かわいい後輩1
とりあえず見てみてください。
「はむはむ」
私の前に食パンを頬ばる一人の少年がいる。
その姿はひまわりの種をたべるハムスターのようだ。
非常にかわいい。
つい食べてしまいたくなるほどに。顔にでないようしっかりと気を張っているが、心の中の理性はすでに崩壊寸前と言っても過言ではない。なにかもう一つかわいらしい仕草でも見せられたら、飛び掛ってしまうこと間違いなしだ。
「ん?どうしたんですか会長?」
目の前の少年が首を傾げながら私にそのつぶらな瞳をむけて問いかけてくる。
もう我慢ならな(ry
ガチャ!
まさに私が飛び掛ろうと椅子から腰を上げようとした瞬間だった。
「寂しかったよーーー!今日もかわいいーー!梓ちゃーん!」
「うわっ!瑞樹先輩!やめてくださいっ!」
ハイテンションな声と共に梓と呼ばれた少年に抱きつく少女。
「うーん。きょうもほっぺたすべすべだねーー。」
すべすべなのか・・・・。
「って!まて、瑞樹!」
「なによ由香里。怒ったような声だして。」
「あたりまえだ!なぜいつも生徒会室にくるたびに梓に抱きつく必要がある!」
「なぜって・・・。そんなのかわいいからに決まってるじゃない。梓は誰のものでもないんだし。ねー?」
「ねー?って言われても・・・。僕はいつもやめてくださいって言ってるのに。」
そこでしゅんとする梓。
かわいい・・・。
今にもあちら側にトリップしてしまいそうだ。
「あー。もう我慢できない!ね、梓?お持ち帰りしていい?」
突然なにを!
「ダメに決まっているだろう!何を言っているんだ瑞樹!」
「なんで由香里が答えるのよ。梓が決めることじゃない。」
「風紀の問題だ!生徒会長である私が許さない!」
「こんな時に会長権限なんてズルイわ!」
「ズルくない!不純異性交遊は認められない!」
「ふーん・・・・。実はただ由香里が梓に抱きつけなくて悔しいだけじゃないの?」
「っ!そ、そんなわけないだろう・・・。」
図星を突かれた!でもしょうがないだろう。あんなにやわらかそうなほっぺたに、袖が長くて半分くらい隠れてしまっている手。
なにより!
あんな小動物のような目で見られたら誰だって抱きしめたくなるだろう。
「ほーら。だんだん語尾が弱くなってるじゃん。天下の生徒会長様が嫉妬で生徒に怒るなんてダメだなー。」
「むぐぅ!今はそんなことを問題にしてるんじゃない!梓くんを瑞樹が持ち帰ると言ったことについて言及しているんだ!」
「あー、話逸らした。」
「っく!」
ダメだ。梓くんがらみのこととなるとどうしても瑞樹が一枚上手だ。普段なら私が言いくるめられることも無いのに。
そんなことを考えていると未だに瑞樹に抱きしめられたままの梓くんが喋りだす。
「あのー・・・・。そろそろ生徒会の仕事しません?昨日もこんな感じで行事の書類とか溜まっちゃてるんですけど。」
「「あ・・。」」
私と瑞樹がそろって声をだす。
「そうだったな。少しは仕事もしないとだ。」
「由香里がいちいち私と梓くんの仲を引き裂こうとするからこうなるんだよ。」
「なにぃ!」
「そもそも瑞樹が・・・・・。」
「だーーーーかーーーーらーーーー!」
そこで梓くんが大声を出す。少し涙目だ。
「す、すまない梓くん・・・。」
「いいですよ・・・。ちゃんと仕事してくれれば。」
そんな拗ねた顔もかわいい。
「かわいいーーー!やっぱお持ち帰りーーー!」
「やめろ瑞樹っ!」
こんな彼女達とかわいい後輩の物語。
後輩の出番すくねぇーーー!!
まぁ次からはもっとでますがねw
これを見てくれた人、これは短編連載なので思い出したころにまた上がってると思います。なので、ぜひ次も見てくれると嬉しいです。
あと、できれば私のもう一個の短編も・・・・。
(連載のは見ちゃだめよ?)




