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11.地球での休息

 妻たちとデパートの入り口で別れ、僕は翼を抱いて喫茶店に入った。


 如何にも昭和を感じさせるレトロな喫茶店だ。外見はレンガの壁になっている。

店内はジャズが流れており、年季の入った革製のシートが良い味を出している。


「コーヒープリーズ」

 メニューを指で指示さししめして珈琲を注文した。

「かしこまりました。少々お待ちください」

 大学生くらいの若い女性店員が笑顔で答えた。


 昔ながらのドリップ式で珈琲をれている。良い香りが漂ってくる。

この店は昭和の時代から変わっていないのだろう。


 古くからの馴染み客といった感じの七十歳以上に見受けられる白髪の男性がカウンターに座っている。マスターも七十歳代の貫禄かんろくだ。頭髪もひげも白い。


 出来上がった珈琲をカウンターに置くと女の子がトレンチに乗せた。それを合図に馴染み客はマスターに話し掛けた。


「お待たせしました。ごゆっくりどうぞ」

 僕が外人でも気にせず日本語で接客している。まぁ、そんなものか。


「マスター。あの天照って神さまをどう思う?」

「福島の原発を始末してくれたんだ。ありがたいことでしょう」

「それはそうだろうけどさ。でもマスター。この商売、続けられるのかい?」

「そうですね。これからは化石燃料とかガスは使っちゃ駄目なんでしょうからね」

「やっぱり、ガスじゃないと駄目なのかい?電気ではできないのか?」


「うーん。できないことはないのでしょうけれどね・・・長年使ってきた焙煎機を今更変える気にもならないよ。同じ仕上がりになるとは思えないからね」

「ここが無くなるなんて・・・寂しくなるなぁ・・・」

「まぁ、ここらが潮時しおどきってやつなんじゃないかな」


 そうか。ガスを使った焙煎機なのだな・・・アルカディアの焙煎機だってカセットコンロのガスを使っていた。焙煎機って電気式のものが少ないんだよな。これからも自分だけは使い続けて地球の人は不自由するのって・・・なんか辛いな。


 珈琲は美味しかった。ゆっくりと飲んだが一杯飲んだくらいの時間で妻たちの買い物が終わる訳はないので二杯目をお願いした。


「だけどさ。マスター。日本だけ頑張ったって駄目なんだろ?」

「それはそうでしょうね。地球環境ってやつは世界で取り組まない限り、良い方向には向かわないでしょうから」

「そんなこと実現すると思うかい?」

「私には分かりませんね・・・」


「私らの様に老い先短い者にはあまり関係ないかも知れないけれど、真央ちゃんみたいに若いもんには切実な問題だよねぇ」

「真央ちゃん。そこんとこどうなの?」


「え?私ですか?今、私の通っている大学では連日シンポジウムが開かれていますよ」

「し、しんぽ・・・?」

「あぁ、シンポジウム。討論会のことですよ。環境改善とか資源や財産の分配をテーマにして、話し合っているんです」

「ふーん」


「就職先も大きく変わると思います」

「就職先が変わる?どういう風に?」

「無くなってしまう産業や業種がでてくるからです。例えば化石燃料とか天然ガスを扱うエネルギー関連の会社、それに自動車も電気とか水素で動く自動車しか作れないでしょうし、生活雑貨でもプラスチックを原料とするものは作れないでしょう」

「あぁ、そうか。ガソリンスタンドなんて無くなっちゃうのか!」


「それだとこれからはどんな業種に人気が出るんだい?」

「やっぱり環境改善がキーワードですね。海洋プラスチックを除去する技術を持った会社とか、再生エネルギー関連の企業でしょうか?」

「あぁ、太陽電池パネルとか風力発電とか?」

「でも製造業ならあまり変わらないんじゃないかい?」


「製造業はやり方次第では大きく変わってしまう可能性がありますね」

「そうだね。これからは何でも沢山作って沢山売る。ってのはもう古いんだな」

「えぇ、今までは何でも過剰に生産して余らせて、無駄にして・・・それが環境破壊に繋がっていたのでしょうから」


「企業も上手くやっていかなきゃならないんだね」

「まぁ、それに気付かせてもらえただけでもめっけもんだよな!」

「真央ちゃん!頑張ってな!」

「え?マスターたちだってまだまだ現役ですよ!頑張ってくださいよ!」


 やはり、若い世代には響いているのかな?少しは期待しても良いのだろうか?

