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26.子供たちの紹介2

 子供たちを外し、大人だけにしてライナルトの診察結果を伝えた。


「アルブレヒト殿、ユリウス殿、クラウディア殿。ライナルトは恐らく、発達障害という病気ですね」

「病気!やはり病気なのですか!治るのでしょうか?」

「クラウディア殿。この病気はすぐに治すことはできないのです。時間を掛けて人と上手く接することができる様に訓練していくしかないのです」


「それでは、ライナルトは王になることができないのでしょうか?」

「ユリウス殿、今の時点でそれを判断することは難しいですね。成長と共に良くなることもありますし、悪くとも単純な仕事はできる様になるかも知れません。状態が良ければ結婚も不可能ではないかも・・・」


「あぁ・・・なんてことだ・・・」

「それではやはり、アマーリアに婿を取るしかないのですね?」

「アルブレヒト殿。ライナルトには難しいとしても、ユリウス殿、クラウディア殿はまだ若いのです。これからまた男の子を儲けても良いのではありませんか?」


「そ、そんなこと・・・私がライナルトを生んだのです。またあの様な子を産んでしまうかと思ったら・・・その様な勇気は持ち合わせてございません」

「クラウディア殿、一人の母親が続けて発達障害の子を産むことなど、まずありませんよ?」

「いいえ、それでも、もしまたそうなったらと思ったら怖くて・・・」

 クラウディア殿は大粒の涙をこぼしている。


「まぁ、そのお気持ちは分からないではありませんが・・・ですが、アマーリアは婿を取ることをどう考えているのですか?」

「あの子は、婿を取ればここで暮らせるし、ライナルトの面倒をみることもできると言っているのです」


「そうですか。でも勿論、アマーリアひとりにライナルトを任せるのではなく、ユリウス殿とクラウディア殿もライナルトの面倒を見るのですよね?」

「それは勿論!当然でございます」


「それならば良いのです」

「そ、それではご子息さまを我が国に?」

「えぇ、息子の誰かをこの国の学校に就学させましょう。ただし、アマーリアとの結婚はふたりの意思に任せるのですよ。無理強いはさせないと約束して頂けますか?」

「はい、勿論でございます。お約束いたします」

「分りました」


「では、ルチアが使っていた部屋をご用意させて頂きます」

「はい。よろしくお願いいたします」

 何か安易なこの王と家族がちょっと心配なんだよなぁ・・・




 屋敷に戻ってから、皆で話をした。

「ユーフォルビアなのだけど。誰か行きたいと思うかな?」

「僕が行きます」

斗真とうま、今日の話は聞いていたと思う。もしかするとアマーリアは一生、ライナルトを支えないといけないかも知れないのだよ?それでも良いのかい?」


「はい。ライナルトを支えるアマーリアを支えていきたいのです」

「他の皆はどう思う?」


「お父さま達だけでお話しされている間、私たちだけでお話ししていたのですが、アマーリアは、斗真が好きなのだと思います。彼女は斗真に安らぎを感じていました」

「月乃には分かったのだね」

「はい。お父さま」


「桜、それで良いのかな?」

「斗真が決めたことならば、私は構いません」

「分かったよ。ではユーフォルビアには、斗真が行くということにしようか」

「はい。お父さま」

 やはり、斗真には桜から受け継いだ正義感みたいなものがあるのかな・・・


 こうして、まず始めの七大国への訪問は終わった。残りは二十二か国の訪問となった。




 イベリス王国へとやって来た。

幸ちゃんの両親のカルロス国王とアメリア第一王妃、アルベルトの母、エレーナ第二王妃、それにアルベルトと春月しゅんげつ、その息子のエミリアノ八歳、長女リリアナ六歳、次女セシリア四歳が出迎えてくれた。


 天照家の継承の挨拶を済ませると、子供たちの紹介となった。今日のところは、長男のエミリアノだけが標的となっている様だ。


 まずこちらとしては、幸ちゃんからやんわりと静月しづき千隼ちはやは外れる様に言われているらしい。幸ちゃんとしてはイベリス家には自分の子ではなく、他の血を入れたいと思うのだろう。


 エミリアノの様子からは、どうやら陽菜の娘の月菜つきなが気に入られた様だ。

「月菜、この国はどうかしら?」

春月しゅんげつ伯母さま、こちらで世界に供給する漢方薬を作っておられるのですよね。素晴らしいです!」

「月菜。あなたにも手伝ってもらえると嬉しいわ!」

「え?私で良いのでしょうか?」


「あなたが良いのよ。ね?エミリアノ?」

「は、はい!お、お願いできれば・・・と」

「ほらね!」

「春月が決めるのですか?」


「お兄さま。私は息子の好みが分かるだけですよ。エミリアノの意思ですよ」

「ふふっ。そうなのか・・・」

「えぇ、よろしくね。月菜」

「はい。伯母さま」

「お母さまで良いのよ」


「それはまだ、早いですよ!」

「まぁまぁ!お兄さまったら。娘は嫁に出したくないのですね!」

「そりゃぁ、そうですよ」


 全く!言いたい放題言ってくれちゃって・・・




 続いてはルドベキア王国だ。この国の神宮には宮司が居なかったのだが、湖月こげつ姉さまが派遣されるとすぐにコリウス王子と結婚したのだ。現在、二人には長男チャーリーとアネッテとシーラの二人の娘が居る。


