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世界に愛された姫

作者: ここなっつ

私が4年前、スマホで1番最初に書いた物語です

読んでいただけたら幸いです

これはあるひとりの姫のお話……



姫の名はミリア


容姿も美しく、とても優しい子だった


王達は姫をとてもとても大切にした


けれど数年後のある日のこと、王が病に倒れ、


亡くなってしまった


そのショックで妃も倒れ遂に亡くなってしまった


姫はとても悲しんだ


『あぁ、なぜ…私は一人になってしまった…』


そんなことを弱々しくつぶやく姫を毎日毎日人々


は励ました


そんなある日、姫は夢を見た


父と母が、花畑で手を振っている姿の…


そして“大丈夫”そう言ってくれたのだ


『独りでは…ないのね。父上様と母上様は


私を見守ってくれる。国民たちも……


父上様に変わって、私がこの国を守らなければ』


姫は前を向きそう呟いた


そんな姫の瞳には希望という名の光が宿っていた


姫はそれから武芸を習った


執務は持ち前の頭の良さで素早くこなし、


国民からの評判はもっと良くなった


そして、


これまでよりももっと広く貿易を行い、


姫はいつの間にか世界中の国王と仲良くなった


それはまだわずか18歳の時だ


姫は20歳の時、結婚した


隣国の王子、ウィリアと


そして3人の子供を授かり、人々はとても喜んだ


だが、そんな幸せな日々もつかの間。


姫は32歳のある日、王と同じ病を発症し


寝たきりになってしまった


けれど病におかされているのにも関わらず


子育て、執務をこなした


王子……彼女の夫はそれを止めた


各国々の王たちも止めた


彼女は辞めることなく無理をして……


しかし、姫にそんな体力が残っているわけがない


熱を出したり、吐いたりすることが多くなった


けれどもいつでも笑顔で、国民からの手紙を見て


は返事を書いたりと繰り返していた


だがその国民からの手紙はとても数えられるほど


ではない


国民たちも、姫に無理をさせたくないと


手紙は月に1回、代表が書くことになった


そのおかげもあって姫は起き上がり歩けるように


なるまで回復した


王子も、3人の子達も、国民も、各国の王たちも


とてもとても喜んだ


けれどそれから2年後……姫は34歳という若さで


なくなった


ある日突然だ


その日は彼女の好きな菜の花園に子供たちを連れ


行っていた日で王子と子供たちが食事の用意を


している時だった。王子達が戻ると


彼女は菜の花園にあるたった一つの木に


もたれかかり、手には菜の花の束を持って


亡くなっていた


子供たちはまだよく分からず姫に寄り添い、


話をしだした


そんな姿を見た王子は泣き叫んだ


彼女は、昔と変わらぬ美しい顔で亡くなった


王子は彼女の遺体を抱き上げ唇に最後の


キスを落とし、国に帰った


人々はとても悲しんだ。


他の国の人々、王たちもとてもとても悲しんだ。


王たちは、自分たちの国の菜の花が咲く場所に


彼女の墓を作った


そして…


『Until we meet again…

The world loves princess』


(また会える日まで…世界が愛す姫)と刻んだ




この姫は世界を愛した姫……


いや、世界が愛す姫…


彼女の存在は、


世界中の人々から消えないだろう




この話を知らなかった人は1度行ってみるといい


その国のいちばん広い菜の花園の中心に


姫のお墓はあるだろうから…………

そのまま投稿したので見るに堪えない部分もあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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