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普通の恋  作者: あゆみ
3/3

クラスメイト

私と里佳は、2組まで一緒に行った。

途中に居る部活勧誘の先輩達にたくさん声をかけられながらなんとか教室についた。

その時にすでに私は若干疲れ気味だった。


教室につくと黒板に席が張り出されていた。

私は、窓際の後ろから2番目。

里佳は、廊下側から2列目の1番前の席。


里佳と離れて少し寂しいのは、秘密。


クラスには同じ中学出身の人はちらほら居るみたい。

でも、これといっていいほど仲のいい人はいないみたい。私は、暇を持て余して窓から外をぼーっと見ていた。


すると・・・。


「ねぇ??どこ中出身??」


前の席に座っていた女の子が話しかけてきた。

その子は、少しウエーブのかかった髪に目の大きな小柄な女の子。

こういう子を可愛いっていうんだろうなぁ・・・。


「私は西中!!」


「そうなんだ!私は、県外出身なんだ・・・。パパの仕事の都合で今月こっちに来たばかりで友達居ないんだぁ・・・。」


どうやら、この子は友達がいなくて知り合いもいないこの学校で寂しいから近くにいた私に声をかけてきたみたいだ。勇気あるなぁ・・・。私なら無理だ!!


「そうなんだ。大変だねぇ~・・・。私地元だから何でも聞いてよ!!私、星川光!!ヒカリでいいよ??」


「本当ありがとう!!私は、白井奈々!ナナでいいよ!!」


こうして、新しい学校での一人目友達ができた。

奈々は可愛くてふわふわしているからたぶん男子にモテるんだろうなというが私が奈々に抱いた第一印象だった。


その後、奈々とこの学校の周りについて話していた。

近くのおいしいケーキ屋さんはどこ?とか百均はどこでおいしい喫茶店はどこ?とか安くてかわいい小物がある場所とかこのあたりに詳しくない奈々に全部教えて、今度おススメのお店に行く約束もした。

そんな話をしている最中に自分の席にいたはずの里佳が私の席に来た。


「光~!!すごいこと聞いちゃった!!・・・って誰??友達??」


「私の前の席の白井奈々!!・・・でどうしたの??」


奈々がよろしく~って言いながら里佳に挨拶していた。里佳もよろしく!!なんて言っていた。

私が再度、続きを話すように言ったら里奈がそうそう!!って言いながら話し出した。


「あのね!!この学校にモデルのツバサが居るんだって!!」


「えーーーーーーーー!!!!!!!」


「?????」


奈々が驚いてるなか私は、??を浮かべていた。

ツバサ??有名人なのかな??私は芸能関係には疎いんだよね・・・疎いというか興味がない。


「ツバサって誰??」


「えーー!!?光知らないの???」


「光は、疎いからな・・・。」


奈々に驚かれ、里佳には飽きられた・・・。ちょっとムカつく。

そんななか、里佳が説明してくれた。


「あのね?ツバサっていうのは、超イケメンでイタリアと日本人のハーフですっごくかっこいいんだよ!!モデルで有名な雑誌の表紙を飾ったりラジオをやったり自分のブランド作ったり、最近じゃ音楽もやり始めて先週発売した新曲なんかオリコン1位だったんだからね!!同年代でこれだけすごい人が同じ学校にいるなんて信じられないよ!!!」


奈々と里佳がキャーと興奮している最中、私はそうなんだぁとボケーと思っていた。だって、興味ないしね!!



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