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百合な彼女の転生後(仮)  作者: バルメ・メリーゲート
第二章 駆け出し冒険者編
29/39

事件発生

 フラウさんはかっこいい。

 立ち姿、歩き方も堂々としているし、顔も整っていてきりっとした切れ長の目も、さらりと顔にかかる前髪も美しい。

 だが、近寄りがたい感じでもない。

 話してみればフレンドリーで、姉御肌といえるだろう。

 女の私から見ても言い寄られたら惚れてしまいそうなほどだだった。


 しかし誰しも裏の顔はあるもの。

 私たちはそのときまで気がつかなかった。

 気がついたときには遅かった。

 気づいた時にはすでに彼女は毒牙にかかっていた。

 彼女とは、黒髪の小柄な少女…… 


「そう、アヤメは犠牲になったのだ……」

「ちょっとまだ犠牲になってないわよ」

「アヤメ、いい子だったのに……」

「セリシアも冗談言ってないで!」

「アヤメちゃん、髪綺麗だね」

「あんたさっき追い返した奴らのセリフ思い出してみなさい!」

 

 ベッドの上で精いっぱい抵抗する彼女。

 だが彼女の非力さでは逃れられない、それほどまでに筋力の差がある。


「そう、彼女は」

「それはもういいから!!」


 なんでこうなってしまったのか……



~~~



 事件は私とセリシアがお風呂に入っている間に起きた。


 さすが大部屋、他と違い専用のお風呂場があり、どうぞどうぞとフラウさんに言われ、私とセリシアが最初に入った。

 もう私が女だっていうのはばれているみたいで特に何も言われなかった。

 フラウさんが特別勘がいいのか、もしくはばればれな変装なのか……

 セリシアの背中をながしつつ考えていると、部屋の方から何か音が聞こえてきた。

 

 何かばたばたと走るような音。

 

「アヤメ?」


 お風呂場から呼びかける。

 

 ……返事がない、が、音は続いて聞こえてくる。


「おーい大丈夫?」


 もう一度呼びかける、今度は返事があったが、


「……た、助け……!」


 それは返事ではなく、助けを呼ぶ声だった。


 すぐさまお風呂場を飛び出す。

 床が濡れてもお構いなし、それよりもアヤメだ。

 彼女はフラウさんと一緒にいたはず、もしかして……


「くそっ!」


 簡単に信用してしまった自分に腹が立つ。

 知らない人間なんだ、一度助けたのだって下心があったからかもしれないのに!


「アヤメ!!」


 脱衣所を抜け、そこで私が見た光景は――


「ちょ、いやだっていってんでしょ!」

「アヤメちゃん、怒ってる所もかわいいわね」


 ぎゃあぎゃあと下着で暴れるアヤメと、嬉々として抱きついているフラウさんだった……


 おまわりさーん!



~~~



 とりあえずフラウさんを羽交い絞めにして引き離し、お互いを六つあるベッドに別々に座らせる。

 フラウさんに話を聞いてみると、アヤメがあたしの前で脱ぎ始めたからそういうことかと思ったという。


 その言葉でさっきまでのフラウさんへの評価が砕け散った。


「いやいや、アヤメもなんで脱ぎ始めたか分からないけど、フラウさんもそれで欲情しちゃったてへ☆ じゃないですよ」

「てへ☆ は言ってないけど、アヤメちゃんがいたいけな体をあたしにさらしてくるから悪い。痴女なのかと思うじゃない」

「あんたみたいな格好してるやつに言われたくないわよ! だいたい服を脱いだのは水をこぼしちゃったからよ、どうせすぐお風呂に入るんだし。まさか襲われるとは思わなかったけどね!」


 なるほど、それで欲望のままに襲い掛かったと、私も混ぜrげふんげふん、最低だなまったく。

 だが、あれ? と私は考え直す。


「あれ、でも欲情って、女どうしですよ?」

「あたしは可愛ければどっちでもいけるから問題ない」


 まさかの両刀だった。

 見た目かなり奇麗なお姉さんなんだが、残念美人ってやつか。

 男の子ならこの胸で一発なのに、女の子だとやっぱり難しいわね、とは本人の談。

 ぎゅっと持ち上げられる胸にムラムラする気持ちと苛立ちを覚える。


 私だっていつかは大きくなるもん!


