初めて書いた小説
昔のことを鮮明に覚えているタイプではなくて、「初めて読んだ小説」も曖昧。
「初めて非常に感動した小説」は、…たぶん武者小路実篤さんの「友情」かも。
最近にパラパラめくってみると、やはり非常にみずみずしい青春小説で、ソウルが?水中花の如くに?蘇るような、そういう感覚を覚えました。
自分でも小説を書き出して、もう7,8年になりますが、初めて書いたのは、はっきりとアイデンティファイはできないが、たぶんSF作家の誰某の模倣だったと思う。
「これはまとまって書けたな」と、思ったのは、星新一風のSSで、「最高級の入浴剤」というタイトルのと思う。
有閑マダム風の主人公が、入浴時に、非常に高価な、最高級の入浴剤を使っているのだが、それにつられて浴室に蜂が入ってくる。
蜂に刺されて、主人公は、絶命してしまう。
なぜか? マダムは蜂毒アレルギーで、アナフィラキシーショックを起こしたのだ!
筋は単純だが、まとまっているので記憶に残っています。
最初はどうにかひとつのストーリーにまとめるのがやっとで、で、ごく短いのが多く、…
慣れてきてから少しずつ長めのも書いたが、基本的に短いのしかよう書かん。
小説の長い短いは、作者の、体力やスタミナに依拠しているというのが常識らしいのですが、オレは虚弱な、蒲柳の質なので、どうしても短めになるんやろか?
途轍も長い小説で、ギネスに認定されているのが「グインサーガ」という栗本薫の小説らしいのだが、ちょびっとだけ読んだことありました。
この著者は、中島梓さんという名前で評論家でもあり、個性的な論陣を張り、孤塁を守っているような印象があったですが、晩年の病気エッセイを読むと、内蔵全部取ってしまって、カラッポ、とか書いてあった。
ガンに侵されてそうなっていたらしいが、体力がいくらあっても病気になりやすいかは別らしくて、まあ禍福は糾える縄の如し、というが如しであろう。




