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二世界生活、始めました。  作者: ふくろうの祭
4章 ふたりの冒険生活
71/300

No.71 すみません、繋ぎです。

はぁ…今日はホントに色々あったなぁ。

俺と母さんの写真の事、アルフの事、そして世界滅亡の危機に陥っている事…。

とりあえず、ホントに轟孤はろくな事しないよな。

神社を破壊したらどうなる事位事前に調べとけっつーの。

後…村長さんから貰って使った移紙、あれスゲー体力持ってかれたなぁ。

村戻った時、グッタリしちゃったし…。


ベッドで横になった途端、様々な愚痴が頭の中を埋め尽くした。

まぁ考えたって仕方ない、今日はもう寝よう。

明日は新月、元の世界に戻る日だ。


すると、同じベッドに寝ていたスーナが寝返りを打って、俺の体に思いっきり密着した。


「びっくりした! なんだ寝返りか…」


スーナは可愛い寝顔でこちらに顔を向けていた。


「スーナも多分、口に出さないだけで疲れたんだろうな。 ゆっくりおやすみ…」


そう声をかけながら、俺はスーナの頭を軽く撫でていた。

すると寝ていたと思っていたスーナは、ゆっくり目を開き、おもむろに俺の背中に手を回し、俺は抱き締められる様な形になった。


「スーナ…?」


「えへへ、ごめん起きてた」


そう言いながら、スーナは俺の胸元に頭をくっ付け、完全に俺に身を委ねていた。

スーナの熱い吐息が胸元にかかっており、俺は微動だに出来なくなってしまった。


「どうした? 急に…」


「うん…なんかレン君を近くで感じていたくて…」


なんともきわどいワードを口にされ、俺は返答に窮してしまった。


「同じベッドで一緒に寝てる時点で十分近いだろ?」


「こっちの方が良いんだもん~」


なんだか駄々っ子の様な事を言っているスーナをそっと抱き寄せた。


「とうとう明日は新月で…あっちの世界に帰る日だな」


「ね、なんかあっという間だよね!」


「スーナはどうするんだ?」


「うーん…出来たらまたレン君と一緒に行きたいかな~って」


「あはは、そっか」


「レン君も帰るんでしょ?」


「俺は…少し迷ってる」


「今日のアルフさんの話?」


「うん。元の世界にも帰りたいとは思ってるよ。でも今日アルフから聞いた話だと、あんまりのんびりしていられないのが分かった。そんな時に俺は帰ってる暇なんてあんのかなぁって」


「そうだよね…後、1年しか結界は持たないんだもんね…」


「じゃあずっとこっちにいたら、何が解決すんのかって話なんだけどさ」


「でも私はレン君がどういう決断をしようと、レン君と一緒だよ♪」


「へへ、スーナありがとな。俺もずっと一緒だ。 よし、もう今日は遅いし、寝るか。今後どうするのかは明日考えよう」


なんだか決断の先伸ばしの様な気がしたが、疲れが深かったので、あっという間に眠りについてしまった。










……

…あれ、もう朝か?

俺がまだ頭が機能しきらず、瞼も開けきらない状態でいると、何やら声が聞こえてきた。


…ユウさんの声…?

そうか、ユウさんが俺達を起こしに来たのか…。

ってことはもう朝かぁ…。


起きるのが辛くて仕方なかったが、頑張って瞼を開くと、そこには唖然とした様な顔をしたユウさんが立っていた。


「あ…ユウさん、 おはようございます…って朝からなんて顔してんですか?」


「そ、そ、そ、そっちこそ、あ、朝からしてやがんだよ!! 破廉恥な!」


「朝から…破廉恥…?」


段々と頭の中の霞が晴れてきたので、今の自分の状況を確認してみると、布団の中で俺とスーナはぴったりと抱き合っていた。


……


「いやいやいやいや、誤解、誤解ですから!! 俺とスーナは別に変な事したりした訳じゃないですから!!」


「いや、そんな格好で何言っても説得力ねぇから!! いくら恋人同志だからって、こんな所でお前ら…!!」


「ホントに違うから! 誤解を解いてユウさん! あ、ちょっと何階段降りてんの!? どこ行くつもり!? 下に行って何するつもり!? お願い話を聞いてくださいユウさぁん!! プリン後で作ったげるからぁぁ!!」


イクタ村に俺の悲痛な叫び声が響いた



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