ゆっくりと二杯の珈琲を飲み終えたところで舞衣から呼び出しの連絡が入った。

『月夜見さま。お待たせしました。買い物は終わったわ』

『うん。では先ほどの入り口のところで』

『はい』


 珈琲の代金を支払って僕は店を後にした。

「ありがとうございました~」


『皆、良い買い物はできたかな?』

『えぇ、下着は凄く進化していたわ。それに部屋着として着る服とか冬物も買えて丁度良かったの』

『では、皆、満足のいくものが買えたんだね?』

『はい。久しぶりに買い物ができて楽しかったわ』


『それなら明日は一日買い物に使おうか?』

『一日、買い物ですか?どこへ?』

『それならアウトレットに行くのは如何ですか?』

『アウトレット?それはどんなもの?』


『簡単に言うとブランドもののお店が集まっていて安売りしているところです』

『あぁ、そこへ行けば何でもそろう、みたいなこと?』

『まぁ、そうですね』

『良いんじゃない?瑞希ならどこにあるか分かるのかな?』

『えぇ、調べておきますね』

『では、明日も買い物だね』


 東京観光から戻り夕食後にサロンに集まっていた。


「月夜見さま。私たちの買い物の間、喫茶店でおひとりだったのですよね?」

「そうだよ。桜。珈琲を二杯頂いたよ」

「お待たせしてしまって、ごめんなさい」

「僕がそうして欲しかったんだよ。それにね、そこでの会話が聞けて良かったんだ」

「まぁ!どんなお話だったのですか?」


「うん、喫茶店のマスターと従業員の大学生の女性、それとお客さんの会話なのだけどね」


「珈琲の焙煎機は長年使っているもので、その熱源がガスなんだ。それでガスだと今後は使い続けられないだろうとのことで店を閉めると言っていたよ。それを聞いてアルカディアの焙煎機もガスのカセットコンロを使っていたからさ。心苦しくてね」


「えぇ、そういった昔からの器具や文化は、今後電気式に切り替えられないと無くなってしまうかも知れないのですね」

「確かに経営者が引退する様な年齢の人ならば、それをきっかけに廃業するのでしょうけど、まだ若い人ならば何とか電気式に切り替える様に努力するのではありませんか?」


「そうよね、瑞希。特に日本人って、その様な創意工夫が得意ですよね。それに珈琲が世界から無くなるなんてあり得ませんよ」

「幸ちゃん。それは確かにそうだね。僕も電気式の焙煎機ができたら購入することにするよ」


「それと、今後は企業の事業内容も変わっていくだろうし、学生の就職先企業の人気も様変わりすると話していたね。やはり、人気が上がるのは環境改善に関わる企業、再生エネルギー関連の企業だね」


「それはそうでしょうね。世界的に使用を禁止しようと言われそうなものに関わっている企業は人気がなくなるのは当然ですよね」

「私の姪のはなも大学で海洋プラスチックの除去の研究をしていると言っていましたね」


「そうだね。花音。華みたいな若い人たちには、今回の人類滅亡というワードは強く響いたのではないかな?」

「もしかしたら、これをきっかけに大きく変わっていくのではありませんか?」

「そうだと良いのだけどね」

「期待しましょう」


「ところで瑞希。明日ですが、どこへ買い物に行くのですか?」

「えぇ、街から離れたアウトレットに行こうと思っています」

「そこまでどうやって行くつもりなのですか?」

「私の実家にマイクロバスを呼んでおきます。それに乗って行きましょう」


「それよりも翼はどうするのですか?」

「連れて行きますよ」

「それでは私たちが交代で翼の面倒を見ましょうか」


「ありがとう、詩織。でもそれは母と早苗も連れて行きますから大丈夫です」

「僕も翼の面倒を見るよ」

「まぁ!月夜見さまも?」

「え?僕が翼を抱っこしていたらおかしいかい?浅草でも翼を抱いて一人で喫茶店に行ったではないですか」


「そ、それはそうでしたけど、そんなに月夜見さまにお願いするのは・・・」

「僕だって、たまには皆の役にたちたいのさ」

「そ、そんなこと・・・」

「皆、子育てで気疲れしていたでしょう?それに地球に来て緊張もしていたと思うしね。せめて買い物でもして気分転換できたら良いなと思ったんだよ」


「月夜見さま。嬉しいです。ありがとうございます」

「ありがとうございます!」

 皆、笑顔で声を揃えた。


 翌日の買い物には、補助役として瑞希のお母さん、妹の早苗さん、それに花音の姪のはなも来てくれることになった。朝食後に瑞希の実家には月の都から僕たちが移動していた。

そして、花音がインコの目で見ながら華を瑞希の実家に引っ張り出した。


「シュンッ!」

「わっ!ここはどこ!あ!月夜見さま!」

「やぁ、華。今日は買い物に付き合ってもらってすみませんね」

「いいえ、とんでもない!私も楽しみです!」


 皆で玄関前に到着したマイクロバスに乗り込むと、事前に伝えてあったアウトレットモールへ出発した。


 バスは首都高速道路を通って東京湾の海底トンネルに入り、トンネルを抜けると海ほたるへ出た。海ほたるの駐車場は満車だった。すぐ目の前に浮かぶ月の都を眺めるための見物客で連日超満員になっているとのニュースをエリーが教えてくれたのだ。