 長男のチャーリーは既に結婚し、妻のユリアは妊娠中だそうだ。湖月姉さまは、三十一歳にしてお婆ちゃんになるのだ。アネッテとシーラは息子たちとは年が離れている。

これから生まれて来る湖月姉さまの孫に期待するとしよう。




 次はプラタナス王国だ。王子のティアレラには、ネモフィラのアニカ姉さまと佳月かげつ姉さまが嫁いでいる。


 アニカ姉さまには跡継ぎの息子が居り、既に結婚している。佳月かげつ姉さまにも子が二人居て、それぞれ結婚していて子はまだ居ない。この国も姉さま達の孫に期待となった。


 次に訪れたのはマグノリア王国だ。ルーク王子のところへ、ネモフィラのロミー姉さまと那月なつき姉さまが嫁いでいる。


 二人には十三歳になった息子が一人ずつと十一歳の娘が一人ずつ居る。どちらも僕の子とは微妙な年齢差だ。勿論、可能性が無い訳ではないのだが。


 子供たちの紹介をしていると、ロミー姉さまと那月姉さまの方が興奮してきているのが伝わってくる。もしかして僕の子と自分の子を是が非でも結婚させたいと考えているのではなかろうか?


 ちょっと心配になって心を読んでみた・・・

『あの娘が良いわ。静月しづきさまと言ったわね。リーンハルトにぴったりだわ!でも、千隼ちはやさまもベティーナにお似合いね!』

 ロミー姉さま、やっぱり・・・


静月しづきさまって良いわ!あのお兄さまと同じ髪と瞳の色・・・シュテファンの嫁に欲しいわ!』

 あれ?那月姉さまも静月が良いんだ・・・まぁ、あとは子供たち次第か。


「ロミー姉さま、那月姉さま。選ぶのは子供同士ですよ!」

「あ!お兄さま!読んでいたのですね!ごめんなさい!」

「お兄さまもお兄さまの子供たちも心が読めるのでしたね!忘れていました!ごめんなさい!」


「ふふっ。お姉さま方が思うのは自由ですよ。でもあとは子供たちに任せてあげてくださいね」

「も、勿論ですわ!分かりました!」


 とりあえず、相変わらずのお姉さま達をクールダウンさせてからマグノリアを後にした。


 子供たちの情報収集の結果としては、リーンハルトは子供たちが神の子ということでちょっとビビっている様だ。そこへいくとシュテファンは那月姉さまの息子なので、物怖ものおじしていない様だ。


