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2020年東京日記  作者: とみた伊那
31/53

31.近所に散歩に行った。


テレビでは渋谷とか浅草の人出が減った場面がよく報道されるが、一般の住宅地はほとんど人手が変わらない。むしろ増えているくらいだ。

公園では一日中、家族や子供達が来て遊んでいる。

繁華街に行かず、飲食店の時短や休業の貼り紙以外は、緊急事態宣言と普段の生活との違いがよく分からない。


それでも、ほとんどの人はマスクをしている。

また他人とすれ違う場合、適度な距離を保っている。

政府のお願いに従っているような、いないような。もしかすると、こういう曖昧さが日本人の特徴なのかもしれない。


スーパーの入り口では、歩いている人が知り合いに会ったらしい。

「どうしていますか」

などという会話も、マスクをしたまましっかり2メートル離れている。

ただ、そのスーパーの入り口はほぼ2メートル。その入り口の両側に立って会話されると、中に入りたい私は、その中央を通って二人の飛沫を浴びる危険ゾーンを通過するしかなくなってしまった。


人通りは多いが、外を歩くだけならどのくらい危険なのだろうか。

私が思う一番三密で危険な場所は

『今日の渋谷の交差点は人通りが少なくなっています』

と毎日のように上から報道している、ヘリコプターの中だと思う。


5月9日

東京都感染者 36人

検査人数 155人

コールセンター相談件数 1718人

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