【第五話】雨の日は泥まみれ?
「セッションがタイムアウトしました」という警告に阻まれ
これが4回目のチャレンジ…
もはや警告の言葉の意味が理解できずにいます。うぬぅ…
とにかく【シーン:学校】どうぞ;
放課後
まだ降ってはいるが幾分小降りになった雨を眺めながら、和哉は部室へと向かっていた。
サッカー部に入ったばかりである和哉は、まだレギュラーではない。だが練習は当たり前のように毎日ある。
「今日はトレーニングかな」
そう、残念そうにつぶやく。
雨により緩くなった土の地面は、走りまわればたちまちでこぼこ。自分たちも泥まみれになる。そのため、たいていの運動部は雨が降ると校内でトレーニングとなるのだ。
「泥んこも楽しいのに」
「それが許されるのも幼稚園児までってな」
「木月先輩っ!?」
部室の扉をあけると、中から先輩の声が飛んできた。「泥んこも~」は気付かないうちに口をついて出ていたらしい。別に聞かれても悪いことではない。ただ、驚いたのはすでに、俺が一番乗りだと思っていたそこに人がいたことで…
部室に入ったとたんに広がる独特の匂いを感じながら俺がカバンを下ろすと、笑顔の先輩は言葉を続ける。
「おまえも面白いこと言うよな。高校生にもなって泥んこなんて、俺だったら母親に叱られるからこりごりだな」
「まぁ…確かに」
「その『確かに』はどっちへの確かに、だよ」
曖昧に返事をすると、先輩はクックと楽しげに話を突っ込む。
その意味が分からず「どっち?」と単語で聞き返す。
「木本の発言が面白いのか、母親に叱られる事か」
あぁ、なるほど。でもそういう先輩の視点も面白いと思うが…
そう思いつつ当たり前のように(当たり前なのだが)「そりゃ叱られる方ですよ」と答える。すると先輩はさも驚いたような顔をして見せた。
「何だ、おまえの発言の面白さは天然ものだったのか」
「何ですかそれ」
「だって木本さ、たまーに不思議ちゃん発言すんじゃん?」
不思議ちゃん…?
「…記憶にございません」
冗談めかして言うが、本当に『不思議ちゃん発言』とやらに心当たりがない。
うーん、と俺が首をひねっていると「それそれ」と先輩は笑いを堪えていた
「でも俺はそういう個性、大事だと思うぜ」
そう言いつつ、何とか笑いを堪えた先輩は「トレーニング行くぞ」と振り返りながら部室を出て行った。その肩はまだ微かに震えていたが
「…俺って不思議ちゃんだったか?」
一人残った部室、窓の外にはまた強くなり始めた雨。
和哉の口からこぼれ落ちた疑問は、その雨音にかき消された
…終わり方微妙でごめんなさい
そして、和哉君が不思議ちゃんにされたのは
私の中でのキャラ設定が曖昧なせいでして…申し訳ありません><;
余談ですが、木月先輩の「その『確かに』はどっちへの確かに、だよ」という台詞は、素の私の気持ちだったりします。
そろそろ終わらせるつもりですが
質問、意見などありましたら喜んで受け付けますので<(_ _)>