 静月にもそれが伝わっているのか悪い気はしていないらしい。それにリーンハルトは普通の人間だが、シュテファンとは念話で会話ができる。この差は大きいだろう。


 静月はこれ以上に気に入る国がなければ、マグノリア王国へ行くことになりそうだ。




 グースベリー王国へやって来た。

現王のジェイムズ グースベリーと王妃パトリツィア、王子ハリソンと妻のマティルデ、その長女アネモネと長男のディランが出迎えてくれた。


 大きな応接室に入り、お茶を頂きながら天照家の継承の挨拶をした。

長女のアネモネは五歳、ディランは四歳だ。子供たちのお相手としては微妙な年齢差だ。

でも挨拶回りでもあるので、とりあえず子供たちを一人ひとり紹介していった。


 全員の紹介が済む直前から、子供たちの念話がざわつくのを感じた。今までに感じたことがない驚きや笑いが起こっていたのだ。


 あれ?アネモネって、ウエーブの掛かったストロベリーブロンドの髪に赤い瞳をしているな。色白でとても可愛い娘だ。これってリッキーの好みってことかな・・・

そんなことを考えていると、唐突にアネモネが席を立った。


 大きなテーブルの向こうからこちら側へと歩いて来る。でもまだ五歳で背が低くて、テーブルの上からは頭しか見えていない。


 トコトコと歩いて来るのを皆、押し黙って見守ると、陽翔はるとのところへ行き、両手を陽翔に向けて差し出した。


「え?」

 陽翔はキョトンとしている。

「ん!」

 もう一度、アネモネは陽翔に向けて両手を差し伸べた。真っすぐに陽翔の目を見つめている。


 アネモネの迷いのない真っすぐな行動に押され、陽翔は戸惑いながらもアネモネの両脇に手を差し入れて抱き上げ、膝に乗せた。


 するとアネモネは陽翔の首に腕を回し、陽翔の頬っぺたにキスをした。

「チュッ!」

「うわ!」

 アネモネの両親や僕の子供たちも驚きの声を上げた。中でも陽翔の母の陽菜と姉の月菜は開いた口が塞がらない程、驚いている。


「陽翔さま。私の旦那さまになってくださいませ」

「え?僕?」

「はい。陽翔さまです。そしてグースベリー王国の王になってください!」


「い、いや、それは・・・王ならばディランが居るではありませんか」

「ディラン。あなたは宰相になりなさい。良いですね?」

「はい。お姉さま」


 正面に座っていたディランに命じると、ディランは何の疑いもない表情で即答した。

「え?」

 その間もアネモネは陽翔の首に腕を回して抱きついたままだ。


「ちょ、ちょっと・・・アネモネ!神さまなのですよ!失礼ではありませんか!」

 アネモネの母マティルデは、既に顔面蒼白で声も震えている。

「お母さま。もう決まっていることなのです」

「な、何が決まっていると言うのですか!ハリソンさま!」

「ア、アネモネ。ちょっと落ち着きなさい」

 もう二人とも声が裏返ってしまっている。


「お母さま、お父さま。私は落ち着いていましてよ」

「い、いや、ものには順序というものがあるのだよ」

「その様な順番を踏んでいたら、五歳の子なんて相手にされないのではありませんか?」

「ま、まぁ・・・それは・・・」

「この様な機会はそうあるものではないのですから・・・」


『月夜見さま!どうしましょう?』

『陽菜。僕も驚いてしまって・・・どうしようか?でもあの子、五歳とは思えない程、しっかりしているよね?もっともなことを話しているよ』

『それはそうですね』


 僕は気を取り直してアネモネに質問してみた。

「アネモネ。君は前から陽翔のことを知っていたのかな?」

「いいえ。天照さま。今日初めてお会いしたのです」

「それで、結婚すると分かったのですか?」


「はい。陽翔さまをご紹介された時、目が合ったのです。その時に身体がしびれる様に震えたのでございます」

「それで、陽翔と結婚することになる。そう思われた・・・のですね?」

「はい。その通りです」


「さて、どうしようか・・・」

「あ、天照さま。も、申し訳ございません!」

「あぁ、いや、ハリソン殿。良いのですよ。私の姉も全く同じことを言って、すぐに結婚したことがあったのです」


「ほ、本当でございますか!」

「でも、その時はお相手も一目惚れをしたのですけれどね」

「陽翔はどうなのですか?」

「え?僕ですか?それは・・・」

 陽翔が真っ赤になった。


『あれ?陽翔もなのかい?』

『いえ、僕は正直分かりません。突然のことだったし、でもアネモネは可愛いし、でも彼女にはまだ早いのではないかと・・・』


『まぁ、それは陽翔もね。ではすぐに決めるのではなく、これから交流していけば良いのではないかな?どうだろう陽菜?』

『そうですね。就学するまであと二年ありますから。お互いに会いに行ったり、来たりして、ゆっくりと気持ちを確かめれば良いのでしょう』

『お母さま、ありがとうございます』


「では、ハリソン殿、アネモネ。こうしましょう。今すぐに決めるのではなく、陽翔がここへ、アネモネが月の都に遊びに来て、お互いを知っていけば良いでしょう」

「本当で御座いますか!ありがとうございます!」

 そう言いながら、また陽翔に抱きついた。陽翔もいつの間にかアネモネを抱きしめてしまっている。まぁ、子供同士だから問題はないだろうけれど・・・


『リッキーはいいのかい?』

『お父さま。何故、僕なのですか?』

『だって、アネモネの容姿はリッキーが結婚したいと言っていた条件に合っていると思うのだけど?』


『あぁ、今回は陽翔に譲ります』

『なんだ、やっぱり好きなんだ・・・』

『え?お兄さま!それなら・・・』


『陽翔、良いんだよ。僕にはアイナが居るから』

『あら、リッキー、アイナのことはもう決めていたの?』

『いえ、お母さま。アネモネを見ていて判りました』

『あぁ、そういうものかもね。それにしてもリッキーは冷静だな』

 そして、アネモネとの再会を約束してグースベリー王国を後にした。




 翌日、ビオラ王国を訪問した。事前に宮司の睦月むつき伯母さまのところに行った時、現王の家族の話を聞いていたのだが、兎に角、大人しくて優しい方たちだ。とのことだ。


 王で大人しいと聞くとユーストマの王のことが思い出されてしまい、ちょっとマイナスイメージだ。ただ、ビオラ王国では僕が見る限り、教育も行き届いており、電気製品の配布も進んでいるし、何より人口も順調に増えているのだ。イメージだけで判断するのは良くない。


 庭園に昇降機で降りると、王の家族と睦月伯母さんが出迎えてくれた。

王宮騎士団の列には旅の途中の居酒屋で出会った、騎士団団長のルソー殿とベルトラン殿が居た。あれから十四年が経っている。二人とももう引退が近いのではなかろうか?