 そのまま海ほたるを素通りして千葉へ向かい、アウトレットまでは一時間ちょっとで到着した。


 皆で一緒にぞろぞろ歩くとばれる危険性があるだろうと話し合い、四つのグループに分かれて買い物をすることにした。


 瑞希、琴葉、陽菜のグループでは瑞希は顔が知られていないので、日本語を話す役となった。桜、花音の二人は日本人顔の花音が話す役となり、舞衣と幸ちゃんには早苗さんが付き、紗良と詩織には華が付いた。


 アウトレットではベビーカーの貸出しがあったので、翼を乗せて僕と瑞希のお母さんは散歩がてら歩いた。


 皆、変装として帽子は必須で、サングラスも欠かせない。桜、舞衣、詩織はマフラーを首に巻いて髪もあまり見せない様にした。肌の露出も目立たない、落ち着いた服装を選んだ。


 妻たちはアウトレットの中を四つのグループに分かれて歩き、どこの店に誰に似合いそうな服があるとかを念話で情報共有しながら効率よく回っていた。


『月夜見さま』

『舞衣?どうしたの?』

『今、あなたに似合いそうな服を見つけたから買っておくわね』

『サイズは分かるのかい?』

『あなたの身体のことなら隅々まで知っているわ。勿論、服の好みもね』

『ふふっ。そうか。ありがとう』


 その後も他の妻から代わる代わる連絡が入る。皆、僕に着てもらいたいとか、好きそうだ。とか考えてくれているみたいだ。その度にお礼を言って、他の妻が買ったものと被るといけないから情報共有はしてね。と伝えた。


 そんな風に念話で会話しながら、僕と翼と瑞希のお母さんは散歩をし、カフェで珈琲を飲んで過ごした。


「月夜見さま。どうして瑞希を嫁にして頂けたのでしょう?」

「お義母さま。そうですね。初めのきっかけとしてはやはり、瑞希も僕らと同じ日本出身者であったことが大きかったのです」


「そして同じ時間を過ごすうちに彼女のことを深く知りました。瑞希は一見、とても真っ直ぐで情熱的。それは自分でも言っていましたが男勝りな様にも見えるのです。でも中身はとても優しく、恋に臆病なだけの乙女だったのです」


「えぇ、その通りです。分かって頂けていたのですね。瑞希は熱くなり易く、他人ひとに誤解され易いのです」

「この翼を授かってからの瑞希は本当に良いお母さんですよ。常に翼から目を離さないし、彼のことを一番に考えて行動しています」


「ありがとうございます。その様なお言葉を頂けるなんて・・・あの子は本当に幸せになったのですね」


「でも、私は今後、常に一緒には居てあげられないのです。それが申し訳ないと思っています」

「それは私とお父さん、それに早苗の家族も一緒に支えて行きますので」

「はい。ありがとうございます」


 瑞希はちょこちょこと戻って来ては、授乳室へ翼を連れて行き、お乳をあげてオムツを替えていた。瑞希は日本で暮らすので、既に早苗さんが用意してくれた紙オムツを使っている。


「瑞希、せわしないね。これではゆっくり買い物もできないよね」

「大丈夫です。これでも楽しんでいるのですよ。特に陽菜がファッションのことを教えてくれるので勉強になるし楽しいのです」


「あぁ、それなら琴葉に若い服装というか、思い切ったものを買う様に言ってね。どうしても地味なものを選ぼうとするんだよ」

「あぁ、先程から見ていると・・・そうですね。言っておきますね!」

「頼むね」


「あぁ、それと買ったものはどうしているの?」

「皆、人目のないところに行っては月の都へ転送しています」

「あぁ、やっぱりそうか。人に見られない様に気をつけてね」

「はい。では、また行って来ます!」

「楽しんできて!」


「お義母さま、そろそろ昼食にしませんか?」

「え?私と二人で。ですか?」

「えぇ、皆が揃ってしまうと目立つので、妻たちはそれぞれで違うレストランに入る様です」

「そうなのですね」

「あぁ、あそこにお寿司屋さんがありますね。如何ですか?」

「えぇ、それで構いません」


 僕はお義母さんと寿司屋に入った。目の前で皿に乗ったお寿司が回っている。僕の前世の時代でも回転寿司屋なるものはあったし存在は知っていた。でも入ったことはない。初めての経験だ。