「で、抱きついて何しようとしてたんですか」

「いや何って、ナニでしょ」


 ナニって……


 あぁ、アヤメさんが妄想で真っ赤になっておられる。

 セリシアは変わらず。

 君は純粋なそのままでいておくれ……

 

「先にいっときますけど、私の大切な妹のセリシアに手を出したら殺します。以上解散」

「わかったわ、じゃあアヤメちゃんはいいよね?」

「まぁ少しくらいはいいでしょう」

「よ、よくない!!」

 

 びびる速さでアヤメの座っているベッドに移動するフラウさん。

 きっと戦闘だとその速さで斧を振るってかっこいいんだろうな。

 とフラウさんのかっこいい姿を想像しながら、私とセリシアは同じベッドに入った。


「今日はつかれたね、セリシア。さぁ寝よう」

「うん、カレン様」

「ちょ、ちょっと二人とも助けて!」

「大丈夫、あたし慣れてるし女どうしだからこそ気持ちいいところわかるから、ほら」

「全然大丈夫じゃない、ってどこ触って、あっ、ちょ……んっ!」


 早めに打ち解けたみたいでよかったなぁ。

 明日はギルドに行って依頼を見てみよう。


 晴れるといいなぁ。



~~~



 窓から差し込む朝日。

 さえずる鳥の声。

 

「おはよう、カレン様」

 

 隣でささやく天使の声。


「おはよう、セリシア」


 私が返したあいさつにふっと笑顔になる彼女。

 私はその笑顔にどきりとした。

 小さなころから一緒だが、日に日に彼女は奇麗になっていく。

 お風呂に入るときもたまに、たまぁにだがこう、ムラムラって来ることもあって困る時がある。


 私は顔が熱くなるのを感じ、がばっと起き上がる。

 あーたぶん顔赤くなってるだろうな……

 それを誤魔化すように私は言う。


「今日はギルドに依頼を見に行かない、か……」


 そう言いつつ見た光景。

 

 隣のベッドで裸でアヤメと寝ているフラウの姿だった。



~~~



「あんたたち、絶対許さない、青の詠唱が聞こえたら後ろに気をつけることね……」


 ギルドへ移動しながらものすごいダークなオーラをヴォルケイノさせているアヤメさん。


 怖い。


「まあまあ、結局なにもされなかったんでしょ?」

「何もしないように諦めさせるのにどれだけ大変だったか、体験してみる?」

「いや、それはかんb「あらあら今日はカーレントちゃんが相手してくれるの? お姉さんうれしいなぁ」


 いつのまに横にいた!?

 

 ふっとわくように現れたフラウさんは私の腕に彼女の腕をからませて、ってあの、やわらかい物が当たってるんですけど?


「当ててるのよ。あら、カーレントちゃんの腕ってけっこうたくましいのね。いいわぁ……あ、お腹も結構筋肉質なのねぇ」


 そう言いながら私の腕から胸、お腹、そして下腹部へと彼女の手が這うように移動する。 

 下に移動する手とは反対に、彼女は私の顔の横へ、その整った顔を近づける。

 彼女が言葉を発するたびに熱い吐息が耳にかかる。


 私はまるで蛇に睨まれた蛙のように動けなくなってしまった……


「ねぇ、カーレントちゃんも興味あるでしょ? 大丈夫、初めてだろうから優しくしてあげるから……」


 ふっと耳に息をかけられ、ひゃい! と変な声が出る。


 ま、まぁこれも体験としてね、いいかもしれないよね?

 フラウさん奇麗だし、ナイスバディだし、一回くらいなら……


 そのまま悪魔の甘言に心が堕ちようとしたその瞬間、ぐいと反対側にひかれ体が離れる。


「カレン様、早く行こう?」


 引っ張ったのはセリシアだった。

 

「そ、そうだね、早くしないと夜になってしまうからね!」

「まだまだ夜にはならないよ、カレン様」

 

 マジレスされました……

 少し不機嫌なセリシア。

 たぶん姉妹のお姉さん――といってもセリシアが何も言わないから私がそう言っているだけだが――がほかの人にとられると思ったのかな?

 なんていじらしい妹よ。

 あぁやはりセリシアは天使、いや女神だった……

 