「ルソー殿、ベルトラン殿。お久しぶりですね」

「あ、天照さま・・・私たちを覚えていらっしゃるのですか!」

「クロエ。何だね?天照さまとお知り合いなのかい?」

「陛下!そ、それは・・・」


「フェデリコ殿、十四年前の旅の途中、私たちはこの王都の居酒屋で出会い、酒を酌み交わしたのですよ。ね、クロエ殿、ザラ殿も」

「感激であります!その節はありがとうございました!」


「あの店は良いお店でしたね。あの時に出会った男爵家の少女は今も私の侍女として働いてくれていますよ」

「あぁ・・・あの時のジラール男爵家の娘・・・」


「さぁ、お話は中でゆっくりと。こちらへどうぞ」

 大きな応接室に案内された。現王のフェデリコ ビオラと王妃ベルティーナの王子ロレンツォと妻アドリアーナには、長女のアリーチェ九歳、次女のクラリーチェ九歳と長男のダニエーレ七歳が居る。


 アリーチェとクラリーチェは一卵性の双子の様だ。二人とも髪と瞳が赤い。ほとんど同じ顔で、背格好も衣装も同じだ。違いがほとんど分からない。何故、双子の子供って同じ衣装を着せるのだろうか?見分けがつかないと思うのだが?


 早速、子供たちがアリーチェ、クラリーチェとダニエーレに集中している。弟のダニエーレはまだ異性のことを考える時期には届いていない様だ。


 双子の二人は、初めから蒼羽あおばをちらちらと見ている様だ。双子だと異性の好みも一緒になるのだろうか?


 お父さんから天照家の継承の挨拶をし、子供たちを就学させたいとの話をした。

「天照さまのお子さまをお預かりするのでございますか!そ、そんな大それたこと・・・」

「こんな貧相な城に天照さまのお子さまを住まわせるなどとても・・・」

 王も王妃も揃って声が震えている。


「貧相などということはありませんよ。それに必ずしも城で暮らす必要もないのです。神宮で寝泊まりしても良いのですからね」

「し、しかし・・・我々の様な貧相な国では、十分なおもてなしが・・・」

 だんだんと消え入る様な小さな声になっていく。どれだけ自分の国に自信がないのだろうか?余計にユーストマの時の様な不安を覚えてしまうではないか。


『桜、琴葉。この国はユーストマの様なことにはなっていないよね?』

『はい。先ほどから彼らの心を読む限り、怪しいところはありません。ただ、遠慮がちというか、私たちに気を回し過ぎているのだと思います』


『そうですね。神に対する畏怖いふの念が強いだけです。とても心根が優しい人たちの様ですよ。それを家族全員から感じますね』

『そうか。ではこちらから押し切らないと駄目かな?』

『はい。子供たちの中にこの国へ来たい子が居るならば・・・』


『お母さま、それならば僕が来たいです』

『あら。蒼羽、あなたなの?』

『はい。お母さま』

『アリーチェが気に入ったの?それともクラリーチェ?』

『どちらも・・・でしょうか』


『え?二人とも?』

『どちらかを選ばねばならないならば、五年の間に決めます』

『二人とも蒼羽が良いと言ったら?』

『両方嫁にします』

『そうか、はっきりしていて良いね』


「あの、よろしいでしょうか?」

「あ、蒼羽さま・・・でございましたか。如何されましたか?」

「できれば二年後より、私がこちらの国で就学させて頂きたいと思います」


『た、大変です!どうしましょう!』

『た、大変です!どうしましょう!』


 蒼羽がそう言った瞬間、アリーチェとクラリーチェが真っ赤な顔になって、胸の前で両手を組み、全く同じセリフを同時に心の中で叫んだ。


 完全にシンクロしている。双子って凄いな・・・


「あ、蒼羽さまが我が国へ・・・本当にその様なこと・・・よろしいのでしょうか?」

「蒼羽もそう言っておりますので、是非ともお願いしたいのですが。よろしいですかな?」

「か、かしこまりました!早々に準備を進めて参ります!」

「ありがとうございます」

 双子と結婚か・・・考えただけでも混乱しそうなのだけど。蒼羽は平気なのか・・・


 その場で就学先が決まったのは、蒼羽が初めてだった。

お読みいただきまして、ありがとうございました!

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