表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/11

八匹目。






「おかえりー、(アキラ)兄から話は聞いてるからー、

 とりあえず、荷物まとめてるからー、」






 アキラというのは、叔父さんの下の名前である。叔父さんは、母の兄だ。とりあえず、バタバタとカフェや本屋のレジを往復している母に声をかける。








「ありがとー、じゃあ、母さん、いってきまーす」







 母に手を振って、鞄を持って、バイトの女の子が首をかしげた。(別に彼女とはそこまで、仲が良い訳じゃないから俺の性別をあやふやに覚えていると思う。このまえ、執事コスしたし)






「あれ、ヤト君、どこに行くの?」






「ちょっとねー、」








 曖昧に返して、家を出る。自転車に鞄を乗せて、ペダルを押す。せっかくなので、俺の高校について説明しよう。








 市立東高校、普通の高校。制服は女子は紺色のセーラー。男子は紺色のブレザーという、女校長の趣味丸出しの制服である。






 校則はゆるい。性同一性障害などの生徒もいるため、制服は好きに着て良いので、俺はブレザーを着ている。まあ、ただ、スカートが苦手なだけだ。








 クラス分けはあみだくじで決まっているという噂がある。もちろん、噂なので、真実とは限らない。








 そして、俺の学校生活について、移ろう。俺は、入学してから半年ほど経っているが、担任以外と喋っていない。静かに教室で本を読んでいるだけだ。




 有り難いことにそうする事によって、周りに俺が男だとバレることは無いだろう。(中学も同じような感じだったので、そうだろう。)







 到着したので、俺は、自転車から降りた。鞄を片手にこれから、住む所となる家を見る。ここで、あのメンバーとやっていくのだ。俺は、ため息をつくとドアノブをまわした。どうやら、誰かが戻っているらしく鍵が開いている。








 そんな俺の後ろに黒塗りのベンツがとまった。











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