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自由気ままにソロでいく!  作者: タロルッチ
3/14

スライムの可能性

「ここは…」

「見晴らしがいいはね、ちょうどいいわ」


スポーンした先は崖の上だった。

地平線の彼方まで広がる世界…


「広いのね、あれは街かしら?」


アカネはだいぶ先だが、ギリギリ見える範囲に街を発見した。

向かおうかとも思ったが、探索してからでも遅くはないと

今向かうのはやめておくことにした。


「まずは探索よね、にしてもこの崖どうやって降りるのかしら?」


まずは崖の状況を確認しようと

下を見るとそこには謎の出っ張りが


「あら、見~っけ!」

「後ろの森の方に行ってたら見逃してたわね、よっ!と」

「私は物理無効だし、落下ダメージもなし」

「さてここには何があるのかしら?

「ん?」


洞穴を進んだ先には、誰かの骸骨と使っていたであろう物が落ちていた。


「私が有効活用してあげるわ」


そういってアカネはアイテムをインベントリにしまうと

次に骸骨に目を向ける。


「あまりいい気はしないけど...いただくわ」



「これで消化が完了すれば骸骨にぎ擬態できるのかしらね?」

「さて、アイテムも何があったか確認しないとね」

「え~っと」

「まずはこの『錆び朽ちた装備』ね」

「一式全部あるけど…直さないと使えなさそうね」

「というか今思ったけど私って装備どこに着けてるのかしら?」

「まぁゲームだし気にしなくていいわね、装備の効果はしっかり反映されてるみたいだし」

「次は『???ポーション』これは鑑定とかしなきゃなのかもね」

「あとは…大鎌?」


『ルシマベル』レア度:ユニーク

所有者が死亡したため、次なる主を求めている…

認められれば強力な力が手に入る代わりに

認められなければ…

装備効果1「???」

装備効果2「???」

装備効果3「???」

装備効果4「???」




「気になる文章ね…」

「でも私今スライムだから使えないわね、保留」

「めぼしいのはこのくらいね」

「あとは寄り道しながら街向かいましょう」


洞穴の探索を終えた。

アカネは来た時と同じように、落下して街に向かいながら探索を続けるのであった。


「あ、あれはモンスターじゃないかしら」


そこにいたのは一角ウサギだった。



「【ダッシュLv1】【溶解Lv1】【溶液Lv1】」

「きゅうん……!」

「よし、一撃ね」


<レベルが2に上がりました>


「まだ雑魚一匹しか倒してないのだけど…案外早いのね」

「この調子で狩っていきましょう」


「あ!同じスライム…はスルーでいいわね」

「そうだ!分裂して手分けしてモンスターを探しましょう」

ぷにょん

「ちょっと操作がむずいけど慣れればなんとかなるでしょ」

「さあ待ってなさい!」


そうやって街に向かいながら一角ウサギやはたまたゴブリンを【ダッシュLv1】【溶解Lv1】【溶液Lv1】で倒すことしばらく…


<レベルが3に上がりました>

<レベルが4に上がりました>

<レベルが5に上がりました>

<レベルが6に上がりました>

<レベルが7に上がりました>

アカネのレベルは10になっていた。


「ふう、頑張ったわ!」


とアカネが達成感に浸っていると話し声が聞こえた。


「なあ、ここら辺全然モンスターいなくね?」

「いいから探せよ、どうせポップが遅れてるか、どこかに固まってるんだろ」

「そうだぜー探せばいるって」


そこにはいかにも冒険者と言わんばかりの恰好をした青年3人がいた。

パーティーを組んでいるみたいだが、その内の一人が

アカネがここら辺のモンスターを狩りつくしたことで違和感を抱いているようだ。


(せっかくだし、PKをしてみましょう)


分裂して二手に分かれたアカネは

木をのぼって二人を暗殺キルすることにした。


「でさー何が面白いっt?!…!」

「どs!?」


(一人が運よく離れてくれたことで二人一気に安全に狩ることができたわね)

(それにしても死体も残るのね)


<一部アイテムと所持金5000Gを獲得しました>

<レベルが14に上がりました>



(だいぶ経験値もらえたわね)

(でもお金は少ないわね、まぁそれはあとね)

(今は残りの一人が返ってきたら狩れるように集中しましょう)


アカネは死体を取り込んで証拠を消し、残りの一人が来るのを待つことにした。


「見てきたよーこの先にはやっぱりいないみt…!?」


(3キルね)

「案外楽勝だったわね」

<一部アイテムと所持金2500Gを獲得しました>

<レベルが15>


「こいつも取り込んで…さて、人がいたってことは街も近いみたいね」

「消化が終わったら【擬態Lv1】で人になっていきましょう」

「消化にもまだ時間がかかりそうだし、PKして待ちましょうかね」


アカネはしばらく一人や二人で行動している人がいたら、PKをしていった。


「お、スライムか」

「【ファイy】…?!」


「一角ウサギいたぞー」

「はいはい今行…」

「どしたー?はやくこいよー」


(モンスターに背中を見せるなんて馬鹿ね)


そうやってしばらく狩ること…

<レベルが22になりました>

<称号【連続キラー】【暗殺者】【偽装見習い】を獲得しました>


「よし最初にPKしたやつの消化も終わったし、行きましょうかね」

「それにしてもよかったわ。人を取り込んだことで私の元の体にもなることができるなんて」

「さて、次は何をしようかしらね♪」


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