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破壊力抜群

人間、生きているといろいろあるもので半年ほど掲載が止まっちゃいました(;^_^A

どうにか執筆を再開したので不定期掲載になると思いますが読んでいただけると幸いです♪


さてさて、それじゃあ早速行動を起こすことにしようかしら。

スマホを取り出して連絡をしてみる。


「あ、もしもし。太陽たいよう、寝てたの?今からちょっとこっち来なさいよ。」


『今から?正直、嫌なんだけど。』


「あんたがそんなこと言える立場なのかしら。来ないなら一年前のあのことを…。」


『あー、わかったわかった。降参です。行けばいいんだろ。』


『敵拠点を制圧したのでポイントを獲得しました。』


「は?何わけわかんないこと言ってんの?」


『あ?だから行けばいいんだろ?行くよ。行かせていただきますって。』


「まあ、いいわ。あんたはちゃっちゃと一秒でも早く来なさい。」


『はいはい。』


今、連絡したのは津雲台の寮長の猪飼いがい太陽たいよう

似たような立場だから何か情報が得られるかもと思ったのだけど、斜め上のことが起きてしまったみたいね。

で、今のは何かしら?


『敵勢力が降伏の意志を示したので制圧完了と判断しました。ポイントを獲得しております。』


例のわけがわからない表示だったのが改められたのかすっきりしている。

私の能力の数値化を諦めたからかもしれないわね。


浅草伊代

位階:ダンジョンマスター

スキル:自在、原典

拠点:2

下僕:2169

ポイント:110


スキルの自在も原典も何ができるかよくわからないわね。

なんとなく想定できるものがないわけじゃないけど、与えられた能力に頼るのも癪だからとりあえず今はスルーでいいわ。


それにしたってあんなので降伏したって見做されちゃうってあんまりじゃないかしら。

あんたポンコツ過ぎて笑えちゃうわよ。


『…。』


それで確かにポイントってあるけど一体何に使えるのよ。

私、pandaポイントしか貯めてないんだけどポイント移行できたりするのかしら。


『現在ポイント交換可能なものはこちらです。…ポイントの移行はできません。』


ふん、有用って思えるものが見当たらないわね。

使えるものをちゃんと用意しておきなさい。

こんなんじゃポイントを貯める気にもなれないわよ。

せめて1万ポイントで特別いいものと交換できないとただじゃおかないわよ。

それと拠点の2はともかく、下僕が2169ってどういう数字かしら?


『配下にある拠点に所属する員数です。』


ふーん、ということは箕面船場寮と津雲台寮の寮生全員が私の下僕らしいわね。

それにしては数がちょっと少ない気がするわ。

箕面船場寮が300、津雲台寮が2500ぐらいはいるはずだけど。


『現時点で把握している数がこちらです。』


ふーん、寮の中にいないと把握できないとかそういうことかしら。

まあ細かい数字はどうでもいいわ。


「ここから世紀末覇者としての私の覇道が始まるのね。」


「先輩、何を真面目な顔で子供みたいなこと言ってるんですか。それにどちらかというと二十一世紀が始まったばかりで世紀末はまだまだ程遠いですよ。」


「細かいことをごちゃごちゃとうるさいわね。津雲台寮が私の何気なく踏み出した一歩目で呆気なく踏みつぶされたのよ。せめて、私の覇道に貢献したことにしてあげないと浮かばれないじゃない。」


「はぁ、相変わらずのクオリティですね。何も言い返せないです。で、具体的にはどういうことなんですか?」


「津雲台寮にもここと同じようなことが起きてて寮長の猪飼を屈服させたら私の支配下になったというところかしら。」


「本当に先輩は怖い人ですね。きっと先輩の往く道は大勢の人の血や肉で舗装されているんでしょうね。」


「人聞きが悪いわね。私は寧ろ道無き道を切り開いていっているつもりなんだけど。」


「そのために誰かを倒れ込ませて上から容赦なく踏みつけている感じですけどね。」


「それは見解の相違ね。私が進もうとした先に誰かが立ちふさがって私はそれ相応に対応しただけだと思うわ。」


「踏みつけていることは否定しないんですね。ご立派です。」


「褒めてるのよね。まあいいわ。スキルってのについては何か判りそう?」


「まとめ始めたところで何とも言えませんが、ゲームとかにありがちなのはあんまりなさそうです。使い方も効果もよく分からない感じのものが多くて…。」


「よし、ならスキル能力披露大会でもやりましょう。」


「…しょうがないですね。言い出したらきかないから。はーい、みんなー聞こえたわねー。今から一発芸…じゃなくてスキルを披露してもらいます。順番に行くから用意しておいてねー。」


こうしてラウンジにいた30人ほどに順番にスキルを見せてもらったけど大して面白…いえ、使えそうなものはなかったわね。

あ、でも須奈乃の「音痴」は凄かったみたいね。

私にはどうってことはなかったけど周りの子たちはのたうち回っていたから。


そうこうしてるうちに太陽が到着したみたいだわ。


今週中には次話を投稿できればと思っております

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