仄暗い水の底力ら
俺は自宅警備員。(旧)家事手伝い。家事は手伝わない。
人生の半分、子供部屋を守り続けている。
パーツから厳選して自ら組み上げたPCを相棒としている
トイレとお風呂のために外に出ることすら俺にとって
ジャングルに潜入することに等しい行為だ
時々猛獣(両親・妹)と鉢合わせ、胸を抉ってくるリスクがあるので
警戒心を高める必要がある
聴力に全振りして、
3人がどこにいるのか
どのような会話をしているのか
動きまわっているのか
その場からしばらく動きそうにないのか
しっかり見極めてから作戦行動を開始する
ミッションコンプリート
いち早く子供部屋に
思えば保育園の時は毎日が楽しかった
友達も多かった
皆分け隔てなく、近くにいる子とやり取り出来ていた
そういう雰囲気であったし
園の先生方はいつもニコニコしていた
小学校で友達100人できるかな?
と夢を持って入学したのだが
小学1年の担任の先生がクズだった
そんな事ある?と疑いたくなるが
子供がそもそも嫌いで
特定の言う事を聞く良い子としか
目を合わさない
それも大人になった今だから分かる事だ
幼い頃は根拠など無いが大人に信頼をおく
つまりその担任から裏切られた形となるのだ
「底力って変な名前だよね。キラキラネームでも無いしムキムキネーム?」
朝の出欠を取っている時に担任が何気なく言った
それに釣られてクラス中が大笑いする
今までそのような事を言われた事が無かったので
意味が分からなかったが、頭が真っ白に、顔が真っ赤になった
その時から俺のあだ名は「ムキムキ」「マッチョ」と呼ばれる
そのようなあだ名は大嫌いであったがもうどうしようもなかった
その内、人と関わることを避けていれば
あだ名を呼ばれる事が無くなると結論付けて
クラスの人間とは話さなくなっていった
しばらくすると別のクラスにいる知り合いにも会うと
「ムキムキムキムキ」とからかわれるようになり
俺はずっと下を向いて過ごすようになった
大人になってから思うにあだ名というものは
他人がつけると雑…というか、その場のノリで決まりがちで
長期間変えられないものであるので
本人のお気に入りのもので
「〇〇って呼んでね。」
とする形式が良いと思う
何か急にアメリカンスクール感が出るが…
不登校になり随分経ち、、、
俺が立ち上げたネット組織
「ニート&怠惰」
加入の選考基準は厳しく設定したが
俺を含めて8人ものメンバーが集まった
【以下加入条件】
・ニート
働いたら負け
・怠惰
部屋から基本出ずにトイレとお風呂は外出(むしろ戦場)
・オンラインゲーム禁止
ゲーム中毒で働きたくないというのは
会の理念から外れる
人としては素晴らしくありたい(?)
