クカのバレンタイン
皆に謝り終わり、俺が歩いているとアルさんが箱を持って歩いていた、アルさんは俺に気づいてないので、さっきのチョコのお礼を言おうと近づいた。
「アルさん」
俺はアルさんに声をかけアルさんは俺が近づいて来たことに気づいた。
「ユメ様いい所で来てくれましたね、これからユメ様の部屋に行こうとしてたんです」
「俺になにか用だったんですか」
アルさんは持っていた箱を俺に渡してきた、俺はその箱の上を見ると名前が書いてあった。
「どうやらユメ様にバレンタインのチョコの用です」
どうやらこれを送ってきたのはクカのようだ、そういえばクカも毎年俺にチョコをくれたっけ。
「では私はこれで」
アルさんはそれだけ言って戻ろうとした所俺は呼び止めた。
「待ってくださいアルさん」
アルさんはこちらに振り返ると、俺はチョコのお礼を言った。
「今日渡してくれたチョコ美味しかったです」
「あれは市販の物ですし、私が作った訳ではないのですが」
「それでもお礼が言いたかったんです、それじゃあ」
お礼を言うと、俺はそのまま部屋に戻った、部屋に戻りクカが送ってきた箱を開けてみると、袋の中にチョコクッキーが大量に入っていた、クカの手作りだと思い中から一枚取り食べてみる。
「苦いな」
俺は甘いのも苦いのもいけるので、クカの作ったチョコクッキーは今日初めての苦いチョコだった。
「クカは最近どうしてるのか」
今度お礼の手紙でも書いて送ってみるかと考え、大量のチョコクッキーは皆に分け与えればいいと思った。
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