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アイス・プリンセス

作者: シサマ


 都合のいい幸せを求めた

 弱い男に 裏切られた私


 男に告げるべきことは 誰かの唄を真似した言葉

 出来るだけ穏やかに

 見返りはいらない 

 ただ泣いて 貴方の行為を詫びなさいと


 怒りが乾けば いつの日か気付く

 私にも 至らぬところがあるのだろうと


 ひとは言う 私は氷の皇女だと

 これ以上ない 慈愛があるのに……

 嫉妬に狂って欲しいなら 

 他の誰かと暮らしなさい

 さっさと幸せになりなさい



 冷たい炎にひとり焼かれた

 弱い男が 命を絶った話


 男に告げられなかったことは 誰かの愛を許した言葉

 出来るだけ未來に

 憐れみもかけない

 ただ泣いて 明日になれば忘れましょうと


 罪が癒えれば いつの日か気付く

 この俺は 誰を守って生きればよいかと


 ひとは言う 私は氷の皇女だと

 誰の目からも 犠牲者なのに……

 自分に酔っていたいなら

 ひとり寂しく死になさい

 さっさと氷像になりなさい

 

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 凛とした高貴な女性が、高い位置から見おろすように見ている。 そんな姿が目に浮かびました。 素敵な詩を読ませていただき、ありがとうございます。
2021/09/03 20:01 退会済み
管理
[良い点] なんだか幻想的な詩ですね。 ちょっとカッコいいと思いました。
2021/09/03 19:47 退会済み
管理
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