・身長160cm未満、体重65kg未満である事
でかいニートは見てられない
養われているという自覚を持て
・三角形であること
筋トレをしていること
(なぜか今俺はムキムキである
ずっと呼ばれていたムキムキ・マッチョ
筋トレは趣味の一つとして確立している)
・藍、紺、インディゴ色が好きである
あるスポーツメーカー推し
・年1回以上は必ず参加
これに関しては当初の理念であったが
現在では8人全員が毎日やり取りをしている
この会を立ち上げた7/16には
毎年お祝いとして高級なプロテインを
多くの縛りを設けたつもりであったが
それが幸いして集まったメンバー達は
生い立ちや境遇が似ている
すでに会を立ち上げて9年目ではあるが
喧嘩などはなく仲良くやれている
筋トレに使うおすすめの器具
プロテインのメーカーや味
お風呂屋やトイレに行く時間帯
食料供給路である母親との距離感
父や兄弟姉妹との正しい接し方…など
一度も会った事の無い8人ではあるが
親友を超え8つ子レベルで
心を通い合わせることができた
女性が3人も加入している事に関しては
想定外であった
身長・体重の縛りを突破しやすくなる
若干ズルをしているように
感じてもおかしくは無い
ただし性別の指定を行わなかったのは
ただただ女性はこんな会に入ってこないだろうと
可能性を除外していただけ
この予想さえも後付けである
しかもそれを知ったのは2年以上が経過してからである
特に男性陣の誰からも反対や不満の声があがるでもなく
会は平常運転
むしろ24/7開かれていた
もう1つ数年後に判った事実がある
全員が“視える”人という事だ
「私って霊っぽいの視えるんだけどきっと幻覚だよね」
というチャットから、俺も私も、、となった
「なんか統合失調症で病院連れていかれたよ」
そのせいで学生時代には随分と日常生活に支障をきたしていた
ただ面白い事に8人にはそれぞれの特徴があった
視える事に加えて
①バッチリくっきり視える&目を閉じてもいる
通学路や街中でやけに存在感が強い人がいる
目を閉じてみると、景色や人間は消えるが
その霊は同様の存在感で視界に残っている
ほんと外出したくなくなる…
②先祖の霊が近くにいる霊を教えてくれる
おしゃべりで甘やかしの強い先祖の霊が
めちゃくちゃしゃべりかけてくる
幻聴の類と返事はしていないが
視える霊よりも実害が大きい
ただニートで家にいるのは何故か大歓迎
③色々な匂いがする
視える数秒前から匂いがする
ツーンやプーン、など匂いの違いで霊の感情が
悲しみなのか怒りなのかがある程度分かる
霊がトイレにいる事は少なくないせいで
トイレに行くことがトラウマになっている
④悪寒を感じ鳥肌&肩が重い&目の奥が重い&視界が変色
ほぼ重い風邪の症状
霊が近くにいるだけなので症状の時間は基本短いが
浮遊霊などが学校に侵入してきて
テスト中に近くにいられると終わる
確信犯的に近づいてくる事もある
⑤感情が霊と同調する
不意に悲しくなったり、楽しくなったり
怒りが湧いてくるとその数秒後に
原因となった霊が視える
そりゃ友達ができないよね
⑥プチ金縛りにあう
近くに霊がいると静電気のようなものが
ピリッと全身に流れた上で
一部の筋肉が動かなくなる
10秒程で引くのだがその間は基本動けなくなる
知人からの「またそれ?」という視線や
裏で「パラ」ってあだ名を付けられてたのが
辛すぎてヒッキー化
⑦エロい気持ちになる
突然勃起する
いや、エロい気持ちが先で続けて…だ
順番は大切
それが交通事故のあった交差点であっても
過去に殺人事件があったマンション前でも
エロい気持ちになる(繰り返し)
そこの地縛霊はそれを見てねぇどんな気持ち?
⑧前日の夜に夢でPC,電子部品を食べる
これは俺の症状だ
気付くまでに10年以上かかったが間違い無いだろう
霊をある程度の近距離で遭遇する前日の夜で
無性に金属部品や電子回路などを食べたくなる
かじると食感・味ともに美味しいと感じこそするが
すぐに胃がもたれてくる
そんな夢を見た日は必ず霊を視る
そんな苦労も8人の結束を強める要素となった
基本の話題は筋トレではあるのだが…
この8人が家から出るきっかけとなるチャットが
メンバーの1人から投稿される
「私の家の近くに凄い変わった匂いがする霊がいる」
匂いで霊を感じるメンバーである
どうもこれまで嗅いだ事の無いミルクのような甘い匂いが
その霊がいるであろうマンション中から漂って来るらしい
その時に会の皆が考える事はそう、
なぜ外出をしたのか!?
の一点である
特に非難をするつもりではなく
ただただ興味である
普通(?)のパンピーに換算すると
「1か月間海外旅行に行ってきたよ~」
ぐらいのインパクトがある
女性メンバーであるので
肌着などは自身で店に行き
着られるものを購入しているのかな?
