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2020年東京日記  作者: とみた伊那
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5.ライバルはアベノマスク

コロナの感染予防のためにずっと家にいると、だんだんストレスが溜まってくる。

ある人は家のあちこちのペンキ塗りに熱中し、家族から「これ以上ペンキを塗るな」と言われたらしい。

別の人は、編み物をするようになったとのこと。


私は今までは読書が趣味だった。ところがこのコロナ騒動。家にいても何だか落ち着かない。本を開いても、内容が頭に入ってこない。

そんな時、たどり着いた新しい巣ごもりストレス解消法。


布マスク作り。


最初は自分の分のマスクだけを作るつもりだった。しかし出来上がったものがあまりに変だったので、作り直し。

別の生地を使ってみよう。

別の形のマスクを作ってみよう。

と試しているうちに、だんだん楽しくなってきた。何回も作り直し、うまくなってきたので新品の生地を購入。何枚かできたので、親戚や友達に配ったらそこそこ喜ばれて、いい気になって一日中マスク作り。ついに配る知り合いも無くなってきたので、恵まれない人を助けているボランティア団体がもらってくれるということで、そこに送った。


そんな時に聞いたのが、各家庭にガーゼマスク2枚配布の報道。

“いよいよ私のストレス解消仕事は無くなるか! ”

と観念した。


しかし、総理が着けているアベノマスクを見た時

“勝てるかもしれない”

と思った。私のマスクはノーズワイヤーを付けたから顔に密着するし、もっと顔全体ほ広くカバーできる。それに私が送っている団体が支援している人は、アベノマスクの恩恵を受けられない人達だから。


いずれにしろ、近々送られてくるであろうアベノマスク。

ライバル視してみてみよう。


4月13日

東京都の感染者 91人

検査数(医療機関の保険適用含まず) 250人

コールセンター相談件数 1303人

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