五匹目。
短いですっ、ごめんなさい~!
「はい、テル君とヨウ君ね、じゃあ、次。
ヤト君、お願いしまーす」
俺の名前を呼ばれて、俺は、慌てて椅子から、立ち上がった。後ろでガタッ、と盛大な音をたてて、椅子が引っ繰り返りそうになったが、どうにか、椅子は倒れずに元に戻った。
「えとっ! 宇佐乃 ヤトっす! 高校一年生、よろしくお願いします!」
「はい、じゃあ、次、猫沢君、お願いしまーす、」
野上さんに言われて、スマホを扱っていた男の子がボソボソと、自己紹介した。スマホから、視線を外さないところが、今どきの子っぽい。
「猫沢 蒼、中三。宜しく」
「はい、次、熊野君、お願いしまーす、」
猫沢君が目線をスマホに戻すと、野上さんがもっさりした熊っぽい人に声をかけた。
「熊野 馨。高二。テルとヨウとは従兄弟です、宜しく」
「はい、じゃあ、最後に大神君、」
赤髪の人がビクッ、と肩を揺らしたあと、自己紹介した。どうやら、人見知りするタイプらしい。エレベーターでもこんな反応だった気がする。
「大神 狼雅。中三。宜しく、」
「はいっ、じゃあ、私がこれから、マネージャーします。野上 咲です、皆、呼び捨てで 良いかな? っと、このグループについて、詳しく説明するね、」
野上さんの笑顔に促されて、俺達は、ホワイトボードを向いた。
次回、説明回。
メンバーの名前出ました!
覚えてあげて下さい!!