのか?

なんて、ドラマっぽすぎる。

でもなんか気になる。

本当に気になる。

オレって本当に桐嶋の事が好きなんだ。

初めて会った時からあの瞳に見つめられると心臓が飛び出しそうになる。

凛々しすぎる顔立ち。

なめらかに流れる髪。

ほっそりとしたスタイル。

あの甘い声・・・。

その全てがオレの感覚を支配する。

好きになっても仕方ない。

可愛いだけじゃない。

オレの事、嫌いにならないと思うし。

多分。




家に帰ってから、桐嶋にメールしてみた。

「葛城 海斗です。

 登録宜しく!」

という普通のメールを送った。

返信は来なかった。

「はあ」

本日12回目のため息。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