 後ろから、ちっ、という舌打ちが聞こえたのは、セリシアに免じて聞かなかったことにしよう。 



~~~



 朝だというのにギルドは昨日と同じくらい騒がしかった。

 朝からお酒を飲んでいる人もいる。

 あれで仕事できるのかな?


「セリシア、ごめんけどアヤメと待っててもらっていいかな? この人ごみだとつらいでしょ?」

「だいじょうぶ、私だいじょうぶ」


 いやいやセリシアには無理させれない。


「セリシアちゃん大丈夫よ、私も一緒に行くから」


 そのセリフにセリシアとアヤメがフラウさんになにか言いたげな視線を向ける。

 あれはたぶんお前が行くのが一番危険とかそんな感じだろうな。


「さすがにあたしもこんな人がいる中でさっきみたいなことしないわよ」

「いやさっき思いっきり路上でやられたんですが」

「あら、そうだった?」


 この人は……まぁいい、依頼依頼と。


 うーんこれは結構遠いし、これはきつそうだなぁ。


「どれにするの? あ、これなんかいいんじゃない?」


 Dランク、デールの討伐……ってまたデールか!


「あー……できれば違うのがいいです」

「じゃあこれは?」


 鳥系魔物、コッカトラスの駆除か。

 そこそこ楽そうだし場所も近いしそれにしようか。


「ってなんであなたが決めてるんですか?」

「だってあたしもついて行こうと思ってるし、なんだかすごく嫌そうな顔してるわね」


 いやまぁいいけどね。


「きてもいいけどおとなしくしててくださいよ?」

「はーい!」

 

 わかってんのかなこれ……


 私は依頼書をギルド員のお姉さんに渡す。

 それと一時的にだがフラウさんをパーティーに入れる。


「はい、手続き完了いたしました。ではお気をつけて」


 私は契約料と、もう何枚か硬貨をカウンターに置く。


「それとちょっと依頼を頼みたいんですけど、白い髪の獣人の女性、または男性を探してほしいんです。たぶん年は三十から四十くらいだと思います」

「わかりました、では人探しということでランクはDでよろしいでしょうか?」

「はい、それでお願いします」


 かしこまりましたとカウンターの向こうで依頼書を作成し始める。


 これはセリシアの両親の捜索依頼だ。

 どうやって探そうかと思ったが、ギルドでは人探しもやってくれるらしくグルーブではセリシアにはばれないように依頼を出していた。

 なぜばれないようにかと言うと、セリシアは私が両親を捜すというと、困った顔をして何か考えるようにふさぎこむことがある。

 たぶん見つからないと思っているのか、もしかしたら死んでいるのがわかるのが怖いのだろう。

 もし死んでたら秘密にして、生きてるなら会わせてあげたいと思う。


 私の自分勝手なわがままかもしれないが、やはり親は大事だ。

 きっと別れてからもセリシアを愛していたはずだ、たぶん。


 そう考えながらセリシア達のところへ戻ろうとしたら、ギルドのお姉さんに止められた。


「すいません、言い忘れてましたが、最近王都周辺で例の白い悪魔による殺人事件が起きています。あなた達はまだランクが低いので、見かけたらすぐにギルドへ報告してください。白い悪魔は対象ランクAですのでくれぐれも討伐しようとか考えないように」


 言い忘れって、その情報命にかかわる大事なことじゃないですかーヤダー。

 ふーむ、白い悪魔ね。

 そういえば昔聞いたことがあるような、どこで聞いたんだっけ。


 私は思い出せそうで思い出せない歯がゆい思いをしながらアヤメ達の元へ戻った。


 アヤメ達はフラウさんの同行にやっぱり同じような反応をした。



~~~



 コッカトラスの討伐は楽に終わった。

 初めて見た魔物だったが、鶏をかなり大きくしただけで、気性は温厚で数が多いのが気になるくらいの依頼だった。

 依頼中フラウさんには手を出さないようにしてもらった。

 たぶん一瞬で終わるだろうけどそれじゃ私たちが成長しないしね。

 彼女は何かじっと考えているみたいだったが、視線を追ってみるとセリシアに向いていたので声をかけてみるとふとももが素晴らしいとかなんとか。

 彼女の脳内はもう手遅れみたいですね。

 とりあえず、駄目ですよと釘を刺しておいた。 


 コッカトラスのトサカを渡し、ギルドで報酬をもらった時には昼を過ぎていた。

 討伐する時間より移動時間のほうがかかったな。


 人探しの依頼については特に報告は入ってないし、Dランクの掲示板には特によさそうな依頼がない。

 あってもかなり移動しないといけないものばかりで、下手すると明日までかかりそうなのでやめた。

 旅費はたぶんあと三、四日依頼をこなしたらたぶんたまるだろう。


 今日はこれで終わりにしようという提案に皆賛成だった。

 ギルドで遅い昼食をとり、アヤメの提案で王都を見て回ることに決定。

 

