31.近所に散歩に行った。
テレビでは渋谷とか浅草の人出が減った場面がよく報道されるが、一般の住宅地はほとんど人手が変わらない。むしろ増えているくらいだ。
公園では一日中、家族や子供達が来て遊んでいる。
繁華街に行かず、飲食店の時短や休業の貼り紙以外は、緊急事態宣言と普段の生活との違いがよく分からない。
それでも、ほとんどの人はマスクをしている。
また他人とすれ違う場合、適度な距離を保っている。
政府のお願いに従っているような、いないような。もしかすると、こういう曖昧さが日本人の特徴なのかもしれない。
スーパーの入り口では、歩いている人が知り合いに会ったらしい。
「どうしていますか」
などという会話も、マスクをしたまましっかり2メートル離れている。
ただ、そのスーパーの入り口はほぼ2メートル。その入り口の両側に立って会話されると、中に入りたい私は、その中央を通って二人の飛沫を浴びる危険ゾーンを通過するしかなくなってしまった。
人通りは多いが、外を歩くだけならどのくらい危険なのだろうか。
私が思う一番三密で危険な場所は
『今日の渋谷の交差点は人通りが少なくなっています』
と毎日のように上から報道している、ヘリコプターの中だと思う。
5月9日
東京都感染者 36人
検査人数 155人
コールセンター相談件数 1718人