フェイはハンバーグを頼む
今日も1話だけです。
お兄ちゃんの後に入ると、もう既にクカお姉ちゃんは席に着いていた、お兄ちゃんもクカお姉ちゃんの座っている席まで行くとクカお姉ちゃんの隣の席に座った、私はお兄ちゃんの前の席に座りハミークが隣に座った。
「今日はフェイちゃん達の入学を祝って私とユーが奢ってあげるよ」
クカお姉ちゃんが言うとメニューを渡してきた。
「そんな私はまだ知り合ったばっかりですから、自分で払いますよ」
ハミークは遠慮しているとお兄ちゃんが喋った。
「君は学校でフェイの最初の友達になってくれたんだから、奢らさせてくれ」
「お兄ちゃんも言ってるんだし、ここは甘えたら」
私もハミークに言うと、ハミークはわかりましたと言ってくれた。
メニューを見て私はハンバーグを注文する事にした、それからクカお姉ちゃん達も決まったのかメニューを閉じた。
「皆もう決まったみたいだし、早く注文しようか」
クカお姉ちゃんが店員を呼びそれぞれ注文して、料理が来るのを待っていた。
「それでユーは教える事とか考えたの」
「大体はな」
「そうなんだ」
クカお姉ちゃんとお兄ちゃんが話していると、最初に私が注文したハンバーグが運ばれてきた。
「食べててもいいぞフェイ」
お兄ちゃんに言われたが私は皆で食べたいので、皆の料理が運ばれてくるのを待っていた。
「フェイちゃんは先輩の事が好きなの」
急にハミークが話しかけてきたのでビックリした。
「先輩ってお兄ちゃんの事かな」
「うん学校の先輩だから、でも迷惑なら言ってくださいね」
「俺は迷惑なんかじゃないよ」
お兄ちゃんは笑顔で応えた。
「私はお兄ちゃんの事は好きだけど、それがどうかしたの」
私はハミークの質問に答えた。
「私もお兄ちゃんが居るんだけど、フェイちゃんはどうなのかなって」
どうやらハミークにもお兄さんが居るらしい、だけどあんまり好きじゃないのかな、私は気になったが今度また聞くことにした、それからお兄ちゃん達の料理も運ばれ、私達は話しながら食べ始めた。
「それじゃあまた後でね」
食べ終わり外に出ると、お兄ちゃん達と別れる事になった。
「それじゃあ行こうかフェイちゃん」
お兄ちゃん達と別れるとクカお姉ちゃんが私に言って歩き始めた。
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