と邪推していたのだが
そんなことで外出はしないとのこと
母がオーバーサイズのものを
用意してくれているそうだ
では何故外出を?と直接訪ねてみると
「成人式に参加したんだ」
ムムムッ!
他7人のメンバーはその若さに動揺した
え?会の発足が9年前だから
加入時の年齢は11歳!!!!
身長&体重の条件はザルやんけ!
まぁそれもそうだが
11歳と心を通わせ話が合うって
俺達(私達)精神年齢が低いのか~
おっと、話を戻して
何故成人式に行くハメに?
「お母さんが成人式で着た振袖を私にも着せたかったんだって」
本人は乗り気では無かったが
やはり母親の思いは強かったようだ
嫌がるターンすら見せないように
「いいよ!それを着て成人式に行ってくる!」
と快諾したように見せたとのこと
「振袖の匂いがきつかったから大丈夫かな?って」
でも結局振袖に匂いと会場の匂い、霊の匂いが混ざって
2時間程の成人式を途中で抜けたんだってさ
でその成人式の会場からの帰りにそのマンションを発見したとの事
「私は匂いだけだから、これまでにないタイプだとしか分からなかったけどメンバーならどう感じるだろう?って興味が湧いてね。私が案内するから来てみてくれない?」
…
二十歳の女子&前例の無い霊か…
確かに魅力的な物件ではあるな(他メンバー7人全員の気持ち)
居住の地域は大体が1時間以内の近郊ではあった
遠方であっても新幹線で3時間程
時間だけはアホ程持てあましているのでそこは障壁にならない
問題は対面するという不安だけである
まずそのマンションに皆が向かう事に関しては確定した
あとは1人ずつそこに行くのか、それとも8人全員で行くのかを話し合う
長い長い4か月にも及ぶ話し合いのすえ
7月ぐらいに8人全員でその霊の出るマンションに行く事を決めた
何故時間に余裕を持て余しまくりのメンバーに準備期間がいるのか?
もう霊なんて何でも良い
7月に皆で会うまでの期間に
体を仕上げておかないと!
やはりメンバーの気持ちは一致しているのであった
…
7月某日
1人1人が合流していくという手法を取るのは何だか緊張するとの事で
某大型ショッピングセンターに入っている服屋の試着室を利用
そこの試着室は10人分のブースがあり、一人15分まで利用できる
対面で5ブースずつ
そこで12:00ピッタリから2分間隔で1人ずつ試着室に入る
12:00、12:02、12:04 …
店員「空いている試着室をご利用下さい~」
12:06、12:08、12:10、12:12、12:14
これで8人が全員ブースに入った
全員がスマホで時計を確認しながら12:15になった瞬間
サーッ!
カーテンを開けて顔を合わせた
12:14に試着室に入った男性はパンツ姿で勃起している
うん、まぁ判る
ここって“いる”もんね
ただ別に試着室に入ったからってズボン脱がなくても良かったんだけど…
ただでさえ1分しかないんだから君は…
めっちゃ顔色悪そうな子もいる
ゴメン…すぐここを離れよう
こんなとこで会うのを提案してすまんかった
試着室が一つ空いていなかったので声をかけて開けると
金縛りにあってる子がいた
いやマジゴメンて
商品を買わずに服屋を離れる
自縛霊のいるところの商品は何か嫌である
期せずしてメンバーの霊に対する反応が見られたことで
それぞれとのやり取りができた
8人皆が美男美女の部類
それに加えて筋肉が素晴らしい
年齢も思ったより若く20~35歳程であった
まぁ20歳の次は29歳なので、うん
8人は長年の親友
マンションに向かうまでの間
初めての青春を楽しめていた
心霊マンションに行くのだけれども
「ここです。このマンションです。私は凄い甘ったるいミルクの匂いがします。」
分かります
横で勃起してハーハー言ってる男がいて怖いです
症状が出るタイプだと大変
金縛り、体調不良、先祖のマシンガントーク
「先祖の霊は何て?」
「うん?いや、いるね。とは言ってるけど他の霊に興味がないみたいでさっきの服屋においてあった服の話ばっかりしてる。霊に会ってからじゃないと詳しい話は聞けなそうかな。」
「そ、そう。じゃ感情が同調するんだよね?どんな感情」
「うん。これは良くないね。少女の霊かな。人形とか、母親とか、そういうものを失ったと錯覚してる。本当は自分が失われたから人形と母親とは別の世界になったんだけど、気付いてないぽい」
「「「「「「「お~~……」」」」」」」
彼1人で良かったんじゃないかな?