「あ、あたしは用があるから、昼食食べたら別行動ね」


 その言葉にめんどくさいのがいなくなって助かるわ、というアヤメ。

 すかさずフラウがアヤメにさびしくさせてごめんとか言い、からかい始める。

 アヤメもいらんこと言わなければよかったのに……

 私とセリシアはそのコントのようなやり取りを見ながら昼食を食べた。



~~~



 やはり王都だけあって色々な店があった。

 武器屋、仕立て屋、食い物屋、他にも魔石屋、魔道具屋、傭兵貸出など見たことない店もあった。

 傭兵貸出ってどんなんだろうと店をのぞくと、ほほにノ字が入った怖いお兄さんがいたのですぐに移動した。

 次に魔道具屋をのぞいてみる。

 店内は広く天井に光を放つ石が吊るしてあり明るい。

 私が不思議に思い見上げていると、気のいい店主があれは貯めた光を放つ魔道具ですよと教えてくれた。

 もしあれを買うとしたらいくらですか? と尋ねると金貨が三、四枚と言われたのでやめた。

 他にもストック分だけ同じ魔法を即座に放てる杖や、ただただ煙を出し続けるという変わったものもあったが、基本値段が金貨一枚からだったので手ぶらで店を出た。

 そうやって店を回っていると、王都の中心、ハイランド王城の門が見えてきた。

 

 見上げるほどの大きさの門、その周りの白い綺麗な石の城壁には細かなレリーフが刻まれ、屈強な兵士が城を守っている。

 いまだ不敗のハイランド軍が守る王城は、この国で一番安全と断言できる。


「あー今日も訓練場から一糸乱れぬ号令の音が鳴り響き」

「そのしおりまだ持ってたの?」

「一応ね」


 ハイランド王国万歳! なしおりをすごい棒読みで読むアヤメ。

 とにかくハイランド軍は今まで負けたことがなく、それを持つハイランド王国まじパないでしょ? という内容だった。

 きっとすごいむきむきな人たちが、汗水たらして毎日訓練をしてるんだろうな。

 あ、想像するのはやめとこう、私の精神的によくない。

 

 城門や城を少し離れた場所から眺めていると、何か見たことがあるような人物が視界の隅に映った。


 ってあれフラウさんじゃないか?


 まさかと思ってもう一度よく見てみる。

 あの肌色の多い服装と大きな斧、間違いようがなかった。 


 門番の兵士に王国式の敬礼をされながら堂々と城から出てくるフラウさん。

 もしかしてあんな変態さんが実はすごい人なのか?


「あ、やぁ皆、わざわざあたしに会いに来てくれたのかい?」


 ちっ、気づいたか。

 心の中で舌打ちをすると後ろでアヤメさんが代わりに声に出してやってくれた。

 最近アヤメさんすごい自分に正直ね…… 


「偶然です、本当に偶然です」

「またまたぁ、お姉さんはわかってるよ」

 

 絡み方がうぜえ……


「フラウさん実は結構偉い人なんですか? 敬礼されてたし」

「あーあれね、まあなんていうか、あたし元々ハイランド軍にいたからね。といってもほとんど王都じゃなく国境近くにいたけど」


 照れてるのか、何か引っかかっているような言いにくそうに答えるフラウさん。

 まさかの元軍人さんだったのか。


「すごいわね。でもなんでまた冒険者なんかになったの? 軍だったら給料とかいいんじゃない?」


 アヤメが驚いたようにいう。

 軍に入るって結構すごいことなのか。


「まあいろいろあってね。でもあたしは冒険者のほうが楽だよ、どこに行くにも自由だし、きつい訓練も制約も無い、それに」


 すっとアヤメの近くに移動するフラウさん。


「アヤメちゃんみたいな可愛い子にも会えるしね」


 と、ほほに手を添えようとするのをばしんと払いのけるアヤメ。

 あれしなかったら素直にすごい人だと思えるんだけどな……


 私たちは不本意ながら合流したフラウさんと共に宿に戻った。

 明日も朝から依頼を受けようと話し合い、昨日と同じようなアヤメとフラウさんのコントを見ながら眠りについた。


 その後、何かと一緒に付いてくるフラウと共に依頼をこなしていく。

 アヤメはある一定のところまでしか手を出してこないフラウさんを嫌だ嫌だといいつつパーティーから追い出すことはしなかった。

 まぁアレなことをしてこなければ普通にいい人だしね。

 そうして三日ほど何事も無く過ぎていった。


~~~



 ある日、いつものようにギルドに行くと、なにやらいつもよりざわついている。

 よく聞いてみると、皆口々に同じことを口にしていた。

 

 王都の中で殺しがあった。

 そして、目撃情報では犯人は、白い髪の獣人らしいと……

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