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2020年東京日記  作者: とみた伊那
16/53

16.梅マーク

昔、病院で働いたことがあった。

ナースステーションに入院患者さんの名前の札がかかっていた。その名札には、人によって

A,B,C,梅

というマークが付いていた。


血液型かな? それにしてはC型という血液型は無いはずだが……。

などと暢気に思っていた。


聞いてみると、入院患者さんが感染症にかかっていないかどうかのマークだということだった。

A,B,Cは、それぞれA型、B型、C型肝炎に感染している人。

梅マークは、梅毒。


感染病棟ではない。しかし入院したら必ず全ての患者さんに検査をしていた。

病院では気を付けていても時々『針刺し事故』というものが起こる。患者さんに打った注射針がうっかり看護師さんに刺さってしまう事故だ。その場合は、すぐにその病気に対応して血清を打つ必要がある。それは医療スタッフを守るために当然の事だった。


今は新型コロナ肺炎に感染しているかどうかの検査は、余程の重体でないと検査が受けられない。

骨折とか関係ない病気で入院した場合、コロナのPCR検査をすることができない。

しかしそういった他の病気で入院した患者さんがコロナを持っていて、そこから院内感染が広まり、業務停止になった病院が何か所もある。


梅マークの検査はできるのだから、コロマークの検査もできるようにしてほしい。


4月24日

東京都感染者数 161人

検査人数 289人

コールセンター相談件数 2187人

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