俺なんて昨夜PCモニター食べた夢を見ただけだぞ
「じゃ管理人さんに話を伺って実際に視てみよう」
俺達は1Fの管理人室に挨拶をしにいく
「む?君達は?」
8人もの大人数に最初は怪訝な表情をしていた管理人だったが
最近、このマンションでトラブルは無いかと聞くと
ぺらぺらと話をしだした
雨漏りの苦情の電話がよく鳴るやら
エレベーターに人が乗っていないのに動いているやら
空き部屋が増えてきていることやら
トラブルか?という話まで聴かせてくれた
彼も暇なのだろう
もう少し鍛えてくれれば会に入れてやらないでもない
「霊障が出ています。我々は全員が力がありますので無料で診断してみましょう」
と核心部分に入るとさすがに眉を寄せて胡散臭いものを見るような目で見てくる
ただやはり無料という言葉に負けたのか
「共用部分は自由に見てええよ。帰る時に一言声を掛けてな。」
マンション内に入る許可を得られた
まぁ監視カメラで怪しい動きをしていないか見られるだろうが
皆は霊を視る事はできるが、どこにいるのかを探す力は弱い
もしマンションの一室の中に霊が潜んでいるのであれば俺らが退散するよりほか仕方ない
体調を崩す女性が、近づいた分だけ体調が悪くなる
可哀そうではあるが本人が任せてと言っているので任せる
階層を上がる程に霊に近づくためか体調が悪くなるようだ
横で勃起してハーハー言ってるやつに興奮度は増してるの?
とは誰も聞けなかった
先祖の霊が探知できる内容と言えば、ただ上にいるってことだけ
マンションの管理が甘いとか、宅配ボックスが無いとか、
チャリ置き場の止め方がなってないとかの文句をずっと言っているそうだ
マンションの最上階まで上がったが、まだ上であるらしい
屋上に上がる階段…屋上へのドアは鍵がかかっていなかった
ここだ
ドアを開け屋上に踏み入れた瞬間に全員が察知する
確かに過去に前例が無い
特に生者に対して訴えかけてくる力が大きい
遮蔽物越しで霊を目視できているのは目を瞑っている彼女
「貯水タンクの中に女の子がいるわよ。」
全員が貯水タンクの近くまで移動して、俺が代表で呼びかける
「ねぇ。タンクの中にいる女の子…。お兄さんたちにできる事はあるかな?」
少し間を置いて8人全員にか細い女の子の声が届く
「…うん。近くに誰かいるの?ぬいぐるみとか、お母さんが貯水タンクの中に落ちて出られなくなっちゃったの」
「なるほどね。だから君はぬいぐるみやお母さんを君の近くに引き寄せようとしてたんだ」
「??ちょっと私には分かんないけど、そんな感じ。さっきから1時間ぐらいは頑張ってるんだけどね。少し手を伸ばせば届きそうなんだけど届かないの。お兄さんやお姉さんたち、助けてくれる?」
「うん、いいよ。でもね。君はまず目を開けることから始めよう。」
「え?私、目を開けてるよ?」
「ううん、開いてないよ。夢の中での景色を眺めている状態なんだ。『夢よ醒めろ!』って強く願って目を開けてごらん。」
「……、、うん…。」
………
………
「…あぁ。…そっか。…私って、、あの時に貯水タンクの中に落ちて死んじゃってたんだ。ずっと探してたぬいぐるみもこんなに近くにあったのに。」
女の子が自身の死を認識した瞬間、霊障はピタリと収まる。
「このマンションにはまだ君を探す張り紙が貼ってある。君のお母さんは君をずっと探しているよ。」