 席には個別にパネルが備え付けられている。この二十年で飲食店も随分と進化している様だ。僕は戸惑ってしまう。


「お義母さま。ちょっと注文の仕方が分からないのですが・・・」

「あぁ、そうね。回っているお寿司をお皿ごと取っても良いし、このパネルを操作して食べたいお寿司を選んでも良いのですよ」

 お義母さんが試しに中トロを注文して見せてくれた。


「凄い進歩ですね」

「特に回転寿司店はこの数年で増えましたしね」

「そうなのですか」

 僕もパネルを操作して注文し、出てきた寿司をつまみながらお義母さんと話をした。


「月夜見さまの前世のご両親はご存命なのですか?」

「それが、分からないのです。母は僕が物心つく前に離婚しまして一度も会っていないのです。父との関係も希薄きはくで、医師になって病院の寮に入ってからは一度も連絡を取っていなかったのです。八日前に実家の前に行ってみたのですが、家も無くなっていました」


「そうなのですか。それはお寂しいことですね」

「いえ、今は家族が多くできましたから寂しいことはありませんよ」

「そうですか」

 瑞希のお母さんはとても優しく穏やかな人だ。瑞希はきっとお義父さん似なのかな?


 食事を終えベビーカーを押して歩いていると、ちょっとした緑とベンチがある休憩できそうなスペースを見つけベンチに座った。


「月夜見さま。珈琲。お好きなのですよね?食後の珈琲を買ってきましょうね」

「あ!お義母さま。すみません!ありがとうございます」


 翼は眠っている。公園のベンチからは月の都が見えていた。それを眺めるでもなく、僕はひとりたたずんでいた。十二月だというのに日差しを浴びていると春の様にぽかぽかと暖かかった。山形では考えられない。それともこれが温暖化というものなのだろうか?


 空には先程から数分おきに着陸態勢に入った飛行機が真上を低く飛び、海ほたるを越えて羽田空港に降り立っていた。


 月の都の千メートル以内に近付くと遠い彼方へ飛ばされてしまう。どうやら羽田空港への旅客機の飛行ルートには掛からない絶妙な位置に浮いている様だ。そして相変わらずヘリコプターは飛び交っている。


「月夜見さま。珈琲です。どうぞ」

「お義母さま。ありがとうございます」

 紙製のカップを受け取って珈琲を一口飲んだ。苦味や酸味、そして香りも丁度良い。

「あぁ、美味しい珈琲ですね」

「良かったわ」


 まったりしていると、そこへ桜たちが通り掛かった。

「あ!月夜見さま!」

「あぁ、桜。買い物はどう?」

「えぇ、欲しいものは揃いました。月夜見さま。退屈ではありませんか?」


「そんなことないよ。お義母さまとお話しして、食事して、珈琲を飲んでさ。ゆったりのんびり過ごしているよ」

「月夜見さまは本当にお優しいのですね」

「お義母さま。そうなのです」


「さぁ、そろそろ皆も終わるでしょうか?」

「では皆に呼びかけますね」


『皆さん、そろそろ大丈夫でしょうか?買い物が終わった方から、バスへ戻ってくださいね』

『はい。分かりました』

『えぇ、もう戻るわ』


 バスに皆が戻って来た。妻たちは買ったものをほとんど手に持っていない。持っているのは早苗さんと華だけだ。


「こんなに買ってもらっちゃって・・・花音ちゃん良いのかな?」

「花音ちゃん?」

「花音叔母さんとは呼ばせないわ」


「あぁ、そうだよね。花音。まだ叔母さんはないよね」

「そうでしょう?華。買い物に付き合ってもらったお駄賃なんだから気にしないで」

「ありがとう!」


「お姉ちゃん。私も、菜乃葉と七海の分まで買ってもらっちゃって、悪いわね」

「構わないわ。これから沢山お世話になるのだもの」

「早苗さん、華。今日はありがとうございました」

「いいえ。月夜見さま。こちらこそ、ありがとうございます」

「ありがとうございます」


『皆、誰にも気付かれなかったかな?』

『えぇ、それらしい反応はなかったですね』

『そうですね。神さまがあんなところで買い物をしているとは思わないでしょうから』

『そういうものなんだね。買い物を楽しめたのなら良かったよ』

『えぇ、本当に楽しかったわ。ありがとうございました』


「それよりも月夜見さま。瑞希の実家に戻ったらお話ししたいことがあるのです。ねぇ、華?」

「え?私ですか?」

「そうよ。さっきお昼ご飯を食べながら話していたことよ」

「あぁ、あれですね」

「紗良、戻ってから話すのだね?」

『えぇ、運転士の人が聞いているかも知れませんから』

「あぁ、そうか。分かったよ」


 バスは来た道を戻り、海上の高速道路を走った。


 僕たちは他人事ひとごとの様に空に浮かぶ月の都を眺めた。

お読みいただきまして、ありがとうございました!

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