文化祭の準備開始!
朝、学校に行く準備をして朝食を食べ終えた。
「行ってきまーす」
「いってらっしゃい」
「あっ莉菜おはよー」
「あ!ねーねー、もう少しで文化祭なんだって」
「え!やったー」
「うちのクラス何やるんだろうね」
「如月先生だから結構面白いのやりそうだよね」
2人で文化祭の話で盛り上がっていたらあっという間に学校についていた。
「皆んなおはよう!」
今日も朝から元気な如月先生が教室に入って来た。
それに、いつもよりすごく笑顔で入ってきたな。
「皆んな喜べ!今日から文化祭の準備をするぞ」
あぁ、そう言う事!
って先生が1番楽しみにしてるんじゃないのかな。
「えっまじ?やったー」
「最高じゃん!授業つぶれる」
皆んなもすごく喜んでた。
もちろん私もすごく嬉しい。
そしたら、矢神が私に満面の笑みで言ってきた。
「楽しみだな、文化祭!」
ドキッ
…⁇急に熱くなった。
「うん!すごい楽しみ」
私も満面の笑みでそう言い返した。
そしたら、急に矢神がくるりと反対側を向いた。
「どうしたの?」
「っいや、なんでもない」
矢神はそう言ったけど耳が少し赤いような気がして心配になった。
「今日の5、6時間目の授業が文化祭の準備に変更な」
先生はそう言い残して教室から出ていった。
「結ー、5、6時間目楽しみだね」
「うんうん!ちょー楽しみ」
莉奈が私の席のところに来た。
続いて奏太もこっちに来た。
「授業潰れるのラッキーだな!」
と私達に言ってきた。
そして矢神がジト目で答えた。
「奏太はもう少し勉強した方がいい」
「えー、矢神スパルタすぎ」
「私は結ももう少し自分で勉強した方がいいと思うんだよなぁ」
「えぇー、莉菜私を見捨てないでくださいーじゃないと来年一緒に3年生になれないよぉ」
「ふふっ授業中葉月が分からないって言うから俺が教えてあげても、途中で寝てるもんな」
「おい!矢神、笑うな‼︎」
矢神は今めちゃくちゃツボっていた。
私はあんな事を言いながら内心では少し嬉しかった。
私達の前ではちゃんと笑ってくれるから。
最近は、4人で喋る事が多くなっていた。
こうして4人で喋っているとすごく楽しい。
何でか心臓はうるさいままだけどずっとこうしていたいって思ってしまう。
すごく居心地がいい。