「私にとってはさっきの事だと思ってたけど随分経ってたんだね。」
「そうだね。」
「ありがとう。お兄さん!お姉さん!私のお母さんに、私はここに居るよって伝えてくれる?」
「もちろん!」
「ありがとう…」
まずは警察に通報し、警官が到着するまでに8人と1人は色々な話をした
霊を感じ取る能力がある事からこのマンションにやってきたこと
8人にはそれぞれ霊の感じ方が違うこと
普段は働いていないこと
筋トレばっかりやっていること
トイレやお風呂といった水回りがちょっと苦手なこと
女の子は8人のどうでも良いような話を興味深く聞いてくれた
がちゃ!
「じゃ、バイバイ!」
警官3人が屋上にやってきたことで会話は終了する
警官が貯水タンクのはしごを登り、蓋を開けて中を懐中電灯で照らす
そこには子供の白骨死体と1つのぬいぐるみが沈んでいたのだという
警官からは犯人ではないかと疑われたものの
今日初めてこの地にやってきたのだ
そんな訳がない
警官の1人は柔道の高段者であり筋肉ムキムキ
これはもしやと尋ねてみると
筋トレが趣味であるとのこと
筋トレ好きに悪いやつはいないと
好意的に事情聴取をしてくれた
8人は霊能力があり
それにより1つの事件を解決に導いた
筋肉警官の秘密(内ポケットにHMBというプロテインを入れてる)を、
先祖の霊が暴いた事により
その信憑性は高まった
霊能力で事件を解決するという話は世の中に数多いが
実際に解決に導いたケースそのものは極稀であろう
その筋肉警官は
「マジぱねぇ!すっげ!マジだ!これ上司に話して、時々でも手伝ってもらっていいっすか?」
と、脳筋(誤用)的なバカっぽい発言をしている
8人は翌日、筋肉警官と一緒に発見された少女の母親に会いに行った
最期のやり取りを伝えるためだ
ただ8人が一方的に少女に話しかけていて、少女は相槌しか打っていなかったため
少女の具体的な最期の言葉が無かった事に
社会経験の少ない8人は落ち込んだ
ただ母親はそんな中でもずっと探していた少女の居所や
どのような心境であったかを知る事ができて
私も少女も救われたと言った
8人はその後も超能力捜査官として協力を要請される
8人とも暇なのである
まだその返事はしていない
・筋トレの時間をしっかり確保してくれること
・在宅を基本とすること
・出かけるならば8人一緒であること
このような条件であるならば
たまには「ニート&怠惰」で受けてみても良いかなと考えている
霊障が出てしまう組は少し可哀そうではあるが
俺は電子部品を食う異食の夢を見るだけであるし
今後もなるようになっていけば良い
本編と関係あり→書くにあたり『仄暗い水の底から』を見返しました
本編と関係無し→英語で1つの名詞に対して複数の形容詞を用いる際
①数②質③重さ④大きさ⑤形⑥色⑦起源⑧目的・使用→名詞の順で形容詞を置きます
会の名前「NEAT & TIDY」は「きちんと並べられた」となり
Nine(9の) Exellent(素晴らしい) Airy(軽い) Tiny(小さな) Triangular(三角形の) Indigo(藍の) Domestic(家庭的の) Yearly(年1) な会で頭文字をとった形となります。
ニートネタはハイテンションラブで去年やったのでここでは前面に出さず控えめに