クカはハミークと握手する
今日も1話だけです。
お兄ちゃんはすぐに戻って来ると、そのまま後ろから走ってくる子に見覚えがあった、入学式で私と友達になったハミークだった。
「すみません、私が追い付かないばっかりに」
「いいや俺が勝手に走って行ったんだ、ハミークは謝らないでいいよ」
お兄ちゃんがハミークの頭を撫でると、ハミークは笑顔になっていた。
「その子がユーが教える子なの」
「そうなんだよ、それに入学式でフェイと友達になってくれたんだ」
「そうなんだ、私はクカこれからよろしくね」
クカお姉ちゃんはハミークに握手を求めて、ハミークはクカお姉ちゃんによろしくお願いしますと言って、握手をした。
「それじゃあどこに食べに行く」
お兄ちゃんが言いクカお姉ちゃんが考えていると。
「近くならあそこがいいかな」
クカお姉ちゃんは思いついたみたいだ。
「思いついたのなら、早く行こう俺達も教えなければいけないからな」
お兄ちゃんがクカお姉ちゃんに言うと、クカお姉ちゃんが歩き出した、学校の外に出て目の前でクカお姉ちゃんの足が止まった。
「着いたよ」
クカお姉ちゃんが言うと私はその店の前を見上げた。
「やっぱりここか」
「近くならここしかないからね」
クカお姉ちゃんがドアを開け入っていき、お兄ちゃんの後に私とハミークは一緒に入った。
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