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アル達のバレンタイン

遅くなってしまい申し訳ありません。


私はある部屋を目指し魔王城を歩いていた。


「ユメ様は手作りじゃなくても喜んでくれるのか」


私はこの日の為に買ってあった、チョコを持ちユメ様の部屋まで行っている最中に前方から、ユメ様が歩いていた、まだユメ様は私に気づいてないようなので、私はユメ様にチョコを渡すために近づいた。


「ユメ様、おはようございます」


朝の挨拶をしながら近づいた私に、ユメ様は気づくと挨拶を返してくれた、私は後ろにチョコを隠しユメ様に渡そうと一度確認してみることにした。


「ユメ様、今日がバレンタインだと知っていますか」


ユメ様は知っていると言ったので、私はチョコを渡すと市販の物だと言ってみた、ユメ様が笑顔で嬉しいと言ってくれた時、私は恥ずかしくなりそのまま逃げるようになってしまった、また後で感想を聞きにユメ様の部屋に行こうと考えていた。


「そろそろ出来るかな」


私は調理場で皆の分のチョコを作っていた、これが出来たら冷蔵庫に入れている、チョコケーキをユメさんに届けようと思っていると。


「あれキューここで何してるんだ」


私がチョコの様子を見ていると後ろから声をかけられ振り返るとユメさんが居た。


「あ、ユメさん今バレンタインのチョコを作ってるんですよ」


私はユメさんに言うと、ユメさんはくれるのかと言ってきたが私は否定した、丁度良かったので私は冷蔵庫に入れておいたチョコケーキを入れている箱を出して、ユメさんに渡した。


「これがユメさんの分です」


ユメさんに渡すとユメさんは私に開けていいか確認してきたので私はいいですよと言った、ユメさんは中身を見ると不思議な顔になっていた、確かにバレンタインにケーキはやり過ぎたと思った私は、ユメさんに言うとユメさんは私の事を褒めて一緒に食べようと言ってきたが、私はまだ皆のチョコ作りがあるのでそれが終わってから食べることになった、私は急いでチョコの型を取り冷蔵庫に入れてから、ユメさんの所に行くと、二人分のチョコケーキと飲み物が用意されていた、ユメさんからチョコケーキと飲み物の牛乳を受け取ると、二人で話ながら食べていた、ユメさんからチョコケーキの感想を聞くと私は嬉しくなって微笑んでいた。


「それじゃあ部屋に戻るよ」


チョコケーキを食べ終わったユメさんは立ち上がった、私はまだ皆に配るようのチョコを袋に入れなければいけないのでユメさんとはお別れだ、そのままユメさんが調理場から出ていくと私は冷蔵庫に皆に配るようとは別のチョコを手にした。


「やっぱりこれはダメだよね」


そのまま私はユメさんに食べさせようと思っていたチョコを冷蔵庫の中に封印した。

フェイとクカの話は今日投稿します。

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